現在位置 ホーム > 市政情報 > 市長・議会・各種委員会 > 市議会 > 市議会トピックス > (平成28年度)第2弾取手二中と取手市議会合同企画開催
ここから本文です。
平成28年12月19日(月曜日)午後1時30分から、取手二中3年生代表20人の生徒が、取手市議会議場にて未来への提言を実施しました。
第1弾は、12月9日(金曜日)に議会事務局職員が取手二中3年生全員の前で「議会」などについてを説明。
そして、第2弾となる今回の企画は、学校としては社会科授業の一環。議会としては、選挙投票年齢が18歳からとなったこともあり、学生時代から議会を知り、自らが生活している市の議会に関心を持っていただくために実施しました。企画名は「議会を知り・未来を語る」。どんな提案がされ、その議決結果はどうなったのでしょうか…。
阿部、渡部(わたなべ)、関川議員は、当日、正午前から集まり、あらかじめ生徒から預かった提案を、どうしたらよりよいものになるか調査した内容を出し合い、限られた時間を有効にするため議論を重ねていました。
大会議室に参加した議員20人がスタンバイ。取手二中3年生代表生徒20人が到着。司会の「生徒議員入場!」の声に一斉に拍手でお迎えしました。
入室時、しっかりと一礼し、入室する生徒の姿に参加議員一同すがすがしさを感じつつ、よい緊張感ある空気から始まりました。
司会の開会宣言後、佐藤 清(きよし)議長から、「初の試みで私たち議員も緊張していますが、限られた時間を有意義なものにしていきましょう。」と、あいさつしました。
提案の協議に入る前に自己紹介を実施。議員は「私が中学生のころは…」というフレーズを用いて自己紹介。とても会議室内が笑顔があふれ、和やかな空気に包まれました。
自己紹介の温かい空気から引き続き、生徒から提案された内容を議員として、さらによりよいものにするための話し合いを行いました。生徒の提案に対する思いを聞き、議員は強くうなづいてみたり、生徒も議員も一生懸命、「聞く姿勢」を持っての話し合いが行われました。
取手良くする党グループ
取手パコ党グループ
とりでを愛する会グループ
平和を愛する会グループ
取手改新党グループ
2MEN2WOMENグループ
議会では議長が決まっていないときの議事進行は「出席議員の年長議員」が「臨時議長」の職務を務めます。このルールにしたがい、出席生徒議員の最年長者の池長(いけなが)光紀(こうき)議員が臨時議長を務めました。
議長選挙には、蛯原ひなのさん、石引(いしびき)向日葵(ひなた)さんが立候補を表明し、投票の前にそれぞれの所信表明演説を行いました。
最初に、議席番号の若い蛯原ひなのさんの所信表明。「もし私が議長になったら、円滑に進め、皆さんが思っていることをはっきりとできるような空気を作り出すことを絶対にお約束します。」と身振り手振りで、原稿なしで表明しました。
次に、石引(いしびき)向日葵(ひなた)さんの所信表明。「これからの取手市のよりよい未来を考え、市民の皆様にとって公平で公正な議会を運営します。」と一言一言しっかりと表明しました。
出席生徒議員20人による投票を開始。取手市議会で使用する本物の投票用紙を使用しての投票です。
各会派の代表生徒立ち会いのもと事務局職員による開票作業です。
議場内の空気が結果はどうなのかと緊張感に包まれています。
以上の結果から、石引(いしびき)向日葵(ひなた)さんが議長に当選、就任しました。
開票結果が池長(いけなが)臨時議長から報告された際、惜しくも当選できなかった蛯原ひなのさんが、笑顔で拍手している姿は、とても印象的でした。最後の佐藤 清(きよし)議長からの講評の際も、このことに触れられ、普段とは反対側の執行部席に座っていた多くの議員も同様に感じていました。
今回の議場提案の前に、まず、3年生全員が各クラスで9つほどのグループに分かれて提案を行いました。その後、各クラス生徒によって選出されたグループと学年推薦グループの計6つのグループが、学年代表として議場での提案を行いました。
取手市議会には、理念や政策を同じくする「会派」が結成されています。これと同様に考え、各グループに会派名と会派代表者をあらかじめ決定していただきました。
議員提出議案第1号として「茨城国体が行われるまでに、人気の店やこれから話題になりそうな店(支店)を、駅周辺に出店を依頼して活性化させる。これが税収増につながる。」を提案。採決の結果、賛成多数で可決しました。
