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更新日:2022年8月5日

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取手の火の見やぐら(その8)(飯島章)

写真に姿を留める取手最古の火の見やぐら

ご無沙汰をしていました。
今回紹介する火の見やぐらは、明治16年(1883)に撮影された古写真に写っている火の見やぐらです。
写真は下になります。
明治16年の取手の道普請(取手市教育委員会所蔵)
現在の県道取手東線の国道6号のガード下あたりから、西に向かって撮影したものと思われます。
水戸街道の宿場に由来する取手の街並みの西のはずれにあたります。

この写真は、取手の街並みを撮影した最古の写真になります。
明治17年に、現在は牛久市の女化原(おなばけはら)で陸軍の大演習が行われることになり、明治天皇が取手をお通りになることになりました。
そのため前年に大規模な道普請(道路工事)が行われました。その時の記念写真がこれです。
茅葺屋根の家が建ち並ぶさまは、江戸時代の宿場の光景とさして変わらないと考えられます。
また道の両側、家が建っているところが一段高くなっているのは、利根川の洪水を防ぐためだったそうです。
そしてこの写真の右側に、木製・はしご状の火の見やぐらが写っています。
火の見やぐらの部分を拡大したものが、下の写真です。
明治16年の取手の道普請の写真の火の見やぐらを拡大
半鐘がつり下げられているのも、わかります。
感じ方は人それぞれですが、半鐘の上の小さな屋根が、いい雰囲気を醸し出しています。
もちろん現存はしていませんが、写真に姿を留める取手最古の火の見やぐらと言えます。

今回のおまけ

今回紹介した写真は、8月9日(火曜日)から開催の埋蔵文化財センター第50回記念企画展「目で見てふりかえる取手」で展示されます。

資料の保存上、現物は展示しませんが、複写して引き伸ばしたものを展示します。
またご来館の皆様に無料で配布しているパンフレットに写真を掲載しています。
展示室の設営も進み、9日には皆様をお迎えできる予定です。
準備中ですが、本日の展示室の写真です。
50回記念企画展「目で見てふりかえる取手」展示室の光景
正面の展示ケースは、昨年度設置した縦型のケースになります。
今回、お披露目として市が所蔵する江戸時代の学者として高名な頼山陽の書の掛軸を展示します。
市内戸頭の海老原喜右衛門が、四国金比羅参りの帰り道、京都に頼山陽を訪ね父への土産として書いてもらったものです。
古美術・骨董品として購入したものではなく、山陽の為書(ためがき)もある、取手の郷土史と深いつながりを持つ歴史資料です。
海老原喜右衛門のご子孫が、市にご寄贈くださいました。

皆様のご来館をお待ちしています。
いつもながらの手前味噌な宣伝も入ってしまいましたが、最後までお読みいただき誠にありがとうございました。

 

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