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更新日:2024年1月29日

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長禅寺三世堂の内部が今年は公開されます(その2)(飯島章)

すでに市ホームページ、『広報とりで』令和5年4月1日号、前回(3月27日)のささやき等でお伝えしている通り、県指定文化財の長禅寺三世堂の内部が、4月18日(火曜日)に4年ぶりに公開されます。

  • 市ホームページの記事は、「4月18日の長禅寺三世堂の内部特別公開が開催されます」をご参照ください。
  • 『広報とりで』4月1日号の記事は、「広報とりで」2023年4月1日号の6ページに掲載されています。

公開時間は、午前9時から10時30分までと、正午から午後3時までです。
午前10時30分から正午までは法要行事のため堂内には入れません。
長禅寺の所在地は、このページ下の地図もご参照ください。

三世堂にかかる扁額(へんがく)

今回は、三世堂の外側にかかげられている扁額についてささやきます。
下の写真が、長禅寺三世堂の外観です。
県指定文化財の長禅寺三世堂外観
写真では見づらいですが、三層目の正面扉上と右側丸窓上、二層目の正面丸窓の上と下の四カ所に扁額がかかげられています。

三層目正面扉上の扁額

三層目正面扉上の扁額の写真です。
長禅寺三世堂三層目正面扉上の「施無畏(せむい)」の扁額
右から左に「施無畏(せむい)」と書かれています。
「施無畏」とは仏教の用語で仏や菩薩が人びとの恐れの心を取り去って救うことを言います。
また「施無畏」を行う力を持っている観世音菩薩の別称にもなっています。
長禅寺三世堂には、一層目には坂東三十三か所、二層目には秩父三十四か所、三層目には西国三十三カ所の各観音巡礼札所のご本尊の写しが安置されています。

三層目右側丸窓上の扁額

「施無畏」の扁額の右側にも扁額がかかげられています。下の写真です。
長禅寺三世堂三層目右側の扁額
「第八十八番」と縦書きで書かれ、右から左に「本尊薬師」と書かれています。
第八十八番とは、四国八十八か所の八十八番霊場大窪寺(おおくぼじ)です。
四国八十八か所霊場満願成就(まんがんじょうじゅ)のお寺になります。
大窪寺のご本尊は、薬師如来になります。
ここ長禅寺は、四国八十八か所をうつした新四国相馬霊場八十八か所の総本地になっています。
境内には一番・五番・八十八番の札所があります。

二層目正面丸窓の上の扁額

二層目正面丸窓の上には、このお堂の名称である「三世堂」と右から左に書かれた扁額がかかげられています。
下の写真になります。
長禅寺三世堂二層目の「三世堂」の扁額

二層目正面丸窓の下の扁額

二層目正面丸窓の下には、縦書きで「百一番 大鹿山長禅寺」の御詠歌が書かれている扁額があります。
写真は下になります。
長禅寺三世堂二層目のご詠歌の扁額
御詠歌は「ふたらく(補陀落)は いつくなるかと おも(思)ひしに 今大鹿に 法の花山」です。
先にもふれたように、ここ三世堂には各層に坂東・秩父・西国の各観音札所あわせて百か所のご本尊様のうつしが安置してあります。
これに三世堂そのもののご本尊である十一面観音菩薩が最後に加わり、三世堂が百一番の観音札所になるわけです。
4月18日の長禅寺三世堂の内部公開の時には、通常はお厨子の扉が閉じられている三世堂御本尊の十一面観音も御開帳になります。
下の写真は、三世堂一層目の内部を正面から撮影したものです。
正面のお厨子の扉が開けられています。
お厨子の扉が開けられた長禅寺三世堂ご本尊の十一面観音
ここ長禅寺三世堂は、堂内が一方通行で参拝者の流れが交差せずにお参りできる珍しい「さざえ堂」であるとともに、坂東・秩父・西国の各観音札所百か所と新四国相馬霊場八十八か所が集まる屈指のパワースポットとも言えます。

4月18日は、皆様のご来場をお待ちしています。

合わせて、当日(4月18日)に臨時公開される県指定文化財・市指定史跡の旧取手宿本陣染野家住宅もご見学ください。

 

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