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更新日:2021年10月28日

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請願(ひびき235号)

請願は、皆さんが国や県、市町村に対し、要望を伝える制度です。憲法には、国民の基本的権利として請願権(第16条)が保障されています。

議会への提出は議員の紹介を通じて行います。

このページでは第3回定例会で審議された請願の討論を掲載しています。

請願

請願第7号 教職員定数改善と義務教育費国庫負担制度堅持のための政府予算に係る意見書採択を求める請願
請願第8号 「市民の意思を市政に反映させるため、公平かつ公正に議論をつくす」議会運営を求める請願
請願第9号 国の責任による「20人学級」を展望した少人数学級の前進へ意見書提出を求める請願
請願第10号 取手市内の全ての小中学校で少人数学級の実現を求める請願

請願本文については、令和2年第3回定例会(請願)ページをご覧ください。

 請願第7号 教職員定数改善と義務教育費国庫負担制度堅持のための政府予算に係る意見書採択を求める請願…採択

〔提出者〕茨城県教職員組合 杉山繁ほか264人
〔紹介議員〕山野井議員
〔内容〕1 計画的な教職員定数改善により少人数学級を推進すること。
2 教育の機会均等と水準の維持向上を図るため、義務教育費国庫負担制度を堅持すること。

  • 小池議員【賛成討論】
    子どもたちが日本のどこに住んでいても、教育を一定の水準で平等に受けられるという憲法の理念を据えて、豊かな子どもたちの学びの保障のために、教職員の増員や教員の質の向上を図り、少人数学級を推進することを求めている。賛成。

 請願第8号 「市民の意思を市政に反映させるため、公平かつ公正に議論をつくす」議会運営を求める請願…不採択

〔提出者〕遠藤俊夫ほか184人
〔紹介議員〕関戸・細谷議員
〔内容〕1 コロナ感染を気づかい、不安を抱く市民(子どもや営業者を含む)の様々な要望、意見を集約し、市に届ける議会・議員としての役割をさらに強く果たすこと。
2 公開、合議制の議会原則を守り、少数会派や少数意見を尊重する議会運営を心がけること。
3 「一般質問」の意義を再確認し、議員個々の質問する権利を奪わないこと。
4 オンライン活用は、民主的議会運営の原則を踏まえ、議員間で十分議論を含め、市民にも情報を公開し、市民とも協議を深めるなどして、拙速に進めないこと。

  • 金澤議員【反対討論】
    コロナ禍において、二元代表の一翼である議会として、市議会感染症対策会議により提言事項の追跡調査による回答を求めている。本請願は、当市議会の運営や二元代表制を理解していない。反対。
  • 関戸議員【賛成討論】
    コロナ対応という最も市民の強い関心のある事項に関する一般質問を認めないと制限することは、市民の願いを踏みにじることになる。賛成。
  • 根岸議員【賛成討論】
    私たちは、取手市議会基本条例の理念にのっとり、その役割を果たすべく日々努力している。この請願は、私たちに対し、より高みを目指してほしいという市民の願いと受け止める。賛成。
  • 小池議員【賛成討論】
    民主的な議会運営を求める市民の声を素直に受け止めることが大事。厳しい意見こそ、しっかりと受け止めることで、次へのステップにつながる。賛成。
  • 金澤議員【関戸・小池議員に反論】
    請願の紹介議員から、請願者に議会の正確な情報が伝わっているのか疑問。また、議会運営委員会で共産党の小池議員は、茨城県がステージ4になった場合を想定しても、定例会通常開催を一歩も譲らず議論にならなかった。こういったことをしておきながら、民主的な議会運営を主張するのはいかがなものか。関戸・小池議員に反論。
  • 関戸議員【金澤議員に反論】
    請願者と紹介議員は一体ではない。また、市内の感染状況や全体の感染状況を見て判断したものであり、共産党が一歩も譲らないということではない。金澤議員に反論。
  • 小池議員【金澤議員に反論】
    茨城県がステージ4の場合には、最初から通常開催は明らかに無理という否定から入っており、深い議論が行われず民主的とは言えなかった。金澤議員に反論。
  • 細谷議員【金澤議員に反論】
    請願者と紹介議員が一体であるならば、請願を出す必要はなく、議員自らが意見書を出せばいいだけである。請願者と紹介議員が一体ではないから紹介ということになる。金澤議員に反論。
  • 金澤議員【細谷・関戸・小池議員に反論】
    請願者の意を酌んでの紹介議員なので、しっかりとした立場でなるべきである。また、緊急事態宣言が発せられている中で、正副議長・会派代表者が出席する市議会感染症対策会議として、市に提言を提出することで、その役割を果たした。細谷・関戸・小池議員に反論。
  • 関戸議員【金澤議員に反論】
    市議会感染症対策会議で議論しているから、会派としての行動はしない、市長への要請はしないというふうに抑えることは大変問題である。金澤議員に反論。
  • 細谷議員【金澤議員に反論】
    紹介議員と請願者は一体であるべきだというのは、請願を提出するときはそうだが、その後の審査の過程で変わることはあり得る。金澤議員に反論。
  • 小池議員【金澤議員に反論】
    議員全員が健康な状態で議会に参加できるという前提においては、議会を短縮したり、開催しないという方向に行ってはならない。金澤議員に反論。

 請願第9号 国の責任による「20人学級」を展望した少人数学級の前進へ意見書提出を求める請願…趣旨採択

〔提出者〕新日本婦人の会取手支部 山口ひろ子ほか1人
〔紹介議員〕細谷・小池議員
〔内容〕1 子どもたちのいのちと健康を守り、成長と発達を保障するため、緊急に20人程度で授業ができるようにすること。そのために教職員増と教室確保を国の責任で行うこと。
2 「20人学級」を展望し、少人数学級を実現すること。そのために、国は標準法を改正し、教職員定数改善計画を立てること。

  • 小池議員【趣旨採択反対、請願賛成】
    教職員、保護者などにとっての少人数学級の良さを誰もが理解している。だからこそ、その実現へ展望を持ち、市民が要望することはとても尊いことであり、その要望をしっかりと受けて、実現へ段階的に取り組みを進めることは政治の役割である。趣旨採択反対、請願賛成。

趣旨採択とは
請願の願意は妥当ですが、実現性の面で確信が持てないといった場合に、不採択とすることもできないとして採られる請願に対する決定方法の1つです。

 請願第10号 取手市内の全ての小中学校で少人数学級の実現を求める請願…不採択

〔提出者〕新日本婦人の会取手支部 山口ひろ子ほか1人
〔紹介議員〕細谷・小池議員
〔内容〕子どもたちのいのちと健康を守り、成長と発達を保障するため、取手市内の全ての小中学校で、「3密」を避ける少人数学級を実現すること。そのために、教員増と教室確保のための予算を配置すること。

  • 加増議員【賛成討論】
    取手市における少人数学級実現のため、私たち議員は、この請願の趣旨を受け止め、市に求めるべき。この請願者の思いを受け止め、子どもたちの未来への投資として、教育への予算確保は再優先されるべきもの。賛成。

お問い合わせ

議会事務局 

茨城県取手市寺田5139

電話番号:0297-74-2141(代表)

ファクス:0297-74-1990

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