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更新日:2021年10月28日

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議案と討論(ひびき235号)

令和2年第3回取手市議会臨時会・第3回取手市議会定例会で審議され、討論が行われた議案の結果、討論の概要をお伝えします。
討論は、表決の前に賛成・反対の意見を表明し、自らの考えに賛同する者を得ようとするものです。
議案には、市長が提出する予算案・条例改正案・人事案件の他、議員または委員会として提出するもの(意見書案・決議案等)があります。

令和2年第3回取手市議会臨時会(8月7日)

令和2年第3回取手市議会定例会(9月1日から9月18日まで)

第3回臨時会

市長提出議案

 議案第49号 令和2年度取手市一般会計補正予算(第5号)…可決

〔内容〕新型コロナウイルス感染症対策事業(市民生活支援・経済支援・感染拡大防止)・議会棟食堂厨房改修工事

  • 加増議員【反対討論】
    GIGAスクール事業の導入より少人数学級こそ優先すべき。また、プレミアム付商品券事業はやめて、市内小規模事業者全てに支援金として支給すべき。反対。
  • 山野井議員【賛成討論】
    プレミアム付商品券事業について、本市が設定する40%のプレミアム率や事業者への5%換金プレミアムなどは、消費者、事業者どちらにとっても有意義。賛成。
  • 久保田議員【賛成討論】
    防災情報の発信力を強化するため、防災ラジオを市民のかたに広く普及することは大切なこと。新生児特別給付金は、コロナ禍の大変な中、妊娠期間を終えて出生した新生児を抱える世帯の経済的負担を軽減する重要なもの。賛成。
  • 小堤議員【賛成討論】
    いかなる状況下でも、きちんと学習できる環境を整えてあげることが行政の責務。その意味からも「GIGAスクール構想」への対応は大変意義ある。賛成。
  • 金澤議員【賛成討論】
    GIGAスクール環境整備事業は、子どもたち1人1台のタブレット環境となることで、公正に個別最適化された環境の実現、また、先生にも、1人1台のタブレットが整備されることにより負担が軽減され、子どもたちと向き合う時間がさらに確保されることを期待。地方創生臨時交付金を活用し、市民が安全で安心な生活を送れるよう、新型コロナウイルス感染症対策に取り組んでいる点を評価。賛成。
  • 結城議員【賛成討論】
    フィットネス事業者への支援は、市民の健康づくりも支援することにもつながる。事業継続応援給付金は市の独自事業で、新たに市内で開店した事業者のかたには朗報。プレミアム付商品券は商工会と連携をとっているこの事業を高く評価。賛成。

 承認第7号 令和2年度取手市一般会計補正予算(第4号)の専決処分の承認…承認

〔内容〕低所得のひとり親世帯への臨時特別給付金給付事業・小中学校の衛生環境を保つための学校保健特別対策事業等・生活困窮者住宅確保給付金給付事業の増額補正・地域公共交通等事業者への支援

  • 落合議員【賛成討論】
    現在この長期化する、コロナ禍の中で様々な困難に立ち向かうかたがたを支援する予算が盛り込まれている。賛成。

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第3回定例会

市長提出議案

 議案第50号 取手市長等の損害賠償責任の一部免責に関する条例…可決

〔内容〕条例で市長等の市に対する損害賠償責任の上限額を定め、その上限額を超える部分を免責することができるようにするもの。

  • 加増議員【反対討論】
    条例で賠償責任を免責するということは、市長の責任を曖昧にする物。住民訴訟に真摯に向かい、責任を果たすべき。反対。
  • 根岸議員【賛成討論】
    条文に「市長等は、当該市長等が職務を行うにつき善意でかつ重大な過失がないとき」とあるが、誰が「善意でかつ重大な過失がない」かを判断するのか確認をしたところ、条文に書かれてないが、第三者機関の審査行程は必ず経ること、最終判断は裁判所の判決結果によること、免責した場合はその結果を公表し議会へ報告することが確認できた。賛成。

