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更新日:2022年7月11日

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議案と討論(ひびき238号)

令和3年第2回取手市議会臨時会・第2回取手市議会定例会で審議され、討論が行われた議案の結果、討論の概要をお伝えします。
討論は、表決の前に賛成・反対の意見を表明し、自らの考えに賛同する者を得ようとするものです。
議案には、市長が提出する予算案・条例改正案・人事案件の他、議員または委員会として提出するもの(意見書案・決議案等)があります。

令和3年第2回取手市議会臨時会(4月22日)

市長提出議案・議員提出議案の内容と議決結果は、次のとおりです。

令和3年第2回取手市議会定例会(6月10日から6月25日まで)

市長提出議案・議員提出議案の内容と議決結果は、次のとおりです。

第2回臨時会

市長提出議案

議案第32号 令和3年度取手市一般会計補正予算(第3号)…可決

〔内容〕新型コロナウイルスワクチンの早期接種に向けた体制整備、医療従事者へのワクチン接種費用等

  • 山野井議員【賛成討論】
    都心の企業で働くかたの6人に1人が、コロナ禍を機に移住を検討しているという調査結果がある。絶妙な取手市のメリットをPRし、コロナ禍でのピンチをチャンスに変えるテレワーク移住促進補助金を計上したことを高く評価。賛成。
  • 小堤議員【賛成討論】
    いずれの事業も、今まさに必要不可欠なものである。市民の切実な声を受けて議会から様々な意見や提言等を行ってきたことに対し、行政として一つ一つ取り組み、誠実に対応していく意思が感じられた。高く評価し、賛成。
  • 関戸議員【賛成討論】
    修学旅行や校外学習の延期の対策、臨時休校や分散登校に対応できる施策、分散勤務体制強化事業など、感染爆発時に速やかな対応が求められる際にも必要な措置を行えるようにする予算。賛成。

第2回定例会

市長提出議案

議案第35号 取手市個人情報保護条例及び取手市個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部改正…可決

〔解説〕行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の改正に伴い、条項を整理。また、情報提供ネットワークシステムの所管が総務省からデジタル庁に変更されることに伴う条文の整理を行うため、条例を改正するもの。

議案第36号 取手市手数料条例の一部改正…可決

〔解説〕行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の改正に伴い、条例の一部を改正するもの。

  • 小池議員【反対討論】
    議案第35号・第36号ともに個人情報などのデータ管理やマイナンバー制度の利用拡大などにつながっている条例改正。デジタル関連法は、行政が個人情報を集積し、そのデータが企業などに開放され、利便性が優先され、個人情報保護がおろそか。行政が守るべき個人情報を民間の営利目的に加担する状況をつくってはいけない。デジタル庁推進の法整備に関する条例改正に反対。

議案第39号 取手市移動等円滑化のために必要な道路の構造に関する基準を定める条例の一部改正…可決

〔解説〕バリアフリー法の改正・施行、国土交通省令の改正に伴い、「旅客特定車両停留施設(例:バスタ新宿)」の構造基準を追加するなどの改正。

  • 落合議員【賛成討論】
    現在、市民の意見を反映した市独自の自転車活用推進計画の策定を進めている中で、自転車歩行者専用道路の文言が盛り込まれたことを特に評価。高齢者や障がい者等を含む全ての人が安全で円滑に移動しやすい環境整備が進むことを期待し、賛成。

議案第40号 市道路線の認定…可決

〔解説〕白山地区の開発により新しくできた道路を市道として認定するもの。

  • 小堤議員【賛成討論】
    市道の認定は、新生活を始める市民、ずっと住んでいる市民の双方にとって住環境の向上につながるもので、移住・定住のための必須条件。選ばれるまちへの小さな一歩と確信。賛成。

議案第41号 取手市立藤代小学校校舎大規模改造工事請負契約の締結…可決

〔解説〕建築後40年が経過。外壁補修・塗装、スロープ設置、給排水衛生設備・消防設備改修、バリアフリートイレ併設エレベーター棟増築

  • 久保田議員【賛成討論】
    バリアフリートイレを併設したエレベーター棟の増築など、どんな人にも使いやすくなることは大切。取手市の未来を担う子どもたちが健やかに学習、生活できる環境の整備。賛成。
  • 遠山議員【賛成討論】
    合併当時から外壁もトイレも汚く改修を望んできたが、市内全域の全ての学校耐震化を優先してきた。まだまだ改善する箇所はあるが、やっと大規模改造工事に取り組まれたことを評価。賛成。

灰色のコンクリートでできた4階建ての学校の様子
藤代小学校(改修前)

議案第42号・第43号 消防・消防団ポンプ自動車の取得…可決

〔内容〕運用開始後28年が経過した戸頭消防署のポンプ自動車と運用開始後27年が経過した第1分団に配備されているポンプ自動車の更新

  • 金澤議員【賛成討論】
    消防力が向上し、市民の生命・財産を守る能力が向上する。また、第一分団の一員として待ちに待った更新。さらに団結して消防団活動にまい進したい。賛成。

