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更新日:2021年1月29日

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ゆく年くる年、今年は丑年(その2)艮(うしとら)の鬼門除け(飯島章)

天神前バス停

ご無沙汰してしまいました。
前々回(1月4日)は、井野天満神社についてささやきました。
牛は天神様こと菅原道真(すがわらのみちざね)のお使いとしてあがめられています。
さて市内小文間(おもんま)には、天神前というバス停があります。
下の写真になります。場所はこのページ一番下の地図をご参照ください。
小文間の天神前バス停付近
写真のやや左寄りに天神前バス停があります。
この辺りには戦国時代に小文間城主一色氏(いっしきし)の城館(じょうかん)があったと伝えられています。
一色氏は、清和源氏の血を引く武家の名門で、関東では埼玉県の幸手市に土着して勢力を有した一族がいました。
ところで、小文間城主が一色氏であったことを証する同時代の確実な歴史史料はありません。
しかし一色氏は天神様を厚く信仰し、一色氏にゆかりのある地には必ず天神様をまつる神社があると言われています。
天神前の地名が、天神様をまつる神社がこの辺りにあったことを伝えているのであれば、幸手一色氏の一族が小文間に土着して勢力を有していたことが想定されます。

小文間城と東谷寺

さて天神前のバス停の辺りからやや西側に小文間城跡の遺跡があります。
小文間城跡遺跡の場所は、茨城デジタルまっぷ(外部リンク)(別ウィンドウで開きます)をご参照ください。
この小文間城跡から北東の方角に東谷寺(とうこくじ)があります。
北東の方角を艮(うしとら)と言います。
さて十二支を方角に当てはめていきます。
360度を12等分すると30度になります。
子(ね)が北になりますが、子の方角は真北から東側・西側にそれぞれ15度ずつになります。
時計回りに次の30度が丑(うし)の方角になります。次の30度が寅(とら)の方角になります。
丑と寅の接する方角が、艮になります。真北から見て東に45度になります。すなわち北東です。
十二支と方角については、「日々是活き生き暮らし歳時記」の「十二支と方位」(外部リンク)(別ウィンドウで開きます)をご参照ください。
現在では俗信ですが、陰陽道(おんみょうどう)では艮の方角は鬼の出入りする場所とされています。
そこで小文間城から見て艮の鬼門除けに建立されたのが東谷寺となります。
と言うわけで、今年は丑年、天神様から艮の鬼門除けの話となりました。
最後までお付き合いいただき、誠にありがとうございます。

  • 新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、現在県独自の緊急事態宣言が出され、不要不急の外出の自粛が要請されています。
  • 今回もこれまでストックしていた写真データで作成しています。
  • 引き続き感染症拡大防止に、ご理解とご協力をお願いします。
    詳しくは、「新型コロナウィルス感染症に関する情報」のページをご参照ください。

 

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