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令和7年8月4日、「回想法スクール」の活動に参加してきました。今回は、「回想法スクール」の活動内容についてご紹介したいと思います。
認知症予防のため、日本回想療法学会に委託して実施をしています。
認知症予防のためには、大脳を活性化し、脳内血流量を増やすことが大切です。「カラダ」の健康を維持しながら、「アタマ」に酸素を送り、回想法で「記憶の消失」を防ぐことで認知症予防と介護予防の相乗効果が期待できます。
本日は、回想法スクール6日目でした。当日は猛暑にも関わらず、多くのかたが参加されました。
日本回想療法学会によると、認知症には8つの前兆があり、番号の数字が大きくなるほど認知症のリスクが高まり、特に6番以降は認知症傾向にあるとのことです。そのため、外出をして仲間と交流したり、楽しくおしゃべりしたりすることが認知症予防において大切とのお話がありました。
皆さん、メモをとりながら熱心に講座を聴いている様子が伺えました。
指体操をすることで、脳内血流量を上昇させます。
小グループでテーマに沿っておしゃべりを実施します。今回は、昔の遠足の写真を見て、話のきっかけにしながら話を進めていきました。レミ二シャン(アシスタントボランティア)は、レミニン(参加者)がイメージを広げながら話をしやすいよう上手くアシスタントしながら話をしていきます。皆さん、昔の写真を見ることで、過去の記憶がどんどん蘇っていき、あっという間に時間が過ぎていきました。
記憶は、右脳に映像イメージとして記憶保持されており、その映像が左脳へ送られて言語化されます。加齢に伴い、左脳の言語機能が低下する一方で、右脳の映像イメージ記憶は消えにくくなっています。しかし、認知症の進行で、右脳の映像イメージが弱くなるため、映像イメージ記憶を残すことが重要になってきます。
猛暑にも関わらず、非常に多くのかたが参加され、皆さんいきいきとおしゃべりを楽しんでいる様子が印象的でした。先生のお話にもあったように、「楽しみを見つけて外出をする」、「仲間と楽しくおしゃべりをする」ことが認知症予防に有効なので、引き続き楽しみながら回想法スクールに参加いただければと思います。
今年度の回想法スクール後期のスケジュールについては、日にちが近くなったらホームページや広報とりでで掲載予定です。
日本回想療法学会の皆様、そして、レミ二シャン・レミニンの皆様ありがとうございました。