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更新日:2022年11月28日

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【紛失注意】社会保険料控除証明書は年末調整や確定申告で必須(くろまめ)

あなたの元には「社会保険料控除証明書」が届きましたか?

社会保険料控除証明書は、所得控除を受けるために絶対必要な書類です。

「所得控除?」「社会保険料控除証明書がなぜ必要なの?」などの疑問が浮かんだら、今回の記事が役に立つはずです。所得控除とは何かから、社会保険料控除証明書の役割まで解説しています。

所得控除とは

1年間の所得に対してかかる税金が所得税です。
しかし、所得額すべてが課税の対象になるわけではありません。

所得金額から差し引くことができるものを所得控除と言います。

所得控除を受けると、所得の合計額から所得控除の金額が差し引かれ、残りの金額に対して所得税が計算されます。

たとえば、あなたの1年間の所得額が100万円、所得税率が5%の場合


所得税=100万円×5%=5万円です。

 

しかし、所得控除20万円を受けられるなら


所得税=(100万円ー20万円)×5%=4万円

となり、1万円税金が安くなります。

社会保険料控除は所得控除の1種

所得控除は全部で14種類あり、社会保険料控除はそのうちの一つです。
健康保険料、厚生年金保険料、国民年金保険料などが当てはまります。

社会保険料控除証明書とは

あなたが今年1年で支払った「社会保険料控除」の金額を証明する書類です。

国民年金の保険料、国民年金基金の保険料を支払った場合に発行され、確定申告や年末調整で使えます。

社会保険料控除証明書が届くのは11月頃

社会保険料控除証明書は、年末調整や確定申告に間に合うよう、毎年11月頃に日本年金機構から送られてきます。この控除証明書は、申告時に提出が必要なので絶対なくさないでください

社会保険料の種類と控除証明書の関係

国民年金や国民年金基金以外の社会保険料を支払っている人は、社会保険料控除はどうすれば良いのでしょうか。
社会保険の種類ごとに、控除証明書の有無をまとめました。

社会保険の種別・控除証明書の提出要否

  • 国民年金・提出必要
  • 国民年金基金・提出必要
  • 厚生年金保険・提出不要
  • 国民健康保険・提出不要
  • 国民健康保険以外の健康保険・提出不要

会社で年末調整を受けている人は、厚生年金保険や健康保険組合の保険料は会社で手続きしてくれるので、自分で何かする必要はありません。

自営業のかたなど、確定申告をする人は、国民年金保険料や国民健康保険料、任意継続保険料などを自分で支払っているので、自分で申告する必要があります。

ちなみに、証明書の提出が必要なのは、国民年金と国民年金基金の保険料だけです。

社会保険料控除証明書をなくしたときは?

以下の3通りの方法で再発行の手続きができます。

  • 「ねんきんネット」を利用して再発行申請
  • 「ねんきん加入者ダイヤル」で再発行申請
  • 年金事務所で再発行申請

ねんきんネットはインターネット上で再発行の申請ができて便利です。
しかし、利用するにはユーザーIDの発行が必要です。ユーザーIDがない人は、「ねんきん加入者ダイヤル」や最寄りの年金事務所で再発行申請しましょう。

再発行に必要なもの

ご自身のマイナンバーまたは基礎年金番号

 

社会保険料控除証明書は、あなたの所得にかかる税金を減らすための大切な証明書です。大切に保管し、年末調整や確定申告で使ってくださいね。

 

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