現在位置 ホーム > 市政情報 > 市長・議会・各種委員会 > 市議会 > 市議会トピックス > (平成30年度)議会を知り・未来を語る(取手二中3年生&取手市議会)(第3弾)
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12月20日(木曜日)午前10時45分から、取手二中3年生代表19人の生徒が、取手市議会議場にて未来への提言を行いました。
第1弾は、12月13日(木曜日)に議員20人と議会事務局職員6人で取手二中3年生の各クラスに訪問し、出前授業を行いました。
第2弾は、12月14日(金曜日)に取手二中3年生がクラスごとに分かれて、取手市議会定例会最終日を傍聴しました。
そして、第3弾となる今回の企画は、学校は総合的な学習の時間の一環として、議会は、選挙投票年齢が18歳に引き下がったこともあり、学生時代から議会を知り、自らが生活している市や議会に関心を持っていただくために実施しました。企画名は「議会を知り・未来を語る」です。
議場内で議員がスタンバイする中、取手二中3年生代表の中学生議員の皆さんが到着すると、市議会議員、議会事務局職員が一斉に拍手でお迎えしました。
入場の際は、13日の授業の様子とともに、取手二中の校歌をBGMにしたスライドショーを流しました。
入場時、しっかりと一礼し、入場する生徒の姿に参加議員一同すがすがしさを感じつつ、よい緊張感ある空気から始まりました。
議会では、議長が決まっていないときの議事進行は「出席議員中の年長議員」が「臨時議長」の職務を務めます。このルールにしたがい、出席生徒議員の中で最年長の大里亮介議員が臨時議長を務めました。
緊張した面持ちでしたが、議長が決まるまでの間しっかりと、丁寧な議事進行を務めあげました。
議長選挙には、岩崎由羽(ゆう)君と右崎(うざき)杏奈さんが立候補を表明し、投票の前にそれぞれの所信表明演説を行いました。
最初に、議席番号の若い岩崎由羽(ゆう)君の所信表明。「若い人の意見を直接知っていただくことのできる貴重な機会なので、できるだけスムーズに、でも通常の議会と同じぐらい濃密なものにしたいと思います。」と表明しました。
次に、右崎(うざき)杏奈さんの所信表明。「各党から出された提言について、取手市議会議員の方々と協力して、取手市をよりよいまちにするために話し合いができたらと思います。これを踏まえ、進行をより円滑にできるように頑張ります。」と表明しました。
出席生徒議員19人による投票を開始。取手市議会で使用する本物の投票用紙を使用しての投票です。
各会派の代表生徒議員立ち会いのもと事務局職員による開票作業です。
議場内の空気はどのような結果になるのか緊張感に包まれています。
以上の結果から、右崎(うざき)杏奈さんが議長に当選、就任しました。
今回の議場提案は、12月13日(木曜日)に、3年生全員が各クラス8つほどのグループに分かれて予選を行った中で、各クラス代表の5つのグループが学年代表として行いました。
取手市議会には、理念や政策を同じくする「会派」が結成されています。これと同様に考え、各グループに会派名と会派代表者をあらかじめ決めていただきました。
議員提出議案第1号として「道路の舗装のし直し。ガードレール追加。街灯追加。ショッピングモール+アウトドア場(利根川近くに)をつくる」を提案。採決の結果、賛成多数で可決しました。
議員提出議案第1号 十明党党提出議案(PDF:65KB)(別ウィンドウで開きます)
議員提出議案第2号として「取手市民が取手市内で買い物をしない。とりでポイントカードやシルバーカフェをつくる」を提案、採決の結果、賛成多数で可決しました。
議員提出議案第2号 民声実現党提出議案(PDF:63KB)(別ウィンドウで開きます)
議員提出議案第3号として「自転車が置きっぱなしになっている。放置自転車に注意の切符を張る。有料の置き場をつくる。」を提案。採決の結果、残念ながら賛成少数で否決となりました。
議員提出議案第3号 学生党提出議案(PDF:58KB)(別ウィンドウで開きます)
