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更新日:2022年8月8日

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【市長コラム】命と財産を守る堤防の強化

市報「広報とりで」2011年8月15日号に掲載した市長コラムです。

7月末の新潟・福島豪雨では、7名のかたが亡くなられるとともに住宅や農業に多大な被害が発生しました。被害を受けられた皆様に心よりお見舞い申し上げます。

今回の出水は、死者15名、住宅の損壊(全壊・半壊・一部損壊)5700棟という甚大な被害をもたらした平成16年7月洪水をも上回るもので、信濃川(しなのがわ)下流の水位観測所では軒並み過去最高水位が観測されました。

しかし、それにもかかわらず、被害が一部地域にとどまり、とりわけ人口密集地域での大きな被災が生じなかったのは、ひとえに、前回豪雨後の築堤事業等の水害対策の効果が表れた結果だというのが関係者の一致した見方です。平成16年の豪雨を受けて、信濃川下流部では堤防のかさ上げが行われました。また、刈谷田川(かりやたがわ)では河川の付け替えや調節池の整備などが行われました。国・県を合わせて1000億の事業が平成16年度から20年度までに急ピッチで行われたのです。その結果は如実に現れ、信濃川の田上町保明(ほみょう)新田観測所においては、今回の最高水位が旧堤防高を上回る9.82メートルとなりましたが、新堤防が、11.2メートルとなっていたため、すんでのところで難を逃れました。工事がなければ水があふれ堤防が決壊していた可能性もあったわけです。

わがまち、取手市にとっても、決して、他人事ではありません。取手市では、平成21年に利根川(とねがわ)洪水ハザードマップ、小貝川(こかいがわ)洪水ハザードマップを発行して各戸に配布しました。利根川については昭和22年のカスリーン台風の総雨量を想定、小貝川については昭和61年洪水(明野町、石下町で堤防決壊)の総雨量を想定して洪水時の各地域の想定水深や避難場所等のお知らせをしております。地球温暖化に伴う短時間での想定を超えた降雨が頻発するようになっています。改めてご確認願いたいと存じます。

また、利根川では、稲(いな)築堤事業(残る中央タウン付近の150メートル区間についての堤防強化事業)が、ようやく環境が整い本年度中に測量、次年度以降用地買収ならびに工事着工という段階に来ています。少しでも、早く完成して水の不安が払拭されるよう、取手市民全員の総意で進めていく事業だと私は考えます。

川に挟まれた地域のなかで生活していること、堤防が命と財産を洪水から守ってくれる命綱であること、そのことを謙虚に受け止めて、安心な生活を作り上げたいと切に念じるものです。

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秘書課 

茨城県取手市寺田5139

電話番号:0297-74-2141(代表)

ファクス:0297-73-5995

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