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令和4年8月25日(木曜)、取手市福祉交流センター多目的ホールで「夏休み子ども消費生活セミナー」を開催しました。小学生と保護者を合わせて55人の参加がありました。
現在、世界では、地球温暖化や環境汚染等、様々な社会課題が発生しており、「持続可能性(サステナビリティ)」をキーワードとした問題解決が求められています。2015年の国連サミットでは、持続可能な目標(SDGs)が採択され、持続可能でより良い社会の実現を目指すことが、世界共通の目標として定められました。小中学校学習指導要領では「持続可能な社会の創り手」の育成が掲げられており、若者が果たす役割の重要性が増していくと考えられます。学校ではSDGsが積極的に取り上げられていますが、「環境問題や社会課題に取り組む商品やサービスが身近にない」という消費者意識基本調査アンケート結果もあります。従って、SDGsに興味はあるが、具体的な参加方法がわからない、取り組めていない人が多いということがわかります。(令和3年度消費者白書より抜粋)
消費者庁では、消費者基本計画において「消費者が主役となって選択・行動できる社会の形成」として、ライフステージに応じた体系的な消費者教育の推進を図るとともに、関連するSDGsとして「質の高い教育をみんなに」、「つくる責任、つかう責任」や「海の豊かさを守ろう」があります。
その取り組みとして、消費生活展実行委員会と消費生活センターでは夏休み子ども消費生活セミナーを開催しました。アーティストとSDGsを楽しく学ぶことができました。
SDGsの目標の中の一つである14「海の豊かさを守ろう」を中心に、啓発映像を鑑賞して、海洋汚染などについて学びました。途中クイズを交えながら自分たちの将来、未来について考えました。皆さん、真剣に講義を聴いていました。講師は、取手市消費生活センターの相談員が務めました。
SDGsミニ講義の様子
市内で活躍する美術作家アーティストの浅野純人(すみと)氏を講師に迎え、一人ずつアクアリウムを作りました。海の生き物を中心に各自いっしょうけんめいに作成しました。夏休みの工作になったと、みなさん喜んで持ち帰りました。
プラ板にマジックで海の生き物を描きます。
出来上がった作品「アクアリウム」。イルカとクリオネでしょうか。
最後にみんなで集合、素敵な作品が仕上がりました。感染対策も御協力いただきありがとうございました。
取手市消費生活展実行委員会 取手市消費生活センター