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更新日:2018年9月12日

【市長コラム】大村智(さとし)先生の心に染み入る講演を聞いて

市報「広報とりで」2018年9月15日号に掲載した市長コラムです。

本年6月の全国市長会創立120周年記念市長フォーラムでは、2015年にノーベル生理学・医学賞を受賞された北里大学特別栄誉教授の大村智(さとし)先生の貴重な講演を聞くことができました。先生は、「実践躬行(きゅうこう)」という言葉を自らに課して社会のお役に立つ学問の研究と実践に一心不乱に努力を重ねて来られた方(かた)です。先生の開発した抗寄生虫薬イベルメクチンは、熱帯病のオンコセルカ症やリンパ系フィラリア症をはじめとする厄介な病気の治療薬として年間3億人に使われており、アフリカ大陸を中心に多くの生命を救い、希望ある日常生活を回復させてきました。

講演は、高校、大学とスキー、クロスカントリーの選手として活躍し、一流の師に恵まれて、スポーツに打ち込めたことへの感謝から始まりました。

そして、山梨大学自然科学科を卒業するも、就職先が容易に見つからず、ようやく都立隅田工業高等学校(定時制)に職を得たが、そこでの生徒との出会いが転機になったと続きます。仕事で疲れ果てている中、勤勉に授業に臨み、何とか実社会で認めてもらえる技術を身に付けようと必死に学ぶ生徒たちともまれる中で、自分自身の学問への向き合い方(かた)が不徹底であることを痛感させられ、高校教諭として働きながら東京理科大の修士課程を修了し研究者の道を歩むこととなったそうです。

海外留学後も、臆せずに世界最高水準の研究者たちと交流し、仲間を広げていく姿勢も見事です。アメリカ化学会のマックス・ティシュラー会長と家族同士で親密な親交を行ない、大村先生の国際的なネットワークが大きく広がりました。奥様がホームパーティーのホスト役を気軽に務めてくれたことで、その後の人間関係が大きく広がったとのことです。

最後に、先生の存在を際立たせているのは、人生への向き合い方(かた)の基本として、「芸術」や「大自然」といった人の徳性・感性を涵養(かんよう)してくれるものを大切にしていることです。私財を投じて故郷に韮崎(にらさき)大村美術館を開設し、北里メディカルセンターには一流の美術作品を豊富に展示してあります。講演の最後を先生は、「芸術を慈しむことによって感性が高められ、品性が陶冶される」との言葉で締めくくられました。

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