現在位置 ホーム > 市政情報 > 市長・議会・各種委員会 > ようこそ市長室へ > 市長コラム(バックナンバー) > 2015年の市長コラム > 【市長コラム】おぢや震災ミュージアムを訪問して

印刷する

更新日:2021年7月13日

ここから本文です。

【市長コラム】おぢや震災ミュージアムを訪問して

市報「広報とりで」2015年8月15日号に掲載した市長コラムです。

平成16年10月23日に発災した新潟県中越大震災を覚えているでしょうか。震度7の直下型地震が平穏な人々の暮らしを一瞬にして破壊しました。大規模な土砂崩れが起きた妙見(みょうけん)地区で92時間ぶりに救出された男児の映像、旧山古志(やまこし)地区で牛が泥の中で痩せ細っていくのを何ともできなかった切ない映像、生活の糧であるニシキゴイが停電で大量に浮いていた映像などが思い起こされるのではないでしょうか。

7月末、「おぢや震災ミュージアム(そなえ館)」を訪問しました。そなえ館は、震災体験の教訓を生かし、いざというときの備えを学ぶ防災学習拠点施設で、自主防災組織や自治組織、小学校・中学校の総合学習などに活用されています。昨年は天皇陛下のご視察もあったそうです。

見学コースは発災当時の再現映像から始まり、最後に地震動シミュレーターという装置で中越大震災や東日本大震災などの揺れを体験することができます。この館の特色は、被災者の苦労を音声や写真で生々しく伝えていることです。展示スペースも、3時間後・3日後・3カ月後・3年後に分けられ、それぞれの時点でどんなことが起こり、生活の立て直しのために何に取り組むことで復興を実現できたのかが見えるようになっています。

例えば、避難所や仮設住宅での冬場の難題は結露で、蛍光灯のグロー球の穴から垂れる水滴対策として、ペットボトルを半分に切り、水抜きしやすいようにキャップ部分を下側にしてぶら下げたそうです。また、小千谷総合病院の看護師さんの工夫で作られ商品化された、階段や坂で安全で使い勝手の良い「おぢやタンカ」など、現場の知恵の集積を見ることができます。一方、各地からたくさんの支援物資が届いたことはありがたいが、真夜中の到着、受け入れで対応する者が疲労困憊(こんぱい)してしまったなどの実話も伝わっています。

小千谷市のそなえ館だけでなく、周辺の長岡、旧川口、旧山古志を一体として、震災の記憶を未来に継承し地震防災を総合的に学べるよう「中越メモリアル回廊」がルート設定されています。近くに行かれた際には見学されるのも良いかと思います。

お問い合わせ

秘書課 

茨城県取手市寺田5139

電話番号:0297-74-2141(代表)

ファクス:0297-73-5995

広告エリア

広告募集要綱