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更新日:2021年10月27日

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【市長コラム】只見町の土砂災害の教訓に学ぶ

市報「広報とりで」2012年11月15日号に掲載した市長コラムです。

11月1日から2日にかけて、私が管理者を務めている利根川水系県南水防事務組合の議員とともに福島県南会津郡只見町(ただみまち)を訪れ、平成23年7月の新潟・福島豪雨災害の被害状況や復旧・復興への課題等について、視察に行ってきました。

日本有数の豪雪地帯であり、豊かなブナ等の森林に囲まれ、日本第二位の水力発電所を持つこの美しい町を23年7月末に記録的な豪雨が襲い、言い尽くせぬ被害をもたらしました。私どもは、只見町の目黒吉久(めぐろ よしひさ)町長から直接、「土砂災害の教訓に学ぶ」としてお話を聞くことができました。

まず、この災禍は、梅雨前線の停滞により、23年7月27日から30日までの4日間の降雨量が711ミリ、29日をはさむ24時間雨量で、527ミリという短期間の集中豪雨であったことが特色です。この結果、河川の氾濫、土砂崩れ、主要道路の決壊、主要な橋の流出、家屋の流出、浸水等が一挙に起こりました。行政も、速やかに対策本部を設置して総力を挙げて対応に当たりました。関係諸機関への連絡、自衛隊への出動要請も速やかに行われたようです。

しかしながら、対策本部にとって一番の痛手は、まず、固定電話、携帯電話を含め、町内への連絡手段がほぼ途絶したことから、町全体がどういう状況になっているのかを正確に把握することが困難となったことだと言います。このことから、現在では、衛星電話を設置して災害時の情報伝達を第一に考えています。次に、被災面積が広過ぎて、70人の職員では初期対応が間に合わなかったことです。現在、住民と役場との連絡を普段から取り合い、災害時に住民にお願いすることを明確化したとのことです。

さて、取手市の取り組みですが、地域の自主防災会の皆様に災害時優先携帯電話を配布し、情報の正確な伝達を図りました。また、災害の種類に応じて、自主防災会を交えた実地の訓練を地域ごとに重ねています。

この中で、特筆すべきものとして、茨城県のモデル事業として白山小学校で実施している、地域と学校が連携した防災力強化事業があります。

この事業では、学区内の通学路を児童と地域住民で調査し、大地震が発生した場合に、緊急的に避難できる場所を改めて確認することができました。さらに、これらの結果を下敷きやマップにし、実際の震災時に活用できるようにしました。

また、11月9日には、地域と学校が連携した合同の防災訓練を実施し、登校中に地震が発生した場合に、児童や地域のかたが避難所である学校まで、どのルートを通れば安全に避難できるのかを検証するため、GPS付きの携帯電話を利用して、避難ルートの確認を行いました。

子どもたちが危機意識を持って日常の通学から作り上げたこの実践的な避難計画を、災害時には周囲の大人がしっかりと支えていきたいものだと切に念じます。

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茨城県取手市寺田5139

電話番号:0297-74-2141(代表)

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