議案第44号 令和3年度取手市一般会計補正予算(第5号)…可決

〔内容〕集団予防接種休日等医療従事者派遣事業、子ども・子育て支援交付金、生活困窮者住居確保給付金、鉄道軌道安全輸送設備等整備事業補助金など

  • 遠山議員【反対討論】
    グリーンスポーツセンター第1体育室床補強工事は、本来なら検証後に補正予算を再提出するべき。たとえ市民サービスのためとはいえ、問題を解決しないまま補正予算を認めるわけにはいかない。反対。
  • 根岸議員【賛成討論】
    グリーンスポーツセンター第1体育室の使用に支障を来したままにしておくことは、市民に不利益をもたらす。早急に進めてほしい。しかし、厳しい財政状況の中、本来ならあってはならないこと。しっかり検証・総括を。賛成。
〔解説〕グリーンスポーツセンター第1体育室床補強 経過
  • 令和元年9月 バスケットゴール購入
  • 令和2年2月 床のたわみを確認
  • 令和2年12月 床補強工事設計予算を可決
  • 令和3年6月 補強工事予算を可決。今後、原因の検証を進めることを一般会計決算・予算審査特別委員会として求めた

議案第45号 令和3年度取手市一般会計補正予算(第6号)…可決

  • 染谷議員【賛成討論】
    取手市議会感染症対策会議の提言事項を受けて実施。交通弱者対策や地域格差に配慮した点、交通量が増加すると予想される学校付近の安全対策に努めるなど点を評価。賛成。

議員提出議案

意見書案第6号 コロナ禍での東京五輪開催中止の決断を求める意見書…否決

〔提出者〕関戸議員 他2人

〔内容〕

  1. 日本政府・東京都は国民の命と暮らしを最優先に、今夏、コロナ禍における東京五輪開催は中止の決断をし、強くIOCに求めること
  2. 東京五輪中止によって利用可能になった各資源を、コロナの感染拡大防止対策に活用すること
  • 根岸議員【賛成討論】
    新型コロナウイルス感染症が終息されていない現状での五輪開催は、私たち国民の命を脅かしかねない愚かな選択。たとえ無観客開催でも医療逼迫や感染拡大のおそれはなくならない。賛成。
  • 小池議員【賛成討論】
    開催には深刻な不足に直面している医療施設や医療設備などの貴重な資源が必要。医療従事者を苦しめ、国民の不安は高まる。人々の命と暮らしを守ることが、自治体の本義・責務。賛成。

意見書案第7号 脱炭素、脱原発を進め、再生可能エネルギー電力の割合を高める2030年エネルギー基本計画の改定を求める意見書…否決

〔提出者〕根岸議員 他2人

〔内容〕

  1. 国は、次期エネルギー基本計画で、2030年度の再生可能エネルギー電力目標を60%以上、2050年度には100%を目指すこと
  2. 国は、巨大なリスクを抱える原子力発電は廃止し、石炭火力発電も段階的に2050年までに廃止すること
  3. 国は、脱炭素社会に向けて、再生可能エネルギーを強力に推進する政策への転換を早急に進めること
  • 細谷議員【賛成討論】
    目標が高すぎるという意見もあるが、内容は人類の将来のために達成しなければならないと思う。脱炭素社会を世界の最高レベルで伍していくためには技術開発を後押しする国家プロジェクトが必要。私もささやかながら節電を考えている。賛成。
  • 関戸議員【賛成討論】
    日本は極めて自然エネルギーに恵まれた国。自然エネルギー・再生エネルギーへの大きな転換を進めることが地球上のあらゆる命を守る上で大きな意味を持つ。目標は大変高いが目指す意味で賛成。

意見書案第8号 水戸地方裁判所土浦支部における労働審判の実施を求める意見書…可決

〔提出者〕山野井議員 他3人

〔内容〕

  1. 水戸地方裁判所土浦支部において、労働審判の取り扱いを開始すること
  2. 上記のため必要な裁判官及び裁判所職員の増員、物的施設の整備を行うこと
  • 久保田議員【賛成討論】
    水戸地方裁判所土浦支部では、今のところ労働審判は実施されていない。県南地域のかたは本庁(水戸市)まで行かなければならない。市民に対する司法サービスは地域で差があってはならない。地方裁判所の支部でも取り扱いを。賛成。

決議案第1号 国民健康保険18歳以下被保険者の均等割額の全額減免を求める決議案…否決

〔提出者〕遠山議員 他2人

  • 加増議員【賛成討論】
    県国民健康保険運営方針の一部改定により、賦課方式を2方式に変更することに伴って国保税の増額も想定される。令和4年の方式変更前に、これまでの累積黒字の国保会計を有効に活用し、18歳以下の均等割保険税の全額免除によって、子育て支援の促進を図るとき。賛成。

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茨城県取手市寺田5139

電話番号:0297-74-2141(代表)

ファクス:0297-74-1990

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