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更新日:2021年12月28日

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【市長コラム】新春に舞い上がる凧のように

市報「広報とりで」2012年1月15日号に掲載した市長コラムです。

利根川の河川敷で開催される「とりで利根川たこあげ大会」は、昭和42年に始まり、今年で45回目を数える歴史ある大会です。広く関東各地から参加者が集い、筑波おろしの季節風に羽ばたく自作の凧(たこ)の遊泳に寒さを忘れて夢中になっています。例年、一般、子ども、団体など500人近い参加者でにぎわいます。「日本の凧の会」の皆さんや朝日新聞社などのご協力の中で続いてきているものですが、今では取手市の冬の風物詩として定着したと言っても過言ではありません。

小学生の子どもがお父さんやお母さんに手伝ってもらいながら、風をとらえようと走り回っている様子を見ると自分の子どものころの思い出がよみがえり、懐かしい思いでいっぱいになります。凧揚げに走り回れる広い野っぱらが少なくなっている中で、凧揚げに打ち興じる機会がない子どもも多くなっているに違いありません。利根川の河川敷が親と子の結び付きを強め、未来への夢をはぐくんでくれる貴重なステージとなっていることを感謝したいと思います。

さて、昨年の東日本大震災は、東北地方のみならずこの国に大きな災禍をもたらし、復興はもちろん復旧へ向けてもまだまだ克服すべき課題が山積しています。しかし、その一方で、震災後の国民意識の変化として、自らのできる範囲で応分の責任を果たし、少しでも、被災者を元気づけたいということから、個人やグループ等が自主、自発で行動を起こすという動きが活発化してきました。ほんの数年前、「関係ない」というコピーが流行して、無関心、無感動といった虚無的な演出がもてはやされていたことを思うと、大きな前向きのチェンジです。

地元、取手市においても、震災後、これまで以上に自主的、自発的な文化・芸術活動や、町おこしのイベントが盛んになってきました。来月には、取手宿ひなまつりがロングランで開催されますが、今回は目で見る楽しみに加えて、2日間にわたるジャズフェスティバルも加わり、耳からの感動も加わる演出となります。取手の確かな市民力が結実して、文字通りの取手を象徴する金看板に育っているのは間違いありません。舞い上がる凧のように、そして、今年の干支(えと)である昇り竜のように取手の活力、新しい取手スタイルが育つよう力を尽くしていきます。

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