ここから本文です。
市は令和2年8月3日、茨城県で初となる「気候非常事態宣言」を表明し、地球温暖化の緩和策や気候変動への適応策の取組を推進しています。その取組の一環として、未来を担う子どもたちが持続可能(サステナブル)な未来をつくるための知恵や価値観を育む、取手市「サステナブル学習プロジェクト」がスタートしました。
サステナブル学習プロジェクトは、次の4つの方針をもとに進めていきます。
同プロジェクトの運営チームとして、今年度は次の体制で取り組んでいます。
初年度は「とりでおんだんかマスタートライアル2022」と題し、戸頭小学校と戸頭中学校の2校をモデル校に指定し同プロジェクトを実施します。地球温暖化による気候変動への対応を切り口に、未来を担う子どもたちに社会で起きていることを自分ごとと捉え、持続可能(サステナブル)な未来をつくるための知恵や価値観を育んでいきます。
また、同プロジェクトは、事業内容を毎年見直ししながらアップデートを行い、令和7年度までの4年間で市内公立の全小中学校での展開を目指します。
子どもたちは年間で、次のステップで学んでいきます。
子どもたちへ主に次の3つのことについて解説し、子どもたちが学んでいきます。
子どもたちが次のことについて自分たちで調べて学習することにより、学ぶ意識を高めます。
子どもたちが自分たちで調べて学習したことを子どもたちで共有して、今後の活動内容を決めていきます。
同プログラムには子どもたちのアドバイザーとして茨城県内の大学生にもご協力いただきます。子どもたちが実施する予定の活動とその活動によって得られる成果を大学生に報告。大学生は子どもたちへその内容等について適宜アドバイスし、二酸化炭素削減量などの具体的な数字を用いて成果が見える活動が実施できるように導いていきます。
子どもたちがプレゼンテーションを実施し、具体的な数字に基づいた成果発表やその発信を実施します。
「とりでおんだんかマスタートライアル2022」の第1回目となる授業を戸頭小学校で実施しました。
令和4年7月14日(第1回)
市立戸頭小学校4年生児童(60人)
杉浦 正吾(すぎうら しょうご)氏
(東京都市大学特任教授、武蔵野大学客員教授、株式会社プラチナマイスター代表取締役、プラチナマイスターアカデミー学長)
はじめに、杉浦先生が児童にこの授業の進め方について説明しました。杉浦先生が児童に、地球温暖化の原因とその影響が既に世界中で発生していることを説明すると、児童自らが「地球温暖化により山火事が発生している」などの回答があり、先生は驚いていました。
先生はSDGsに関連する身近な取組について説明した後、児童へ夏休みの宿題を発表。宿題は、自分が興味を持ったSDGsのテーマと関連する環境問題について調べることでした。
戸頭小学校の第1回目の授業では、ステップ1の「知る」を実施しました。また、児童は夏休みの宿題としてステップ2の「調べる」に取り組んでいくことになります。
関連リンク