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更新日:2021年12月14日

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【市長コラム】動物愛護から動物福祉の推進へ

市報「広報とりで」2021年12月15日号に掲載した市長コラムです。

11月5日の新聞に、長野県松本市で劣悪な環境のもとで千匹を超える犬を販売目的で取り扱っていた業者が、動物愛護法違反(虐待)容疑で逮捕された、との記事が掲載されました。記事が掲載される直前の日曜日に、私は取手市動物愛護協議会が主催する動物愛護講演会に出席して、講師の杉本彩氏(女優、公益財団法人動物環境・福祉協会Eva(エバ)理事長)のお話を聞きました。その中で、ペット業界における悪徳業者の暗躍について、最も悲惨な事例を写真付きで紹介していただいたのですが、新聞はまさにその当事者が逮捕されたことを知らせるものでした。

杉本氏の主張は極めて明確で、「私たちは家族のように心を通じ合わせる大事な存在としてペットを育て、そのペットに癒されたり、励まされたりするが、ペットを巡るさまざまな環境も視野に入れて、『動物愛護』から『動物福祉』の向上を目指さなければならない」ということです。

かつて茨城県は犬の殺処分件数が全国ワーストの記録がありましたが、平成28年に「茨城県犬猫殺処分ゼロを目指す条例」を公布し、飼い主への啓発や動物愛護団体との協力などを進めてきました。令和元年には譲渡適性があると判断される犬猫の殺処分ゼロを実現し、2年度も継続できました。取手市でも平成29年に動物愛護協議会を設置して以降、動物愛護に関する啓発活動を行ったり、飼い主のいない猫に避妊・去勢手術を実施し、無秩序な繁殖に歯止めをかける地域猫活動支援事業を行っています。また、動物愛護団体と連携し、猫の多頭飼育崩壊への対応についても行ってきました。

杉本氏は、講演の締めくくりで、足の障害のため歩くことさえままならず、また小脳の機能障害で絶えず頭を振り続けていた猫を迎え入れたお話をされました。杉本氏はその猫をさくらと名付け、2年半の間お世話されたそうです。どんな環境に置かれても、最後の最後まで生を受け入れて前に進むさくらの姿に杉本氏はたくさんの勇気と希望をもらったとのことでした。その話をされた時、会場が深い感動に包み込まれたのを私は肌で感じました。

動物にも、感情と心があります。人と動物が共に幸せを体感できる社会でありたいと思います。

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