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建設経済常任委員会がデマンド交通について調査をするため、令和5年1月24日(火曜日)に山形県南陽市、1月31日(火曜日)に福岡県嘉麻市、2月9日(木曜日)に三重県三重郡菰野町へ、委員会の代表2、3名を派遣しました。
取手市議会では令和2年度から、従前の委員会全員による遠隔地への先進地視察旅費を廃止。委員会を代表した数名を派遣する形に変更し、議員・委員派遣旅費を予算化して、効率的に、かつ効果的なものにしました。(令和元年度当初予算では委員会旅費を138万6,000円としていましたが、令和4年度当初予算では議員・委員派遣旅費70万円に削減)
さらに今回の委員派遣では、現地に赴いた委員以外の建設経済常任委員、委員外議員、取手市の関係部署職員もZoomを活用して、オンラインで視察に参加。現地とオンラインをつないだハイブリッドな取り組みを実施しました。経費を削減しつつ、ICTを活用することで、今まで以上に多くの議員・職員が調査に参加することができ、効果的に先進事例の調査充実を図ることができました。
1月24日(火曜日)に山形県南陽市へ、建設経済常任委員会の染谷(そめや)委員長、細谷委員、赤羽(あかば)委員が赴き、山形県南陽市沖郷(おきごう)地区の高齢者向けタクシー「おきタク」について調査を行いました。民間のタクシーを活用し、コストを抑えながら運営するコンパクトな地域公共交通サービス「おきタク」の詳細な事業概要、導入までの経緯や予算について、南陽市みらい戦略課の職員から説明を受けました。
現地派遣委員が説明を聞いている様子
調査時のオンラインの様子
1月31日(火曜日)に福岡県嘉麻市へ、建設経済常任委員会の海東副委員長、佐藤委員が赴き、デマンド運行型バスについて調査を行いました。現在、少子高齢化などの要因から交通課題に直面している嘉麻市ですが、まとまった利用が想定される時間帯は定時運行を行い、それ以外の時間帯はデマンド運行を行う、定時定路線運行とデマンド運行を同一車両で時間帯により切り替える「ハイブリッド型デマンド運行バス」を導入することで、市内の交通空白地域の解消を目指しています。ハイブリッド型デマンド運行型バスの事業概要や導入までの経緯、実績・効果・評価、今後の展望について、嘉麻市交通政策課の職員から説明を受けました。
現地をオンラインでつなぎ、説明を聞く議員
市職員も議場からオンラインを用いて調査に参加
2月9日(木曜日)に三重県三重郡菰野町へ、建設経済常任委員会の山野井委員、入江委員が赴き、菰野町のMaaS(マース)の取り組みについて調査を行いました(MaaS(マース)とは、従来の交通手段やサービスに、AIなどのさまざまなテクノロジーを活用した次世代の交通サービスです)。菰野町では、町内のおでかけを便利にするため、鉄道、コミュニティバス、ロープウエイ、乗り合いタクシーなどの様々な公共交通の経路検索や配車予約、事前決済を行うシステム「おでかけこもの」が活用されています。「おでかけこもの」のサービス概要や導入経緯、実証実験の経過などについて、菰野町総務課安心安全対策室の職員から説明を受けました。
委員だけでなく委員外議員もオンラインで参加
派遣委員は実際にのりあいタクシーに乗車し菰野町役場まで移動
3つの自治体の調査では、現地の派遣委員やオンラインで参加した委員から積極的な質疑が行われ、その後にオンラインで参加した委員外議員もたくさんの質疑を行いました。オンラインを活用したことで、質の高い調査・研究となりました。