議員提出議案第1号 取手良くする党提出議案(PDF:54KB)(別ウィンドウで開きます)
議員提出議案第2号として「2020年ころまでに「Children・プロジェクト」子どもが2人以上の家庭に補助金を生まれた時と2年に1回、2人目15万円。3人目30万円。4人目以降50万円を支給する。また、「駅 Clean作戦」取手駅周辺の使われていない、また、外見が悪い所を取手市が買い取り、そこを送迎に使う無料の駐車場や店をつくる。「商店街の復活」白山商店街を復活させ、さらに店数を増やし、別の場所にも増やし、土・日に歩行者天国にする。「観光資源のPR」利根川でのサケの放流を全面的にPR。市内にあるすべての神輿を全て集合させる祭りを開催。「大型ショッピングセンター」市外からたくさんの人が来てくれるようにイオンなどの大型ショッピングセンター及び遊園地を郊外につくる。」を提案、採決の結果、残念ながら賛成少数で否決となりました。
議員提出議案第2号 取手パコ党提出議案(PDF:69KB)(別ウィンドウで開きます)
議員提出議案第3号として「2020年までに、空き店舗を活用して集客設備を作る。電車の始発前と終電後にバスを運行する。子ども(子ども連れ)が遊べる施設を建設する。」を提案。採決の結果、賛成多数で可決しました。
議員提出議案第3号 とりでを愛する会提出議案(PDF:64KB)(別ウィンドウで開きます)
議員提出議案第4号として「できるだけ早いうちに、家族連れの人の住みやすい町にするため、子どものいる家庭は様々な場面で免除・割引をされるようにする。子どものいる家庭を減税の対象にし、子育て家庭が取手市に引っ越してくることをねらう。」を提案、採決の結果、賛成多数で可決しました。
議員提出議案第4号 平和を愛する会提出議案(PDF:50KB)(別ウィンドウで開きます)
議員提出議案第5号として「なるべく早く実行しやすい順に、河川敷の開発(花火大会を四季に行う・花火大会時、取手市の特産ビール屋形船を運航・取手市の野菜を使ったバーベキュー施設)、国道6号線沿いに道の駅をつくり地元商品販売。(カップ麺などの当たりつき自販機も置く)、取手駅やリボンとりでの上の階に保育施設をつくる。」を提案、採決の結果、残念ながら賛成少数で否決となりました。
議員提出議案第5号 取手改新党提出議案(PDF:69KB)(別ウィンドウで開きます)
議員提出議案第6号として「1、2年で高齢者対策、地産地消のため、移動スーパーを行い、買い物に行くのが不便な人々に取手市でつくられた農産物も販売する。」を提案。採決の結果、賛成多数で可決しました。
議員提出議案第6号 2MEN2WOMEN提出議案(PDF:50KB)(別ウィンドウで開きます)
生徒議員からの説明後、石引議長のもと採決を実施。「税収のことを考えると賛成できなかった」など、1つ1つの議案に生徒議員が真剣に賛否をあらわしていました。残念ながら否決の議案もありましたが、これぞ!議会!を感じさせられる瞬間でした。
可決した4件の議員提出議案は、石引(いしびき)生徒議長から佐藤 清(きよし)取手市議会議長に手渡されました。
佐藤 清(きよし)議長から生徒議員に対し、講評を行いました。佐藤議長からは「本日いただいた提案は、今現在、取手市が抱えている課題と同じように感じた。2019年の茨城国体までや2020年の東京オリンピックまでなど、期限を定めたことはとても素晴らしく感じた。提案されたものは、今後、しっかりと市議会の中で審議し、一日も早く実現できるよう努力してまいります。」と述べられました。
石引(いしびき)生徒議長の閉会宣告後、「生徒一同起立」の号令のもと、石引(いしびき)生徒議長は議長席を降り生徒議員の中心へ。生徒議員も、市議会議員も議場内の全員が起立し「ありがとうございました」の石引(いしびき)生徒議長のあいさつに、皆が「ありがとうございました」の声と拍手が響き渡るとともに、ホッとした安堵(あんど)の表情と満面の笑みで議場内が包まれました。
最後に、全員での記念撮影です。
当日の映像は、取手市議会のインターネット配信公開しています。皆さんぜひごらんください。
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要です。Adobe Acrobat Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。
お問い合わせ
このページを評価してください。あなたのひとことが取手市ホームページを良くします。