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更新日:2022年4月28日

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議案と討論(ひびき237号)

令和3年第1回取手市議会臨時会・第1回取手市議会定例会で審議され、討論が行われた議案の結果、討論の概要をお伝えします。
討論は、表決の前に賛成・反対の意見を表明し、自らの考えに賛同する者を得ようとするものです。
議案には、市長が提出する予算案・条例改正案・人事案件の他、議員または委員会として提出するもの(意見書案・決議案等)があります。

令和3年第1回取手市議会臨時会(1月20日)

市長提出議案の内容と議決結果は、次のとおりです。

令和3年第1回取手市議会定例会(3月10日から3月18日まで)

市長提出議案・議員提出議案の内容と議決結果は、次のとおりです。

第1回臨時会

市長提出議案

 議案第1号 令和2年度取手市一般会計補正予算(第9号)…可決

〔内容〕新型コロナウイルスワクチンの早期接種に向けた体制整備、医療従事者へのワクチン接種費用等

  • 染谷議員【賛成討論】
    ワクチン接種により、生命、健康を損なうリスクの軽減や医療への負担の軽減、さらには社会経済の安定につながる。また、徹底した情報公開がワクチンへの信頼感につながるので、国からの情報を積極的に市民に伝えてほしい。賛成。

 議案第2号 令和2年度取手市競輪事業特別会計補正予算(第1号)…可決

〔内容〕車券発売収入の増額に伴うもの

  • 山野井議員【賛成討論】
    競輪事業は、市の財政面に大きく貢献している。また、競輪業務の運営に伴い多くの雇用の創出の場となっている。健全な公営競技としての競輪事業を継続することで、収入面だけではなく、スポーツ振興や社会貢献の面において、さらなる発展を期待。賛成。

第1回定例会

市長提出議案

 議案第3号 取手市行政組織条例の一部改正…可決

〔内容〕市民相談業務を政策推進部所管から総務部所管に移管するもの

  • 関戸議員【反対討論】
    広聴は、市政全般について広く市民の声を聞き、政策につなげていくという大変重要な意味を持つ。取手市政における広聴の位置づけが極めて弱くなってきている。今回の改正によって、これまでの広聴の姿勢が改善されるとは考えられない。反対。
  • 結城議員【賛成討論】
    定住化の第一歩は、まず知ってもらうこと。NHKの大河ドラマで水戸徳川家にも興味が集まっている。徳川斉昭公や慶喜公が江戸と水戸を行き来するときに、取手宿本陣で宿泊したこと等が歴史に残っている。このチャンスに、ほどよく絶妙な取手市の魅力を様々な手法で発信することを新しい魅力とりで発信課に期待。賛成。

 議案第8号 取手市介護保険条例の一部改正…可決

〔内容〕介護保険料の改定等

  • 遠山議員【反対討論】
    介護保険料だけでなく国民健康保険税や後期高齢者医療保険料も負担が大きく、一層暮らしに厳しさが広がっている。安全安心な老後を過ごせるよう介護保険料の引上げに反対。

 議案第9号から議案第12号まで 介護関係の4条例の一部改正…可決

〔内容〕指定介護支援事業、指定地域密着型サービス、指定地域密着型介護予防サービス、指定介護予防支援の人員や運営等に関する基準を定めている厚生労働省令の改正を踏まえ、その基準を参酌している条例についても同様に改正するもの。

  • 遠山議員【反対討論】
    今回の制度改正は、人手不足が顕著な介護福祉施設等の現場を、情報通信技術を活用して、いかに少ない人数で回すかといった発想に立っている。こうした対応は、一層、職員の人材確保が困難となり、利用者にとっても悪影響を及ぼすことになる。反対。

 議案第17号 令和2年度取手市一般会計補正予算(第10号)…可決

〔内容〕学校施設整備、給食センター施設整備、都市公園施設長寿命化対策、地籍調査、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金活用事業、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保等

