現在位置 ホーム > 市政情報 > 市長・議会・各種委員会 > 市議会 > 市議会トピックス > 取手二中&市議会協働事業第2弾・第3弾 議会を知り・未来を語るを開催しました(令和2年度)
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12月18日(金曜日)午後1時40分頃から、取手二中3年生代表12人の生徒が、取手市議会議場にて未来への提言を行いました。
第1弾は11月27日(金曜日)に、議員19人と議会事務局職員3人が今年はオンラインを用いて取手二中生徒と対話しながら、出前授業を行いました。
取手二中&市議会協働事業第1弾 議員がオンラインによる出前授業(令和2年度)
第2弾は12月1日(火曜日)に、取手二中3年生が市議会定例会の様子のライブ中継を教室から視聴しました。
そして、第3弾となる今回の事業は、中学校では総合的な学習や社会科公民の一環として、また、議会では、学生時代から議会を知り自らが生活している市や議会に関心を持っていただくために実施しました。事業名は「議会を知り・未来を語る」です。
この日は、二中の生徒が中学生議会の議員として議長選挙や自分たちが考えた議案の採決までを行いました。
当日の資料は次のPDFをご覧ください。
配布資料(議事日程、座席表、議案)(PDF:415KB)(別ウィンドウで開きます)
議場内で議員がスタンバイする中、取手二中3年生代表の中学生議員の皆さんが到着すると、市議会議員、議会事務局職員が一斉に拍手でお迎えしました。
入場の際は、11月27日の授業の様子とともに、取手二中の校歌をBGMにしたスライドショーを流しました。
入場時、しっかりと一礼して入場する生徒の姿に参加議員一同すがすがしさを感じつつ、よい緊張感のある空気から始まりました。
議会では、議長が決まっていないときの議事進行は「出席議員中の年長議員」が「臨時議長」の職務を務めます。このルールにしたがい、出席生徒議員の中で一番誕生日の早い平野一星(いっせい)議員が臨時議長を務めました。
緊張した面持ちで議長席に着きましたが、議長が決まるまでの進行をしっかりと、丁寧に務めあげました。
議長選挙には、小林翼君と浦野玲菜(れな)さんが議長職への名乗りをあげ、投票の前にそれぞれ所信表明演説を行いました。
最初に、議席番号の若い小林翼君の所信表明。「私が目指す取手像は、市民にとって最愛かつ強い町、取手です。同調圧力に負けることのない強い議会を作ること、また、皆様と一緒に強く愛される町を作くるためのきっかけを約束します」と表明しました。
次に、浦野玲菜(れな)さんの所信表明。「生徒の様々な面での議論の内容をより濃く的確にまとめ、最終的には取手市の明るい未来につながる議会にしたいです。町の課題を改善するだけでなく、現在ある取手市の魅力をさらに輝くものとするための場、そのような議会をつくり、話し合いを円滑に進めることで、皆さんにとってより有意義な時間になるように全力を尽くしたいです」と表明しました。
出席生徒議員12人による投票を開始。取手市議会で使用する本物の投票用紙を使用しての投票です。
各会派の代表生徒議員立ち会いのもと議会事務局職員による開票作業です。疑問票に対する考え方をしっかり述べられていました。
議場内は、選挙結果がどうなるか緊張感に包まれています。
以上の結果から、浦野玲菜(れな)さんが議長に当選、就任しました。
投票用紙に自らが議長にしたい生徒議員名を書く場面では、皆、悩みながら記載している様子がうかがえました。残念ながら落選してしまった生徒も、恥ずかしがらず、自ら名乗りをあげ、素晴らしい所信表明でした。
議長席で議事を進行する浦野生徒議長。緊張しながらも、臨機応変に議長役を務めました。
今回の議場提案は、11月27日(金曜日)に、3年生全員が各クラスを6グループ(1グループ約5人)程度に分かれて予選を行った中で、各クラス代表の6つのグループの中からコロナ禍のため各2名が学年代表として行いました。
取手市議会には、理念や政策を同じくする「会派」が結成されています。これと同様に考え、各グループに会派名と会派代表者をあらかじめ決めていただきました。
