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更新日:2024年4月8日

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生活習慣病の発症・重症化を予防しましょう

生活習慣病の発症・重症化を予防しましょう

糖尿病、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病や腎機能の低下は、多くの場合、自覚症状がないまま進行します。また、複数の生活習慣病に罹患している場合、脳卒中や心臓病、人工透析などの重篤な合併症を引き起こす可能性が高くなります。治療をしないで放っておいたり、自己判断で通院をやめたりせず、早い段階から医療機関を受診し適切な治療を受けて、健康的な生活を維持しましょう。

生活習慣病が重症化しないように(血管を老化させないことが重要です)

血管とは、血液を身体の各所に送る血液循環の通路となる管で、全身へ酸素や栄養分、老廃物、体温、水分を運びます。そのため、血管が傷つき、厚く硬くなって詰まってしまうと、特に繊細な毛細血管が集まっている内臓(心臓、脳、腎臓など)の機能が十分に発揮できず、重篤な病気につながる恐れがあります。心臓の場合は、心筋梗塞など、脳の場合は、脳梗塞など、腎臓の場合は慢性腎不全(CKD)などの病気があります。

血管を老化させる原因は、年齢の他、「高血圧」「高血糖」「脂質異常症(血管内の脂質が多い状態)」などです。このような状態が継続すると血管が内側から傷つき、厚く硬くなって詰まっていきます。

血圧について

高血圧症では、心臓から全身に血液を送り出す時に血管内部にかなりの圧力がかかっています。圧力がかかりすぎると、血管の伸縮性が失われ、徐々に血管が劣化し、硬くなったり破れやすくなっていきます。

自宅で血圧測定を行い、ご自分の血圧値を知りましょう

日本高血圧学会のガイドラインでは、次のような方法が推奨されています。

  • 上腕血圧計を選びましょう

  • 朝と夜に測定しましょう(1日2回)
    【朝の測定】起床後1時間以内、トイレに行った後、朝食前、降圧剤の服用前
    【夜の測定】寝る前、入浴や飲食の直後は避ける

  • 椅子に座って1分から2分経ってから測定します

  • 週5日以上測定した血圧値が高い場合は、医療機関に受診しましょう

高血圧 e-ヘルスネット(厚生労働省(外部リンク)(別ウィンドウで開きます)

血糖について

糖尿病とは、高血糖(血液中のブドウ糖が多い状態)のことを言います。高血糖の場合、血液中に栄養として分解されなかった糖分が残りすぎている状態です。高血糖の状態が続くと、糖分は血管壁にくっつき、少しずつ血管内部を劣化させます。また、糖尿病になると、免疫(ウイルスや細菌と闘う)機能も低下します。そのため、さまざまな感染症にかかりやすくなってしまいます。

糖尿病 e-ヘルスネット(厚生労働省(外部リンク)(別ウィンドウで開きます)

脂質について

血管内の脂質が多い状態(脂質異常症)が続くと、血管壁に脂質がくっついて徐々に血管内を狭め(動脈硬化)、最悪の場合、詰まらせてしまいます。

脂質異常症 e-ヘルスネット(厚生労働省)(外部リンク)(別ウィンドウで開きます)

腎臓について

腎臓は、老廃物・水分(尿など)を身体の外に出すという働きをしています。腎臓の働きが低下すると、老廃物・水分を身体の外に出せなくなり、血圧上昇やむくみなどを引き起こします。そして身体に溜まった老廃物は次第に身体の中で毒素となって全身に流れます。全身の臓器は、この毒素におかされ働くことが出来なくなり(尿毒症など)、死へとつながります。

そうなることを防ぐため、腎臓に代わって人工透析治療が行われます。

腎臓の働きが低下し慢性腎臓病(CKD)、腎不全となると人工透析治療が必要になります。

健診では、血清クレアチニン、尿蛋白、eGFRの値が腎臓機能の状態を表します。

一般社団法人 日本腎臓学会(外部リンク)(別ウィンドウで開きます)

取手市の生活習慣病重症化予防事業とは

取手市では、国保加入者の皆様の健康寿命(健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間)の延伸、また、増大する医療や介護による費用の適正化を図るため、生活習慣病重症化予防のための受診勧奨、保健指導を保健師や管理栄養士などが行っています。

生活習慣病重症化予防事業の保健指導の対象となるかた(病院に受診していないかた)

特定健康診査の結果

  • 血圧:収縮期血圧180mmHg以上、拡張期血圧100mmHg以上
  • 血糖(HbA1c):7.0%以上
  • 脂質(LDLコレステロール):180mg/dl以上 男性のみ
  • 尿蛋白:2+以上

保健指導の内容

  • 健診結果の詳しい説明
  • 現在の身体の状態(生活習慣病の身体への影響)
  • 血糖コントロール、血圧コントロールについて
  • 食生活や運動のアドバイス
  • 受診時のアドバイスなど

保健指導の実施方法

特定健康診査の結果から保健指導の対象になられたかたには、通知をします。

通知後に自宅訪問や面談、電話、文書などで実施します。

費用

無料
(注意)面接会場への交通費、医療機関へ受診した際の治療費や検査などに係わる費用は自己負担となります。

お問い合わせ

保健センター 

茨城県取手市新町2-5-25 取手ウェルネスプラザ2階

電話番号:0297-85-6900

ファクス:0297-85-6901

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