  • 関戸議員【反対討論】
    コロナの感染は全国一律で広がるものではないため、自治体独自の取組が大変重要だと考える。今、ワクチン接種と併せ、感染拡大を防ぐために重要な課題である未症状の感染者を早く発見し保護するという対策が必要だが、何らない。新型コロナウイルスの変異が急速に拡大する中、ワクチン一辺倒での防止対策でよいのか不安でならない。反対。
  • 入江議員【賛成討論】
    本補正予算は、国の令和2年度補正予算における各種補助事業を積極的に活用し、市としての魅力を創出し定住促進や生活環境の維持発展に向けて、また引き続き新型コロナウイルス感染症予防への対策を丁寧に実施するためのもの。また、新型コロナウイルス感染症による影響もさることながら、なおも厳しい財政運営が求められる中、活力あるまち取手市の実現のため、社会変化に対応するための補正予算であることを認め、その必要性を高く評価。賛成。
  • 落合議員【賛成討論】
    ワクチン接種に関しては、医師会の先生方の御協力、関係機関との連絡を密に図り、臨機応変な対応をしながら万全の接種体制を構築するともに、健康被害を恐れる市民の皆様に対しては、市で予防接種事故災害補償を実施するなど、分かりやすく隅々まで情報伝達を図り、スムーズで効果的な集団接種が進むよう願う。また、小中学校トイレの蛇口の自動水栓化に関しては、コロナ感染拡大防止はもとより、今後の季節性インフルエンザ感染対策としても末永くその効果を発揮するものと高く評価。賛成。
  • 金澤議員【賛成討論】
    非常用発電設備の改修は、災害時、市民の安心安全を守るために必ず必要なもの。また、舟山、吉田保育所、さらには東部子育て支援センター解体工事も完了する予定で、吉田保育所の跡地は一部民地もあるので、しっかりと議論をして市民にとって有意義な跡地利用になるよう願う。さらに、小中学校や公共施設のトイレ自動水栓化など、感染症予防対策事業も計上されている。賛成。
  • 金澤議員【関戸議員に反論】
    関戸議員は、経済支援であったり市民の支援、感染拡大防止が不十分であるため反対とのことだが、この補正予算に反対するということは、結果として、盛り込まれている事業の全ての執行を否定するということになる。関戸議員に反論。
  • 関戸議員【金澤議員に反論】
    補正予算の全ての項目に反対しているわけではない。全体として、市民生活や経済支援対策を市民は望んでいる。金澤議員に反論。
  • 金澤議員【関戸議員に反論】
    議会には予算の議決権があるが、その議決権はこの予算に賛成か反対かの2択。今、この状況では全てに賛成か全てに反対ということに結果としてなる。関戸議員に反論。

3人の女性の写真。二人は座っており右の女性が左の女性の左腕に注射を刺している。3人目の女性は左の女性の後ろに立ち体を支えている
新型コロナウイルスワクチン接種シミュレーション

 議案第23号 令和3年度取手市一般会計予算…可決

〔内容〕桑原地区整備推進、シティプロモーション推進、市制施行50周年記念関連事業、定住化促進住宅補助、創業支援等事業、放課後子どもクラブ運営民間委託、新生児特別給付金、健康づくり支援、新生児特別給付金、特色ある新しい学校教育推進、通学路整備など

