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取手市は「気候非常事態宣言」を表明し、2050年に温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ」の実現に向けた取組を進めています。
令和4年7月28日(木曜日)、福祉交流センター多目的ホールにて、子どもたちに環境問題に興味を持っていただくことを目的に「夏休み環境教室」を開催しました。
当日は市内の小学4年生から6年生までの22人の子どもたちが参加。
講師にはNPO法人エコレンと茨城県県南農林事務所の皆さんを招き、「地球温暖化と森林」のお話と「間伐材で作るマイ箸作り」の工作を行いました。
まず、NPO法人エコレンの秋田事務局長から「地球温暖化と森林の大切さ」についてのお話がありました。
地球温暖化の影響で異常気象が多発していることなど、現状について説明していただいたあと、その原因である二酸化炭素を減らす、出さないようにするため、私たち一人ひとりにできる行動を具体的に教えていただきました。
その中で、森林には二酸化炭素を吸収するはたらきがあることに触れ、「地球にやさしい森林をみんなで守っていきましょう」と呼びかけていました。
次に、茨城県県南農林事務所の土田先生から、「森林のはたらきと役割」についてのお話がありました。
森林は、住宅や家具などに使用される木材を生産するだけではなく、水を貯えて洪水を防いだり、土砂崩れを防止するなど、私たちの生活を守る大切な役割を果たしていることを説明していただきました。
茨城県県南農林事務所の先生方やエコレンの皆さんに教わりながら間伐材のヒノキをカンナで削り、お箸作りを体験しました。
間伐材の削りかすは、ネットに入れて消臭剤や入浴剤として使います。
参加した子どもたちはお箸作りに夢中で取り組んでいました。