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更新日:2023年11月30日

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令和5年度市民環境講座を開催しました

取手市は令和2年8月3日「気候非常事態宣言」を表明し、2050年に温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ」の実現に向けた取組を進めています。

令和5年11月15日(水曜日)、福祉交流センター1階多目的ホールにて、市民に環境問題に対して理解を深めてもらうことを目的に「取手市市民環境講座」を開催しました。

近年、エネルギー価格が世界的に高騰し、市民生活にも影響を与えています。そこで今年度の市民環境講座では、パナソニック株式会社エレクトリックワークス社CSセンターの鉄尾 憲治(てつお けんじ)氏を講師に招き、「省エネ・節電!上手な電気の使いかた」をテーマに講座を行いました。

講師の先生がマイクを持って、参加者に説明をしている様子

講座の内容

はじめに、鉄尾氏から地球温暖化の仕組みについてお話がありました。人間の社会活動によって発生した温室効果ガスが大気中に放出されることで、地球の気温が上昇してしまっている現状を伝え、「一人ひとりができる省エネの取組のひとつとして、まずは電気の使いかたを見直してみてほしい」と参加者に呼びかけました。

続けて、「家庭の中で電気をたくさん使っている家電はなんだと思いますか」と参加者に問いかけ、令和3年度の環境省の調査ではエアコン、冷蔵庫、照明器具、テレビの順に電気消費量が多いこと、またそれぞれの上手な使い方や節電の方法について教えていただきました。

スクリーンに映し出された資料を見ている参加者たちの様子

国や家電メーカーの長年の分析データから得た傾向をもとに、一年間でどのくらいお得になるのかといった具体的な数字を挙げながら、「無駄な消費電力を知ることで無理なく節電することができる」と説明。参加者は「これなら家ですぐにできそう!」と省エネや節電に対して意欲的な様子でした。

講師がスクリーンに映し出された内容を説明し、受講者が着席して聞いている

次に、省エネに対する理解度チェックを行いました。チェック項目は15項目で、例えば「30分程度の外出であればエアコンはつけっぱなしのほうがお得かどうか」といった問いに、参加者の多くは普段の生活を思い浮かべながら一つひとつチェックしていました。

鉄尾氏からは、「エアコンは起動時が一番消費電力が大きくなることから、30分程度であればエアコンをこまめに消すよりもつけっぱなしのほうが消費電力を削減することができる。また、外気と室内の温度差によって消費電力は変動するため、夏と冬は特にエアコンの節電を意識するとよい」と解説がありました。

最後に、製品の省エネ情報を消費者に認知してもらうために多くの家電に表示されている「統一省エネラベル」の見方を説明し、「これからはぜひ統一省エネラベルを参考にして環境にやさしい家電を購入してほしい」と参加者に呼びかけました。

家電を長く使い続けることも大切ですが、製造年や性能によっては省エネ家電に買い換えることで、電気を賢くお得に使うことができます。みなさんも、地球にもお財布にもやさしい省エネ行動を心がけてみませんか。

節電の主なポイント

  • エアコン
    室温目安が夏は28度、冬は20度になるように設定温度を調整する
  • 冷蔵庫
    冷気の流れをよくするためにゆとりを持って物をいれる
  • 冷凍庫
    保冷効果を高めるために隙間なく物をいれる
  • 照明器具
    省エネ性能の優れたLED電球に取り替える
  • テレビ
    省エネモード(明るさの自動調節など)を活用する

参加者の感想

  • 省エネや電力のことについて、具体的な話が多く分かりやすかったです。
  • 講座の内容はとても参考になりました。今後の生活に役立てていきたいです。
  • 知らなかったこと、思い違いをしていたことが多くあり、友人や知人にも教えてあげたいと思いました。

お問い合わせ

環境対策課 

茨城県取手市寺田5139

電話番号:0297-74-2141(代表)

ファクス:0297-73-5995

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