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更新日:2017年4月14日

【市長コラム】取手がオランダになる季節?

市報「広報とりで」2017年4月15日号に掲載した市長コラムです。

「取手がオランダになる季節?」というタイトルを掲げさせていただきました。オランダは国土の4分の1が海面下にあり、昔から度々水害に見舞われ、排水システムの確立は国の最優先課題となっていました。赤いチューリップの畑と美しい風車は絵はがきの定番ですが、風車は元々観光目的で作られたわけではなく、海面下にある土地が農地として有効に利活用できるための強制排水ポンプとしての役割を果たしているのです。

オランダと異なり海から遠く離れている取手市でも、内水排水問題は大きな課題です。17世紀中頃に江戸幕府は江戸を水害から守るため、利根川東遷といわれる大規模な河川のルート変更を行いました。現在の野田市関宿から江戸川に流れていた利根川本川を、河口部を銚子として太平洋に向ける一大土木工事を行ったのです。取手市の大利根橋から河口までは85.5キロありますが、この先6千分の1勾配(6キロメートル下って高さが1メートル下がる)という超緩勾配で大河が流れていくこととなります。利根川下流域の内水問題はここから始まったといえるのです。

さて、取手市ではこの利根川と支流である小貝川に排水樋管(ひかん)を通して雨水や処理済みの生活排水を流していますが、群馬県、栃木県、埼玉県といった上流部で大雨が降り、河川の水かさが増してきたときには、樋管(ひかん)からの河川水の逆流を防止するため、樋管(ひかん)を締め切らざるを得ません。この樋管(ひかん)を締め切っている状態では、水の自然流下は不可能ですので排水ポンプによるたまり水の強制排出を行います。オランダの風車と同じことを行うのです。

この春、取手市のたまり水の強制排出能力はより堅固なものとなります。機動力のある移動式のポンプ車(1分あたり排出能力15トン、揚程20メートル)を手配中でしたが、3月27日に納車となり冠水被害の緩和が期待されます。また、中央タウン横の古戸(ふっと)排水機場のディーゼルエンジンを本年5月までに2基新品と入れ替えます。また、国管理の戸田井の排水機場は、昨年4月に全面改修されましたが、排水ポンプの稼働水位が30センチ引き下げられたので、より早くたまり水の汲み出しが可能となりました。

平成27年度から道路側溝の泥の汲み上げ、都市排水路の清掃、土砂の排出にも力を入れております。冠水被害緩和のため、ハード、ソフト組み合わせて細やかに対処していきます。

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