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更新日:2021年12月1日

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【市長コラム】岡倉天心の生涯を映画化

市報「広報とりで」2010年12月15日号に掲載した市長コラムです。

日本の近代美術に大きな足跡を残した岡倉天心(おかくらてんしん)の生涯を伝える映画が制作されることとなり、生誕150年(没後100年)に当たる2013年公開を目指し、準備に入りました。

日本美術院創設者、岡倉天心は、北茨城の五浦(いづら)海岸に移り住み、横山大観(よこやまたいかん)や下村観山(しもむらかんざん)、菱田春草(ひしだしゅんそう)、木村武山(きむらぶざん)など日本を代表する日本画家を育てた美術の指導者です。急速な近代化ともみ合っていた明治の時代に日本の美、日本の心を堂々と世界に発信した思想家でもあります。映画では、天心と弟子たちとの葛藤や子弟愛を通し、世代を超え、美術、芸術のみならず日本の未来を問いかける普遍的テーマが描かれるとのことです。

さて、本年10月から「桜田門外ノ変」が全国公開され11月までに58万人を超える観客数を集めているそうです。桜田門外の変は、安政の大獄といわれた時代を終結させた幕末日本の一大転機ですが、水戸藩士の熱血の行動が新時代到来の礎石となったことが描かれています。この映画の制作に当たっては、水戸藩開藩400周年を祝う象徴的なイベントにしたいとの思いから県民・市民有志が支援の会を結成し、ロケ協力、エキストラの参加、資金集めや集客といった部分で大きく貢献しました。千波湖畔のオープンセットには多数の来場があり、来年3月以降も公開を延長するとのことです。地域を題材に、あるいはロケ地として映画が制作されるということは、地域振興の絶好のチャンスです。市ではフィルムコミッションという形で、これまでも映画やドラマの撮影に協力をしています。映画「孤高のメス」では市役所議場で撮影が行われ、市の職員数名もエキストラとして出演しています。

今回の「天心」映画実行委員会の発足に当たっては、市内からも数名のかたが制作協力への名乗りを上げられ、活動を始めていらっしゃいます。私も副実行委員長をお引き受けし、実行委員長の豊田北茨城市長を補佐することとなりました。映画化の準備と制作支援、公開上映を通して、県民の皆さんが郷土の歴史と文化、自然資源の価値を再確認し、地域への誇りを高め、地域活性化の推進役を果たしていただければと念願するものです。

お問い合わせ

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茨城県取手市寺田5139

電話番号:0297-74-2141(代表)

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