 議案第52号 取手市手数料条例の一部改正…可決

〔内容〕通知カードの再交付手数料の廃止

  • 加増議員【反対討論】
    マイナンバーカードは個人情報の漏えいやカードの紛失といった国民の不安から顔写真つきのマイナンバーカード取得は進んでいない。本議案はマイナンバー法の改正によるもので、紙製のカードから公的個人認証の電子証明書が登載されたマイナンバーカード化を促進し顔写真つきのカードを持たざるを得ない状況にしていくことは、マイナンバーカードの押しつけ。反対。

 議案第54号 令和2年度取手市一般会計補正予算(第6号)…可決

〔内容〕新型コロナウイルス感染症対策事業(児童福祉施設等が行う感染症防止対策への支援、オンライン保健指導事業等)、新田コロナウイルス感染症拡大に伴い延期等を決定した事業の減額、高井小学校校舎内部改修事業等

  • 遠山議員【反対討論】
    補正予算の総額対し、コロナ感染症対策の事業予算は1割に過ぎない。増額補正の多くは財政調整基金など各種基金に積み立てる内容となっている。新型コロナウイルス感染症対策にもっと財政調整基金を取り入れ、基金を増やすことよりも市民の声に応えるべき。反対。
  • 入江議員【賛成討論】
    令和2年度は、市制施行50周年を迎える記念すべき年だったが、今般のコロナ禍により、各種記念事業が延期となっている状況だが、市として、新型コロナウイルス感染症対策への数々のきめ細やかな対応を検討した補正予算の計上がなされている。賛成。
  • 落合議員【賛成討論】
    児童福祉施設等に対する新型コロナウイルス感染防止対策への支援や、新型コロナウイルス感染症患者の搬送業務などの防疫等作業に従事されている職員のかたがたに特殊勤務手当を支給するもの。日々我々の暮らし最前線で奮闘されているかたがたへの支援が盛り込まれている。賛成。
  • 金澤議員【賛成討論】
    新型コロナウイルス感染症対策に対する項目が盛り込まれた対応になっている。また、決算剰余金は、地方自治法や地方財政法にのっとって対応されている。賛成。

 認定第1号 令和元年度取手市一般会計決算の認定…認定

  • 関戸議員【反対討論】
    多くの自治体がコロナ対策で様々な施策を行う中、取手市の対策が遅れ、初期の対応について問題があった。取手駅西口の整備は正面の大きなビル1棟が残ったまま進められているが解決策も見えていない。また、異常気象による自然災害が多発し、世界中で食料危機が起きている中、農地でもある桑原地区で水田を埋め立て新市街地をつくる計画に市税をつぎ込んできたが、予定地は河川氾濫のハザードマップで5メートルも浸水する地域。子育て環境の整備は、保育士が不足、待機児童も解消されていない中、公立保育所の削減が周辺住民への説明もないまま進められている。市民の願いに応えた施策はあるものの問題がある。反対。
  • 石井議員【賛成討論】
    町の活性化、人口減少、少子高齢化への対応、安心安全な学校教育、協働と持続可能な自治体運営に力を入れてきたことを高く評価。特に、昨年から開所した藤代駅南口の防犯ステーションの設置は地域に密着した防犯活動や情報発信を行い、地域住民の防犯の意識向上を図っている。賛成。
  • 久保田議員【賛成討論】
    財政が厳しい中でも、茨城国体では地元開催の競技は大変盛り上がった。防災ラジオの整備は、自然災害が多発する中での正確な情報や注意喚起などを促し、市民の安全・安心につながる。市立保育所のICT化の推進は、保育士さんの負担が大幅に軽減されることにより保育士の人材不足対策になると期待。また、市の魅力映像や取手市民のうたの制作は、市民の一体感を高め、アピールができる。賛成。
  • 佐藤議員【賛成討論】
    長い目線で若者の定住化を図り、活気と魅力あふれるまちづくりをしていくことが大切。限られた予算をめり張りある配分した成果が得られている。賛成。
  • 関川議員【賛成討論】
    井野なないろ保育所・地域子育て支援センターの開所、県内では初となる公立保育所のICT化、取手駅ビル4階の「たいけん美じゅつ場VIVA(ビバ)」のオープン、また、新たに取手市民のうたの制作も行われた。今後もより身近に芸術に触れる機会を発信し、「取手市といえばアート」と言われるような町を目指してほしい。ほかにも、学校教育環境の整備や、いきいき茨城ゆめ国体など、限られた予算を効率的に配分し、市の魅力度の向上に寄与する事業が多く実施されていた。賛成。
  • 須田議員【賛成討論】
    いじめ防止対策では、市教育委員会と全小中学校が一体となり、いじめの早い段階から、迅速かつ適切に対応していくため、スクールカウンセラー・スーパーバイザーの配置やいじめの対応、並びに教育相談の在り方について、調査・研究・検討の推進など行われた。賛成。
  • 金澤議員【賛成討論】
    とりで未来創造プラン2016、まちひとしごと創生総合戦略の最終年度に当たり、まちの活性化、定住化の促進、学校教育の充実、協働と持続可能な自治体運営を重点事業として、市の魅力度を高め、選ばれる町の実践を目指した事業が数多く実践された。賛成。

