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更新日:2023年1月10日

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請願(ひびき245号)

請願は、皆さんが国や県、市区町村に対し、要望を伝える制度です。憲法には、国民の基本的権利として請願権(第16条)が保障されています。

議会への提出は議員の紹介を通じて行います。

このページでは第4回定例会で審議された請願の討論を掲載しています。

請願

請願の内容と議決結果は、次のとおりです。

 請願第34号 中高層建築物の改修に係る現地確認と法令遵守の指導を求める請願…趣旨採択

提出者

関鉄ニュータウン自治会 会長 貫井徹ほか2人

紹介議員

落合信太郎

討論内容

  • 落合議員【趣旨採択反対、請願賛成】
    市に点在する中高層建物の現状を見ても、時代の変化により改修されたり、今後のニーズに応じて利用される。地域の活性化は喜ばしいが、事業主のかたは、市民の皆様の良好な生活環境を保持しつつ進めていくことが大前提。今後も良好な近隣関係を保持して地域における健全な生活環境が維持されることを求める。趣旨採択に反対、請願採択に賛成。
  • 根岸議員【趣旨採択賛成】
    現地を確認し、近隣のかたにお話を伺い、執行部にも再度詳細を確認した。近隣住民の方々の不安感を理解した一方、所有者は法令違反をしておらず、法的義務のない住民説明会を住民の要望によって開催しているのも事実。近隣住民と所有者が必要なコミュニケーションを取ることで解消されることもある。今後の成り行きを注視し、必要があれば策を講じるべき。趣旨採択に賛成。
  • 小池議員【趣旨採択反対、請願賛成】
    地域で暮らしている方々が心配や不安を抱えている現状は、大変な事態。現在の対応にプラスアルファの対応を図ることはできないのか。市民が困っていることに対して、行政としてできることを追求していくことが大事。趣旨採択に反対、請願採択に賛成。

趣旨採択とは
請願に対する議会の意思決定は、会議規則では「採択」か「不採択」の2種類です。しかし、願意は十分に理解できるが、実現することが難しい場合などに用いる議決結果として「趣旨採択」があります。

 請願第35号 市議会議員選挙を市長選挙と同日選挙とすることを求める請願…不採択

提出者

菅谷栄

紹介議員

石井めぐみ・細谷典男・山野井隆

討論内容

  • 山野井議員【賛成討論】
    統一地方選挙へ参入するメリットは3つある。投票率・投票環境の向上。メディア等による選挙広報の恩恵。また、市長選挙との同日執行による2,000万円の経費削減が示されており、市民サービスを支える財源確保につなげられる。美浦村は、5か月の任期を返上し、全議員一致での決議案をもって解散した。当市議会においても自主解散し、統一地方選挙へ参入するべき。賛成。
  • 根岸議員【反対討論】
    請願趣旨に引用されている美浦村の例を調査したところ、同一選挙とすることが投票率アップにつながるかどうかは判断しにくい。同日選挙とするのならば、2024年の選挙の際の条件とすることを協議するのが妥当。反対。
  • 結城議員【賛成討論】
    学説では、地方議会選挙は統一したほうがよいという考え方が優勢。その理由は、同時にたくさんの選挙が行われることで国民の政治への関心が高まる。国民の政治への関心が高まると自治への意識も高まり、投票率の向上が期待できる。政治への関心が高まり、投票率が向上することは民主主義にとってよいこと。また、選挙を管理・監視する自治体職員たちの情報の収集が進んで、業務の円滑化やコストの低減を図ることができる。公費負担がある以上、そこを軽減していくことは非常に大切。賛成。
  • 加増議員【反対討論】
    市議会議員選挙を2023年の市長選挙と同日選挙にすることは、大義名分もなく、あまりにも拙速。投票率が年々低下してきた要因を、改めて私たち議員は考え、もっと議論を重ねるべき。また、市民が幅広く選挙や政治に関心を持つ環境をつくる努力が必要。反対。
  • 山野井議員【2回目の賛成討論 加増議員に反論】
    加増議員が「大義名分」と言ったが、大義名分が必要なのか。財政効率化と投票率の向上、投票する人の安全性まで、しっかりと根拠を示してる。根拠を示さないで政治家をやっていいのか。加増議員に反論。
  • 加増議員【2回目の反対討論 山野井議員に反論】
    大義名分とは「人として踏み切った行為、重大な行為を行う」ということ。茨城県議会議員選挙は「黒い霧問題」で選挙の日程が変わったが、こういうことがない限り十分な議論もせずに、請願が出されて、これを多数決で決めるということは、とんでもないこと。山野井議員に反論。
  • 結城議員【2回目の賛成討論 加増議員に反論】
    厳しい財政状況から地方議会の自主解散は増えると予測し、自主解散を望む住民の声を拒否する場合、プロセスを住民と共有しないと、もともと関心を持たれていない議会が、さらなる不信を招くと書かれている文献もあり、これらが大義名分である。加増議員に反論。

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お問い合わせ

議会事務局 

茨城県取手市寺田5139

電話番号:0297-74-2141(代表)

ファクス:0297-74-1990

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