現在位置 ホーム > 市政情報 > 市長・議会・各種委員会 > ようこそ市長室へ > 市長コラム(バックナンバー) > 2017年の市長コラム > 【市長コラム】「ほこた塾」で講師を務めてきました
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市報「広報とりで」2017年1月15日号に掲載した市長コラムです。
昨年12月に鉾田市まちづくり推進会議から招請を受け2時間の枠で講演を行ってまいりました。同団体は生涯学習推進会議が発展したもので現在70人の会員で、より住みよい鉾田市をつくろうと官民協働、市民協働のまちづくりを行っている団体です。また、同団体の人材育成部会が開催する「ほこた塾」は、平成11年からスタートしており、現在が第17期となっています。第17期は月2回の平日夜の基本講座と、休日の史跡探訪や自然環境調査といった特別講座から成る充実したプログラムとなっています。
私に与えられたお題は「茨城県の市長になった薩摩隼人(さつまはやと)、「よそ者」だから見えること」でした。自己紹介を兼ねて、私自身が青年期に自分の育った風土から何を学んだかをお話をさせていただき、高校、大学、社会人を経て、地方行政の分野に身を置く決意をするまでの道筋などを話させてもらいました。
次に、取手市長としての取り組みについて順を追って大きな骨格についてお話をさせていただきました。第一期における財政構造改革アクションプランの策定と計画的実施に基づく財政健全化への取り組み、未来図を描くという意味での産業振興策や都市計画マスタープランの策定、第二期では、東日本大震災からの復旧を進めながら、健康・医療・福祉を中心とした中心市街地の整備、学校、保育所の再編と施設整備に取り組んできたこと、取手市民大学の拡充など社会教育の充実を図ってきたことをお伝えしました。
そして、第三期にあっては、「プラチナ構想ネットワーク」、「幸福度リーグ」、「SWC(スマートウェルネスシティ)首長研究会」といったネットワークに参加することで、一流の専門家、識者の知見をぜいたくに取り入れるとともに、資源や人材を連携させていくことで「より快適で幸福な社会」を取手から構築する決意で今日の課題に全力で取り組んでいることをお話ししました。
ほこた塾は、担い手仲間づくりとして定着しているようです。取手市も、生涯学習分野には重点的に取り組んできていますが、今後、まちづくりに資する体験型生涯学習が要となって色合いの異なる地域リーダー間の協力、連携を進めることで、市民力の相乗効果が発揮される段階に進むと考えています。官民協働、市民協働を一層進め、オール取手で、未来を開いていきましょう。