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更新日:2017年4月6日

【市長コラム】健康に暮らせる家へ

市報「広報とりで」2016年4月15日号に掲載した市長コラムです。

本年1月に開催した取手市職員向けの講座(プラチナ構想スクール@取手)では、東京大学名誉教授の村上周三先生から「健康でエコな住環境」を整備していく必要性についてお話をいただきました。私なりにポイントをお伝えしたいと思います。

皆様はヒートショックという言葉を聞いたことがあるでしょうか。日本の古い家屋では、冬場居室は適切な室温が確保されているのに、トイレや浴室・脱衣室などでは暖房がなされていません。脱衣して寒さに急にさらされると血圧が急上昇し、さらに熱い湯に漬かると血圧が一層上昇します。その後体が温まると血圧が下がり始め、浴槽から急に立ち上がると血圧が急低下して意識障害が起こることもあります。これをヒートショックと言いますが、全国で年1万7千人の入浴関連死が起きているそうです。日本は寒冷地を除いて部分暖房、間欠暖房が一般的です。日本の冬季の死亡率は北欧等の寒冷国より5割も高くなっているそうです。

次に断熱性能の低い家から高い家に転居した人を対象に行った有病割合の改善度を示すデータが示されました。結露によるカビやダニの発生が原因と推定されるアレルギー性鼻炎や、気管支ぜんそく等の呼吸器系の疾患はもとより心疾患、脳血管疾患など健康改善が顕著で、慶応大学による推定では1世帯当たりの健康改善便益は経済的に定量化すると、年2万7千円に相当するとのことです。

また、断熱の低い住宅では高齢者の高血圧の割合が高いというデータや冬場に脱衣所が寒い(回答平均値12.4度)と答えたグループと、脱衣所の寒さを感じない(回答平均値14.6度)と答えたグループでは、健康寿命に4歳の差が生じているといった興味深い調査結果が示されました。

私は以前札幌(さっぽろ)に居住していましたが、二重サッシとしっかりした暖房のおかげで冬でも家の中では軽装で、肩も凝らずに快適だと感じ入ったものです。

さて、住宅環境の整備については、4月1日号の「広報とりで」の1面で紹介している「住宅リノベーション補助金」の対象となる場合もございます。この機会にこれからの住まい方を再点検されてはいかがでしょうか。

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