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市報「広報とりで」2008年11月1日号に掲載した市長コラムです。
ここ10年の間に小学生の就寝時間が大幅に遅くなったそうです。授業時の集中力の欠如や意欲の減退などは睡眠不足や朝食の欠食といった基本的な生活習慣の乱れと関係しているとの指摘もあります。標題の「早寝早起き朝ごはん」は平成18年に設立された全国協議会の統一標語ですが、朝ごはんの代わりに朝の挨拶とか朝掃除とかと改題して取り組んでいるところもあるようです。しっかり目覚めて、ゆとりをもって食事を済ませ、十分な意欲を持って登校しなければ一日がおぼつかないはずですが、取手の子どもたちは大丈夫なのでしょうか。
実のところ、子どもの生活習慣を言う以前に子育て中の働く父親、母親自身が残業や長時間通勤、夜遅くなってからのテレビ視聴などで夜型の生活にさらされています。それなりの覚悟で生活スタイルの改善に取り組まなければ早寝早起きの実行は難しいかもしれません。しかし、早起きが続けられたからこそ、プラスアルファの「三文(さんもん)の徳」が蓄積できる面もあります。私事で恐縮ですが、職務柄、外食での食べ過ぎが避けられないため、2月から毎朝、6キロ、7000歩の散歩を始めました。小貝川の川辺の景色の美しさや朝の空気のすがすがしさに心晴れ晴れするので、何とか今日まで続いています。健康な体があってこそ、気力が随(つ)いてくると実感しているところです。
さて、再び子どもたちに戻りますが、学校が登校日でない週末の朝、各ご家庭では子どもたちとどのような朝を過ごしておられるのでしょうか。農作業の手伝いや庭仕事といった家事手伝い、運動・稽古事、バードウォッチングや釣り等の自然とのふれあい、あるいは地域の清掃や行事への参画でしょうか。迷いなく身体を動かし生活のリズムが体感できるものだと言うことはありません。私は小学校時代、日曜の朝は城山登山という学校行事が定番でした。朝5時50分頃家を出て6時30分に標高百メートルほどの城山の山頂で学校の先生や児童や親たちとラジオ体操をして下山という生活を6年間続けました。気が乗らないときもありましたが、元気な子を習慣の中で培ってくれた山坂達者の教育に感謝しています。