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参議院通常選挙の取手市の期日前投票事務において、投票用紙を交付しなかった可能性のある事案が発生しました。
令和7年7月18日(金曜日)午後6時30分頃、「アトレ取手2階期日前投票所」において、期日前投票システムと投票用紙の交付枚数(残枚数)を確認したところ、茨城県選挙区の投票用紙が1枚多いことに気が付きました。投票管理者が市選挙管理委員会に報告し、選挙管理委員会において改めて投票用紙の確認と期日前投票事務従事者へのヒアリングを行ったところ、それに係る選挙人を特定することはできませんでしたが、茨城県選挙区の投票用紙がシステム受付人数より1枚多いことが確認されましたので、交付漏れが起きたものと思われます。
茨城県選挙区の投票を確認した後に、比例代表の投票用紙交付係が選挙人に対して投票用紙を交付すべきところ、茨城県選挙区の投票確認を怠ったことにより、茨城県選挙区の投票を行っていない者に比例代表の投票用紙を交付し、茨城県選挙区の投票が漏れてしまった可能性があります。
また、当日の投票所内が混雑していたこともあり、投票管理者及び投票立会人についても、投票の際の選挙人の確認が十分ではありませんでした。
今回のミスは、投票所内の混雑が要因の一つと考えられることから、投票所内に必要以上の人数を案内しないことを徹底して投票所の混乱を未然に防ぎます。また、投票用紙の交付枚数と投票者数が一致しているかを随時確認する等の基本的事項を徹底するとともに、投票管理者や投票立会人による投票所全体の確認の徹底を図ってまいります。これに加え、各期日前投票所(3カ所)の投票事務従事職員を1人増員し、期日前投票事務の体制を強化しました。
全ての期日前投票所において、投票用紙の交付に十分注意するよう周知し、独自の投票用紙交付確認票を用いて対策を行っていた中で、このような事案が発生したことを非常に重く受け止めるとともに、深くお詫び申し上げます。
基本に立ち返り、改めて適正な選挙執行を徹底するとともに、再発防止に取り組んでまいります。
取手市選挙管理委員会委員長 河口優子