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更新日:2021年12月28日

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【市長コラム】共感と寄り添いのコミュニティー防災

市報「広報とりで」2021年1月15日号に掲載した市長コラムです。

昨年の12月19日、東京大学大学院の松尾一郎客員教授による「災害多発時代!コミュニティー防災を進めよう」と題する講演が行われました。自主防災会の皆さん、市政協力員、民生委員の皆さんも、真剣に講演に聞き入っていました。

松尾先生のお話は、寝室の環境についての考察から始まりました。寝室にベッドの高さ以上の家具を置かない、置かざるを得ない場合は突っ張り棒などで家具固定を必ずする。まず、命だけは守ろうということです。

続いて、地球温暖化によって大型化し多発するようになった豪雨災害の実情についての報告があり、2018年に岡山を襲った豪雨を検証するNHK岡山放送局制作の特別番組が紹介されました。いざという時に「避難行動」を適切に取れるのか、生死を分けるものは何なのか、悲し過ぎる実録をもとに、「自分がその場にいたらどういう行動を取っただろうか」と考えさせられました。岡山水害に遭った多くの人が、親や先祖からの言い伝えを信じ、「水が来るのはあそこまで」と考え、経験値がひっくり返るほどの事態を想定していませんでした。そういう中でも、一人の死者も出さなかった集落の防災リーダーは、行政からの「避難指示」が出る前に全戸を訪問して、『これだけの大雨では「避難」しなくちゃならないだろうから、今のうちから準備をしておいてくれんね』と事前の呼び掛け訪問を徹底したことで、全戸が「避難」を完了できたと話していました。逃げようとしない高齢者には、「畳の上で死ぬのと泥だらけで見つかるのは大きな違いだよ、みんなが逃げるんだから一緒に逃げようよ」と説得したとのことです。

取手市が未曽有の大災害に遭遇した時に、命を守るために行政や地域コミュニティーは迅速に適切に行動できるだろうか、市民の皆さまも同じ思いを持って、早め早めに避難行動を起こしていただけるだろうか。これはいつも私が思っていることです。

松尾先生によれば、災害から命を守る三つの視点は、1あまねく人々が危機感を持てる社会 2それぞれが起こる被害を想像できること 3正しい行動、だそうです。共感と寄り添いのコミュニティーを普段から築いていくことが肝心だと思います。

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