印刷する

更新日:2026年2月25日

ここから本文です。

「叉路」

夜の風景。歩道橋の階段の上から交差する道路と歩道を見下ろした構図で、右上で街灯が明るく光っている。

夜の風景

叉路(JPG:396KB)(別ウィンドウで開きます)

(注意)画像の無断転載および無断使用はご遠慮ください。

作品詳細

  • 第34回取手市長賞作品
  • 作者:川村 照乃(かわむら てるの)
  • 制作年:2025年
  • 種別:油画
  • 技法・材料:パネルにテンペラ、油彩
  • 寸法:縦162×横130.3センチメートル
  • 展示場所:未定

(注意)常設の展示ではないので、展示日時については文化芸術課にお問い合わせください。

作者コメント

屋外を歩いていると、綺麗なものがたくさんある。特別に構成せずとも身近な景色が十分なモチーフになると感じるようになった。日頃から意識して景色を眺めると季節は想像以上の速さで移ろい、草木や空の表情はわずかな時間でも変化する。とりわけ私の心を奪ったのが、夜の景色に漂う湿度や人工光が空間に滲む感覚である。光の種類は時代とともに変わり、現代の夜はまるで昼の延長のように明るい。やがて夜が夜ではなくなっていくかもしれない、、、そんな予感を抱きながら近所を歩く時間が、私にとって制作と思考の重要な起点となっている。

作品制作

支持体は、木製パネルに綿布を張り、その上に白亜地(はくあじ)(炭酸カルシウムや膠水(にかわすい)などを混ぜた地塗り材)を重ねたものを使用しています。その上から、テンペラ絵具と油彩を併用する混合技法によって描画しています。
本作では、テンペラによる不透明で安定した下層を基盤とし、その上に油彩の透明な層を重ねることで、画面に複数の層を内包させています。テンペラの硬質で明晰(めいせき)な質感と、油彩の水々しく柔らかい質感を組み合わせることで、空間に奥行きと揺らぎを生み出すことを試みました。
こうした絵具層の重層構造を通して、日本の夜景特有の湿度のある空気感を表現することを目指しています。

作品の前にジャンパーをかけた椅子と飲み物や画材が載った作業台がある。
油画「叉路」の制作風景

 

関連リンク

取手市長賞作品の一覧は以下のリンクからご覧いただけます。
取手市長賞(美術分野)

とりでオンライン美術館」では、この作品の他にも取手市が所蔵する美術作品をたくさん掲載しています。是非ご覧ください。

お問い合わせ

文化芸術課 

茨城県取手市寺田5139

電話番号:0297-74-2141(代表)

ファクス:0297-73-5995

広告エリア

広告募集要綱