 認定第2号 令和元年度取手市取手駅西口都市整備事業特別会計決算の認定…認定

  • 関戸議員【反対討論】
    取手駅西口は最後のA街区の区画整理事業で、駅前の建物が解体されたが1棟が残ったままとなっている。このままでは事業はさらに遅れ、事業費も中断補償費も膨らむばかり。反対。

 認定第3号 令和元年度取手市国民健康保険事業特別会計決算の認定…認定

  • 遠山議員【反対討論】
    コロナ禍で市民の健康不安が高まる中、医療の負担軽減が切実に求められいる。毎年、大幅黒字の国民健康保険事業特別会計は、国保税を取り過ぎていることの証。反対。

 認定第4号 令和元年度取手市後期高齢者医療特別会計決算の認定…認定

  • 遠山議員【反対討論】
    被保険者のほとんどが年金受給者のなか、年金が減る一方で、保険料は一向に引き下げられず、医療保険料の均等割軽減の見直しなど、ますます負担増となっている。反対。

 認定第5号 令和元年度取手市介護保険特別会計決算の認定…認定

  • 遠山議員【反対討論】
    介護保険制度は導入から3年ごとに事業計画の見直しがされ、そのたびに給付削減と利用者負担増を押しつけられてきた。保険あって介護なしの実態が、医療や年金の改悪と合わさり、市民の老後不安は否定できない。基金を活用してでも保険料の値上げを行わないでほしい。反対。

 認定第6号 令和元年度取手市競輪事業特別会計決算の認定…認定

  • 小池議員【反対討論】
    従事員の中で、取手市内在住者は3割で取手市民の雇用確保になっているとは言えない状況。公営ギャンブル事業で自主財源を図ろうとする市の根幹の考え方を改め、一刻も早く公営ギャンブル競輪事業から撤退をし、市民の憩いの場となる施設整備の充実を求めるべき。反対。
  • 染谷議員【賛成討論】
    懸念されているギャンブル等依存症対策だが、ギャンブル等依存症対策推進基本計画に沿って、競輪独自のポスターやステッカーの作成、施行者担当者向け研修会の実施等の対策やギャンブル等依存症についての理解を深めるために大学生に向けたセミナーを行ったり、啓発週間において、ポスターや刊行物の掲示やホームページ上の掲載など広く周知している。競輪事業はスポーツの発展、社会貢献の意味、そして税収面からも取手市に必要な施設。賛成。
  • 須田議員【賛成討論】
    競輪事業は、税収やスポーツ振興という面も強く、社会貢献、地域の雇用という観点から見ても必要な施設。賛成。