議員提出議案第4号として「勉強できる場所が少ない。フリースペースに机や椅子を増やす。空いているテナントでカフェなどを開く。市や個人に施設の開設をしてもらうことや、市が個人に施設開設の手助けをしてもらう。」を提案、採決の結果、賛成多数で可決しました。
議員提出議案第4号 オーサ党提出議案(PDF:61KB)(別ウィンドウで開きます)
エッフェル党の皆さんは事前に現場を取材し写真を用いて提案説明を行いました。
議員提出議案第5号として「街灯が少ない。街灯の設置。街灯の光は青色で。」を提案、採決の結果、賛成多数で可決しました。
議員提出議案第5号 エッフェル党提出議案(PDF:62KB)(別ウィンドウで開きます)
各グループの議案の説明を聞き、質疑と討議が行われました。
中学生議員や市議会議員から各議案に対する質疑などが活発に繰り広げられました。
質疑に対し、一生懸命自らの提案に対する思いを込めて答える姿は印象的でした。
採決の前に会議を一度休憩し、生徒議員と各党の担当の市議会議員や事務局職員と対話しました。各グループ大変盛り上がり、再開時間ぎりぎりまで話を深めているグループもありました。
議会が一つになっていると感じさせられる瞬間でした。
配信映像には、現在どのような議事が行われているかがわかるような説明や、休憩中には議会事務局職員が作成した「市議会クイズ」のテロップを流しました。
対話後、右崎(うざき)生徒議長のもと採決を実施。1つ1つの議案に生徒議員が真剣に賛否を表していました。残念ながら否決の議案もありましたが、「これぞ議会」を感じさせられる瞬間でした。
可決した4件の提案は、右崎(うざき)生徒議長から入江洋一取手市議会議長に手渡されました。
入江洋一議長が生徒議員に対し、講評を行いました。入江洋一議長からは「残念ながら否決された議案を提出された皆さんも、悔しさをもって、なぜ否決されたのか、可決されるにはどうしたらいいのか、今一度考えてください。可決された議案については市議会でしっかりと議論をしてまいりますので、取手市議会にもぜひこれから興味を持ってほしいと思います。」と述べました。
右崎(うざき)生徒議長の閉会宣告後、「生徒議員一同起立」の号令のもと、右崎(うざき)生徒議長は議長席を降り生徒議員の中心へ。生徒議員と市議会議員、議場内の全員が起立し「ありがとうございました」の右崎(うざき)生徒議長のあいさつに、皆が「ありがとうございました」の声と拍手が響き渡り、議場内が満面の笑みと温かい空気に包まれました。
最後に、全員での記念撮影です。
無事終了し、ホッと一息をついている中、今回、生徒議長を務めた右崎(うざき)杏奈さんにインタビューしました。
議会を体験して、「楽しかった。みんなが見える位置からなので緊張した。議長選挙の所信表明をどうしようかなと、家では悩んだが上手に話すことができた。この案が、市民のためによくなるようつながればいいなと思いました。機会があれば、議員になるということにも興味を持てました。」とコメントしていただきました。
また、惜しくも当選はできませんでしたが、勇気をもって議長選挙に立候補した岩崎由羽(ゆう)君にインタビューしました。
議会を体験して「壇上での発言は緊張した。自分の住んでいる町のことを考えて発言することができて、楽しかった。また、この議場に来たい(議員になりたい)とも思った。」とコメントしていただきました。
傍聴席から生徒を見守っていた福田理明(まさはる)校長先生にもインタビューさせていただきました。
「この授業を通して、身近なことから課題を考え、町を、日本を考えられる生徒が育ってほしいです。この授業を受けた3年生は、将来選挙があったときには棄権することなく投票するようになると思います。主権者教育として素晴らしい授業です。これを経験できる取手二中生は貴重な経験ができました。議会にも関心を持つようになったと思います。」とコメントしていただきました。
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