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更新日:2021年7月13日

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【市長コラム】壊れたら捨ててしまいますか?修理で物の命を再生する仕事人

市報「広報とりで」2019年8月15日号に掲載した市長コラムです。

7月にNHKで放映された「プロフェッショナル仕事の流儀 家電の命最後まで」を見て心を揺さぶられました。取り上げられていたのは三重の山深い里で電器店を営む今井和美(かずみ)さん(60歳)でした。依頼者の直してほしい、使いたいという思いに応えるため、メーカーを含む他の修理業者に全て断られたような家電などを目の前に置き、まるでパズルを解くように好奇心をぶつけ、諦めずに、気迫を持って不良箇所を特定し、自分で基盤などを作り直して修理していく姿に、誇り高き職人魂を見せつけられました。

「行き場をなくした廃家電の最後の病院」というテロップが出ていましたが、新しく買ったほうが直すより経済的という時代風潮の中で、使い込んだ道具は家族と同じ、愛着を持って最後の最後まで使い続けたいという思いから今井病院に行き着いた修理依頼者の喜びに溢れた表情が印象的でした。

さて、取手市においても、壊れたおもちゃを無償修理して再生させ、子供たちに喜びを与え、物の大切さを伝えていく事業に長年取り組んでおられる「取手おもちゃ病院」の皆さまの活動があります。「取手おもちゃ病院」(木村克彦代表)は2000年に設立され、これまでの19年間で1万1,900件の修理を行ってきたボランティア団体です。現在は、24人の会員で1年間に600件の修理を行っているそうです。プリント基板のICが壊れていて入手困難な場合などを除いて修理できているそうで、治癒率は93.7%と優秀です。

子供や保護者に喜んでもらえること、駄目と思ったものがよみがえり、おもちゃ本来の動きを取り戻す瞬間に立ち会えることがやりがいだと木村代表は語っていました。持ち込まれるおもちゃは、動くおもちゃ、キーボード、ゲームなど、多岐にわたるようです。手荒に扱われたぬいぐるみの骨折の話や、直そうとしたお父さんによる過度の分解で収拾がつかなくなってから持ち込まれる「お父さん分解」の事例など興味深いお話を聞かせていただきました。

修理で、物に新たな命を吹き込む仕事人たちの鮮やかな活躍に感謝すると同時に、愛着のあるものを大事に使い続けるという生活態度を、子供たちに伝えていきたいと改めて思う次第です。

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