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議員提出議案

 決議案第1号 デモテック戦略特別委員会設置に関する決議案…可決

〔提出者〕岩澤議員 他6人

〔論点〕デモテック戦略特別委員会の定数及び審査目的

  • 遠山議員【反対討論】
    デモテックについては初めて取り組む大きな課題なので、定数8人の議員だけでなく議会の総意として全員で取り組むべき。また、審査目的に取手市議会基本条例を入れるべき。反対。
  • 金澤議員【賛成討論・遠山議員に反論】
    取手市議会は早稲田大学マニフェスト研究所、東京インタープレイ株式会社、一般社団法人地域経営推進でのデモテックの連携協定を締結している。4者と私たち24人の全議員によるデモテック会議を効果的、効率的に行うためにも、その方針等を協議するデモテック戦略特別委員会の設置は必要。賛成。
    基本条例に関することは今までの特別委員会にも、あえてそういった内容は盛り込まれていない。また、特別委員会の設置に関する定数に関しては、申合せ事項で全議員の半数以下とすると決まっている。遠山議員に反論。
  • 遠山議員【金澤議員に反論】
    金澤議員の討論に議会基本条例をわざわざ目的に入れることではないだろうとの発言があったが、コロナ禍での臨時議会や6月定例会は、市民の声を議会の中で行政に届け、在り方をチェックするべきとうい点で基本条例から見ても問題があった。議会基本条例に関することを審査目的に追加した上で、議会の在り方も含め、ICT化をどう取り組むか、取り入れていくかを調査していきたい。金澤議員に反論。
  • 金澤議員【遠山議員に反論】
    議会基本条例の在り方について議論するのは、議会運営委員会の場。特別委員会で審査をする目的に当たらない。遠山議員に反論。
  • 遠山議員【金澤議員に反論】
    特別委員会でなくても全員参加で、デモテックがどうあるべきかということを調査分析していきたいという立場からの発言。議会基本条例について考えるわけではなく、審査目的の中にしっかり据えた上で取り組むべき。金澤議員に反論。

 決議案第2号 令和元年度取手市一般会計決算に関する決議案…可決

〔提出者〕一般会計決算・予算審査特別委員会 赤羽委員長

〔内容〕令和元年度取手市一般会計決算の審査を踏まえ、次年度以降の予算編成等に必要と考える提言事項

  • 遠山議員【賛成討論】
    現在のコロナ禍や戦後最悪の経済状況のもとでは、桑原地区整備事業は3者で話し合いをしないとできない。学校給食費の未納解消については、あくまで子どもたちの生活環境を心配しての提言である。賛成。
  • 細谷議員【賛成討論】
    桑原地区整備事業の主導権は事業協力者にある。今年に入り、コロナ禍による経営の変容が見られ、事業協力者の意思確認が必要。賛成。

 意見書案第9号 新型コロナウイルス感染症拡大防止PCR検査体制の抜本的強化を求める意見書…否決

〔提出者〕関戸議員 他2人

〔論点〕世田谷区のように、PCR検査について、「いつでも、どこでも、何度でも」を目標とすることの是非

  • 金澤議員【反対討論】
    施設入所前や介護・保育・教育現場などでの社会的検査ニーズにこたえるために、医療の必要な患者への対応が遅れるようなことがあってはならない。単純な拡充に反対。
  • 関戸議員【賛成討論】
    感染者が出ていなくても、PCR検査を行うことが大変重要。この意見書を出すことで、感染がなくてもPCR検査を広げようとする国の姿勢を後押しすることになる。賛成。

 意見書案第12号 新型コロナウイルス感染症に係る地域医療現場への支援拡充を求める意見書…可決

〔提出者〕山野井議員 他2人

〔論点〕PCR検査体制の在り方

  • 吉田議員【賛成討論】
    この意見書は、地域医療現場の実情に寄り添ったものであり、報道の在り方を含め、国に対して抜本的改革を求めることは極めて妥当。賛成。
  • 関戸議員【賛成討論】
    コロナ感染症を防ぐためには、PCR検査数を増やしていくことは必要。国がそのように進めようとしたときに、地域の中で混乱を起こさないようにすることが非常に大事。賛成。

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お問い合わせ

議会事務局 

茨城県取手市寺田5139

電話番号:0297-74-2141(代表)

ファクス:0297-74-1990

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