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大規模災害が全国各地で頻発している中で、能登半島地震においては、停電や断水等によって水洗トイレが使用できない事態が発生したことによる生活環境の悪化について、大きく報道がありました。
取手市から被災地に派遣され業務に従事した職員からもトイレの重要性ついて多くの報告があり、被災時の衛生環境の確保や被災者の健康維持を図るため災害用トイレトラックを導入いたしましました。
また、災害用トイレトラックの導入にあわせ、「一般社団法人助けあいジャパン」と「災害時におけるトイレトラック派遣協力に関する協定」を締結し、全国的な受援・応援の仕組みである災害派遣トイレネットワークプロジェクトに参画しました。
災害用トイレトラックは、上下水道などのライフラインが断絶している場合でも利用が可能です。また、ソーラーパネルとバッテリーを搭載しているので電源がなくても夜間の室内照明等をまかなう事ができます。
トイレは個室が5室配備され、内1室は多機能トイレとなっております。共通設備として洋式の洗浄温便座、手洗い、換気扇、室内暖房などが備わっています。多機能トイレには、電動リフターが設置され、オストメイト対応設備やおむつ交換台など、車椅子やベビーカー利用者にも使い易い設備が備わっています。
個室が4室あります。
1室が多機能トイレとなります。
多機能トイレ内のベビーベッドとベビーベッド
多機能トイレには電動リフターが設置されています。
トイレトラックの屋根にはソーラーパネルが設置されています。
災害派遣トイレネットワークプロジェクトに取り組む一般社団法人助けあいジャパンと協定を締結し、現在全国32自治体(令和7年5月8日現在)で構成している災害派遣トイレネットワークに参加します。
災害派遣トイレネットワークプロジェクトとは、大規模災害時における全国的な受援、応援の仕組みで、全国の自治体が1台づつ災害派遣トイレトラックを常備し、被災地にトイレトラックを派遣することでトイレ不足を解消することを目的としています。
協定により、取手市が被災した場合には、全国から参加自治体が集まり、トイレ支援をして頂きます。また、他自治体が被災した場合には、取手市のトイレトラックを含め参加自治体が被災地に集まり、協力して支援を行います。
一般社団法人助けあいジャパン(外部リンク)(別ウィンドウで開きます)
市内での各種野外イベントや防災出前講座などで活用します。
取手市では、公用車を広告媒体として提供しています。
車体広告を通じて企業や個人の皆様に地域貢献の一環としてご協力頂けます。ぜひこの機会に災害に強いまちづくりにご参加ください。