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更新日:2022年8月8日

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【市長コラム】誇れる郷土・取手をつくろう

市報「広報とりで」2009年8月1日号に掲載した市長コラムです。

XYZ空間の三次元軸に、X軸は「富・経済力」、Y軸は「公共福祉・住民サービス」、Z軸は「住民の誇り・愛郷心」を取った概念図
まちづくり方向性のイメージ図

取手市は、市内に大企業の事業所を有していること、東京に通勤する住民が多いことを特徴として、茨城県内で自主財源比率の高い恵まれた自治体と考えられてきました。財政力が伴っていたからこそ公立保育所が整備され、学校施設も人口増加に対応すべく順調に拡充し、老人保健センターなどの施設も整備されたわけです。ただ今後は団塊世代の大量退職という時期を迎え、税収はこの先大きく落ち込んでくると予想されます。

現在、進めている都市計画マスタープランづくりや二年後にまちびらきをする、下高井(しもたかい)ゆめみ野のURによる開発などは、上図でいえば、X軸の町の経済力・富を増加させていく基盤づくりです。それが伴ってこそ、Y軸に掲げる高水準の福祉や住民サービスも実現できます。町に活力をもたらすための産業振興策や有効な土地利用の促進には手数を惜しまず取り組んでいきます。

しかし、本当に住み応えのある良い町となるためにはそれだけで十分でしょうか?町が成熟してくればくるほど、そこに住まう人間の地域へのかかわり方といった住民の側の意識や行動がより大きな要素となりえます。Z軸に掲げた住民の誇り・愛郷心といったものです。自然環境への満足度、地域の歴史や文化への理解度などが含まれるのはもちろんですが、より踏み込めば、住民一人一人が地域社会の中での役割をイメージでき、その活動の結果を一緒に喜んだり反省したりする隣人がいて、日々の生活の中で手応えが感じられるコミュニティを守り持続させていくことが不可欠でしょう。

市は向こう十年の環境基本計画を市民委員の熱心な検討を基に策定しました。今後待ったなしでごみの減量化を実現していかなければなりません。ありきたりの大東京圏の一衛星都市という位置づけでなく、緑あふれる独自の文化都市として新しい取手市をつくり上げられるかが試されてもいます。
貴重な河川空間の緑と背後の紫峰筑波を誇らかにいつまでも仰ぎ見ることができるようにと心から念じるものです。

お問い合わせ

秘書課 

茨城県取手市寺田5139

電話番号:0297-74-2141(代表)

ファクス:0297-73-5995

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