議員提出議案第1号として「子どもの生まれた世帯に最大30万円の補助金を支給」を提案。採決の結果、残念ながら賛成少数で否決されました。
議員提出議案第1号_ルン党提出議案(PDF:102KB)(別ウィンドウで開きます)
議員提出議案第2号として「SDGs推進取組条例の制定」を提案。採決の結果、賛成多数で可決されました。
この会派では、説明用の資料を作成し、議場内スクリーンに映し出し、わかりやすい説明、問題意識の明確化に努めました。
議員提出議案第2号_本気党提出議案(PDF:125KB)(別ウィンドウで開きます)
議員提出議案第3号として「市にあるネット式のゴミ集積所をなくし、網目の箱型ステーションを設置」を提案。採決の結果、賛成多数で可決されました。
議員提出議案第3号_ダス党提出議案(PDF:111KB)(別ウィンドウで開きます)
議員提出議案第4号として「取手市の魅力をまとめたPR動画を作り直し、YouTube、Twitter、Facebook、TikTok、インスタグラムなどに投稿する」を提案。採決の結果、賛成多数で可決されました。
議員提出議案第4号_サンキューは日本語でありが党提出議案(PDF:112KB)(別ウィンドウで開きます)
議員提出議案第5号として「市のスマホ・パソコン教室と連携してパソコンやスマホが使いこなせていない高齢者のために講座を開く」を提案。採決の結果、賛成多数で可決されました。
議員提出議案第5号_共生党提出議案(PDF:117KB)(別ウィンドウで開きます)
議員提出議案第6号として「取手市内の25校と公民館計13と消防署・警察署・市役所・スポーツセンターなどに配給した苗を各自で育ててもらい、できた作物を夢とりでなどで売る。収入をUNICEFに」を提案。採決の結果、賛成多数で可決されました。
議員提出議案第6号_TOMA党提出議案(PDF:119KB)(別ウィンドウで開きます)
各グループの議案の説明を聞き、質疑と討議が行われました。中学生議員や市議会議員から各議案に対する質疑などが活発に繰り広げられました。質疑に対し、一生懸命自らの提案に対する思いを込めて答える姿は印象的でした。市議会議員はさまざまな質疑や討議を真剣な表情で聞き、ときには笑顔が見られました。
採決の前に会議を一度休憩し、生徒議員と各会派の担当の市議会議員や議会事務局職員と対話しました。各グループ大変盛り上がり、再開時間ぎりぎりまで話を深めているグループもありました。
議会が一つになっていると感じさせられる瞬間でした。
配信映像には、現在どのような議事が行われているかがわかるような説明などのテロップを流しました。
対話後、中村生徒議長のもと採決を実施。1つ1つの議案に生徒議員が真剣に賛否を表していました。
配信を視聴している取手二中各クラスもそれぞれ1票として表決を行いました。
残念ながら否決の議案もありましたが、「これぞ議会」を感じさせられる瞬間でした。
可決した5件の提案は、浦野生徒議長から齋藤久代取手市議会議長に手渡されました。
齋藤久代議長が生徒議員に対し、講評を行いました。齋藤久代議長からは本日出席した各会派に向けて1つずつ講評をした後「5つの提言は担当委員会にて調査いたします。私たちも皆さんとともに取手市の未来を明るく、素敵になるように尽力してまいりたいと思います」と述べました。
浦野生徒議長の閉会宣告後、「生徒議員一同起立」の号令のもと、浦野生徒議長は議長席を降り生徒議員の中心へ。生徒議員と市議会議員、議場内の全員が起立し「ありがとうございました」の浦野生徒議長のあいさつに、皆が「ありがとうございました」の声と拍手が響き渡り、議場内が満面の笑みと温かい空気に包まれました。
最後に、全員での記念撮影です。
無事終了し、ホッと一息をついている中、今回、生徒議長を務めた浦野玲菜(れな)さんに一言コメントを頂きました。
また、惜しくも当選はできませんでしたが、勇気をもって議長選挙に立候補した小林翼君にも一言コメントを頂きました。
傍聴席から生徒を見守っていた蛯原校長先生にもインタビューさせていただきました。
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