  • 関戸議員【反対討論】
    市が行うべき施策の第一は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に全力を挙げること、雇用や暮らしへの温かな目に見える施策を行うことだが、令和3年度予算は、こうした市民が求める施策からは程遠いものとなっている。反対。
  • 久保田議員【賛成討論】
    とりで未来創造プラン2020において重点事業として位置づけた事業については、持続可能な自治体運営を構築するため、枠配分予算制度を導入し、事業の総点検、優先度の高い事業の選択、内部管理経費の見直し等を進めていただき、市民のかたに満足いただける行政サービスを願う。また、いまだ終息の見通しが立たない新型コロナウイルス感染症の中で、感染拡大防止に全力で取り組み、安全安心な市民生活を維持していく、取手市が選ばれるまちとなることを期待。賛成。
  • 石井議員【賛成討論】
    令和3年度は、新型コロナウイルス感染症の影響などで先行きが見通せない中、歳入面では市税収入の大幅な減少が見込まれます。一方、歳出面では、扶助費や公共施設の老朽化対策費が増加の一途をたどるなど、取手市を取り巻く環境は大変厳しい状況にある。このような状況下で、令和3年度当初予算は、限られた財源を有効活用し、安心安全のまちづくり、健康のまちづくり、にぎわいのまちづくりを向上させることができる予算であることを評価。賛成。
  • 細谷議員【賛成討論】
    予算編成に当たって、税収不足を補うため財政調整基金の切り崩しは避けられず、一層厳しさを増していることを物語っているが、総体的に見れば、引き締まった予算である。そうした状況下で実施する山王小学校の小規模特認校は、多様化する教育ニーズに対応するため、個性を伸ばしていく教育にするため、その実現をするため市内全域を対象として特認校を設定することは意義のある取組であると評価。賛成。
  • 金澤議員【賛成討論】
    コロナ禍で大幅な減収が見込まれる中、国の動向や情報をしっかりと注視して予算が編成されている。特に、将来にわたりみんなで公平に負担していく減収補てん債を活用しての予算編成を大きく評価。また、令和2年9月定例会での決算に対する提言については、今回の予算編成の中で執行部が真摯に受け止めており、今後に期待。賛成。
  • 佐藤議員【賛成討論】
    令和3年度予算には、西口駅前地区の都市基盤の整備、桑原地区の大規模商業施設を核とした新市街地への創出、定住化、企業支援等に取り組んでいくという将来に向けた方向性、令和2年度の予算で整備されたGIGA(ギガ)スクールの構想に基づく1人1台の情報端末の整備を生かした教育環境の充実や、少子高齢社会への対応等など、これまでの選択と集中により取り組んできた既存のレールを確実に進め、持続可能な行政経営を進めていくという市の方向性が見える。市民の暮らしを守るとともに、未来の取手をつくっていくために、選択と集中により必要な財源を投入するもの。賛成。
  • 結城議員【賛成討論】
    令和3年度予算は、コロナワクチン接種費用や重点化4事業経費が計上されているほか、電気自動車の購入と充電設備設置により、CO2削減はもちろん、非常時に停電した避難所や施設などに電力供給ができる。また、壁画によるまちづくり委託料の復活により、芸術のまち取手市の発信につながる。賛成。
  • 金澤議員【関戸議員に反論】
    一部の予算に反対するのであれば、修正の動議を出したり、予算委員会のメンバーとして委員間討議することもできたにもかかわらず、結果として、職員の人件費、公共施設の維持管理経費をはじめ、全ての予算を認めないことになった。また、意見書案では様々なコロナ対策を求めて、対策を早くやれ、充実しろと言っている一方で、予算には反対をしている。予算が否決されたら新たに暫定の予算を編成する必要があり、ワクチン接種をはじめとするコロナ対策は必ず遅れる。これは全く矛盾している。関戸議員に反論。
  • 関戸議員【金澤議員に反論】
    予算は総枠方式だから、評価するものがあっても、全体として見たときにどうするのかという判断に迫られる。金澤議員に反論。

長い壁に描かれたカラフルな花の絵
取手駅西口線路沿いの壁画

 議案第24号 令和3年度取手市取手駅西口都市整備事業特別会計予算…可決

〔内容〕駅前交通広場整備工事、建物の中断移転補償費等

  • 加増議員【反対討論】
    今、コロナ禍による倒産、廃業、雇用の打切りなどから市民生活を支え、大規模な検査で市民の命を守ることが求められている中、桑原開発とともに取手市の2大重点事業とする西口開発への莫大な税金投入政策は、改めてコロナ危機から市民を守る政策を最優先に転換を図るべき。反対。

左に白いビルが建ち、右に茶色のビルが建つ写真。ビルの間を通る白い歩道橋がある。
取手駅西口

 議案第25号 令和3年度取手市国民健康保険事業特別会計予算…可決

  • 遠山議員【反対討論】
    今年度も国保会計は黒字、基金総額が約30億円に上ることを確認した。コロナ禍の今こそ、18歳までの均等割の全額補助と国保税の引下げなどを図るべき。反対。

 議案第26号 令和3年度取手市後期高齢者医療特別会計予算…可決

  • 遠山議員【反対討論】
    高齢者は年収が大きく下がるため、原則1割負担でも年収に占める医療費の割合が極めて大きくなる。国は、75歳以上で年収200万円以上の医療費窓口負担を現行の1割から2割に倍増する法案を提出しており、新型コロナウイルス感染症による受診控えが起こっている最中、追い打ちをかけることになる。反対。

 議案第27号 令和3年度取手市介護保険特別会計予算…可決

  • 遠山議員【反対討論】
    今期、保険料の値上げが行われる予算案となっていることから、もちろん反対。介護給付費準備基金のおおむね7割を充当したとのことだが、本来なら保険料の引下げで余剰金は返すべき。反対。

