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救助工作車の運用を開始
令和7年2月19日、取手消防署に救助工作車が納車されました。取手市消防本部常備車両更新計画に基づき24年ぶりに救助工作車を更新し、1ヵ月間の習熟訓練期間を設け、3月19日から運用を開始しました。

更新した車両について
- 取手消防署特別救助隊運用、救助工作車2型「インテリジェントアタッカー」
- 寸法、全長約8メートル、全幅2.3メートル、全高3.2メートル
- 車両総重量11.7トン
- 定員5名
特徴1、居住空間の広さ
車両キャブ内を広く設計した仕様となっており、
- 移動中での個人装備準備の容易化。
- 初動対応用資機材のキャブ内積載拡充。
- 冷房機能強化による熱中症対策(現場での避暑場所)

特徴2、新積載装備品
- 旧車両には装備されていなかったクレーンを新車両後部に4段クレーンとして装備。約3トンの重量物を排除することが可能。
- 旧車両には、前部のみ装備されていたウインチを新車両には前後に装備することで救助活動の幅を広げた仕様となっている。
- 照明装置は、LED照明を採用することで旧車両よりも照度が大きく、夜間活動における視認性が大幅に向上。
- 上記の装備を1つのリモコンで集約して操作を行うことができるトリプルラジコン仕様を採用。

特徴3、外装及び積載収納庫
- 外装は消防車の代名詞である赤色をメインとし、文字やクレーン等には黒色を取り入れることで締まったデザインとなっている。
- 隊員が乗り降りする箇所には、特殊黒色塗装をすることで滑り止め及び傷防止を考慮した塗装となっている。
- 標識灯は、消防本部で初めて電光標識灯を採用し、視認性を高めた仕様となっている。
- 200を超える救助資機材を収納できるよう資機材収納庫の棚をアレンジし、回転扉等も採用している。
