現在位置 ホーム > 市政情報 > 市長・議会・各種委員会 > ようこそ市長室へ > 市長コラム(バックナンバー) > 2009年の市長コラム > 【市長コラム】下高井UR土地区画整理事業への期待
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市報「広報とりで」2009年3月1日号に掲載した市長コラムです。
現在、下高井地区を中心とするURの「下高井特定土地区画整理事業」が、平成23年春のまちびらきに向け急ピッチで進行中です。開発面積約80ヘクタール近くにも及ぶこの開発は、取手市にとって文字通り数十年ぶりの大型プロジェクトです。
隣接する自治体が新線開通効果や真新しい大規模ショッピングセンターの立地等によって人口が急増しているなかで、出遅れ感の否めなかった当市にとりましては、地域全体を活性化するうえで得難い好機です。
URや大型のデベロッパーによる計画的都市空間創出事業の特色は、単に、同地区内への新規居住者が増えるということに留まらず、もともと周辺に居住されている住民にも、多くのメリットを与えられるということにあります。生活関連施設の整備等により暮らしが便利になると同時に雇用を創出する事業所の張り付きによって、地域の産業振興にも大きなプラスを生じるからです。関東鉄道の新駅開業も、通勤通学に大きな利便をもたらします。また、同事業地内の西部を南北に抜ける都市計画道路が完成することで、従来、制約が著しかった南北の道路交通が円滑に流れるようになります。
その他様々にメリットがありますが、とりわけ市民全体の財産になると考えているのが、4.6ヘクタールもの自然の地形を生かした大きな公園が作られることです。子育て世代が子どもさんを遊ばせるのはもちろん、ご高齢のかたにとっても健康の保持増進に有効に活用できますし、自然観察や環境学習の面でも大いに使えるはずです。
さらに、公園に加え、敷地内で安心、安全にウオーキングが楽しめるように歩行者用の道路としてのヘルスロードが整備され、要所要所には休憩拠点が設けられるようです。また、小貝川のサイクリングロードに連結する形でサイクリングに適したコースも設定されるようです。
きびしい経済環境の下ですが、関係者とよく協力して多くの取手市民が楽しめる宝となるよう、整備促進を図ってまいりたいと存じます。