 議案第28号 令和3年度取手市競輪事業特別会計予算…可決

  • 染谷議員【賛成討論】
    競輪事業は、顧客向けの施策や社会還元の面でも取組を強化するとともに、施行者である地方自治体が地方創生の取組を行い、地域社会にとって必要とされる公営競技として、その価値を高めていくべき。競輪事業はスポーツの発展、社会貢献の意義、そして税収の面からも取手市に必要な施設。賛成。
  • 加増議員【反対討論】
    競輪事業は、その開催時期や情勢によって収入の増減があり、不安定な事業。また、競輪事業は、刑法で禁じられている賭博で自転車競技法で特例的に認められており、公営ギャンブルと言われている。アートのあるまちとアピールしている取手市の事業として、競輪事業に収益を求めるなど市民感情に相反するもの。市民が望んでいる取手市の活性化を真剣に考えるならば、競輪事業の廃止で施設の転換を考えることが最優先。反対。
  • 須田議員【賛成討論】
    自転車を推進していくという特色のあるまちづくりに合わせ、スポーツの振興、取手市の税収の面、そして産業の振興、雇用確保の観点から大変評価するところであり、競輪事業は取手市に必要。賛成。
  • 染谷議員【加増議員に反論】
    競輪場をなくせと言うが、勤めている従業員がたくさんいる。また、競輪場がなくなれば、競輪選手はほかの町に移ってしまう。そういう人たちのことを考えない無責任な発言。加増議員に反論。
  • 加増議員【染谷議員に反論】
    競輪場をなくすためには、従事員や選手の補償はもちろん必要だと考えた上で、取手市として撤退する考えを明らかにし、県に対してもそれを求めて協議するよう繰り返し求めてきた。何も考えず中止せよということではない。染谷議員に反論。

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議員提出議案

 意見書案第1号 新型コロナウイルスワクチン接種に関する意見書…否決

〔提出者〕根岸議員 他2人

〔内容〕

  1. できるだけ多くのかたに安心してワクチンを接種してもらうために、厚生労働省ホームページに掲載されている情報をワクチン接種の案内通知に明記すること。
  2. ワクチンを接種しない選択した場合に、行動が制限されたり差別されるなど、社会生活が送りにくくなることのないよう対策すること。
  • 遠山議員【賛成討論】
    ワクチンの情報は全て国待ちであり、不安に思う国民も少なくない。国は希望する人に接種するとしてるが、接種しないことで差別を受けるようなことがあっては問題。国の詳細な説明を、より国民に対し情報提供を求めるもの。賛成。

 意見書案第2号 生活保護を必要な人が必要な時に受けられるよう制度の見直しを求める意見書…否決

〔提出者〕根岸議員 他2人

〔内容〕扶養照会は、保護決定の際の絶対条件ではないことを各自治体に通知すること等

  • 遠山議員【賛成討論】
    私自身、市民の相談を受け申請に立ち会った際、扶養照会の説明に相談者がためらっていたことは心痛い場面だった。「扶養照会は義務ではない」など大臣答弁は大きく報道もされている。市民の命と暮らしを守る立場から、国への意見書提出に賛成。

 意見書案第3号 75歳以上の医療費窓口負担1割から2割への引き上げ撤回を求める意見書…否決

〔提出者〕関戸議員 他1人

〔内容〕75歳以上の医療費窓口負担の1割から2割への引き上げの撤回を求めること等

  • 遠山議員【賛成討論】
    医療費窓口負担の1割から2割への倍化は、単身で年収200万円以上、また75歳以上の夫婦で年収320万円以上が対象。首相は負担能力のある人にぜひ負担をお願いしたいと言っているが、余裕を持って暮らしているとは考えられない。賛成。

 意見書案第4号(新型コロナウイルス感染症拡大防止へ大規模検査の実施を求める意見書)・意見書案第5号(新型コロナウイルス感染症の対策強化を求める意見書)…否決

〔提出者〕小池議員 他2人

〔内容〕社会的検査を高齢者施設とともに医療機関・障害者福祉施設などにも拡大し、職員に対して頻回・定期的(週1回程度)に行い、対象を利用者にも広げること等を国及び茨城県に求めること。

  • 関戸議員【賛成討論】
    台湾は世界有数の過密国だが、徹底した水際対策とPCR検査で早期発見と隔離を進めて、感染者数・死者数を抑えている。PCR検査を広げ、様々なデータを取っていき、国の基本方針のもとでさらにそれを促進させ、感染を広げないことが、ワクチン接種と合わせて本当に今やらなければならないこと。賛成。

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