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皆さんは「東京藝大オープンアーカイブ」へ行ったことはありますか?
東京藝大オープンアーカイブはアトレ取手4階たいけん美じゅつ場VIVAにあります。東京藝術大学卒業生たちの作品保存、調査、研究を行っている場所です。ガラス張りになっているので外からでも見ることはできますが、中に入り作品の前に立ってほしいです!作家さんが作品と向き合っていた距離に立つことで、感じるものがあります。
今回の月・木・SAYでは、その東京藝大オープンアーカイブで皆さんに注目していただきたい作品をご紹介いたします。
その作品は常行哲弘さんの「後奏」です!
「後奏」は縦181.8センチメートル、横227.3センチメートルの油絵で、写実的に人物が描かれています。作品を見ていると、どこまでも広がる穏やか世界と優しさを感じる繊細な描写、どこか切ない人物の雰囲気から、人物の心情・表情や水の温度、花の意味を想像します。
また、常行さんの自画像も見ることができます。描かれた場の空気を感じるような現実の時間を凝縮した作品で、「後奏」とは違った魅力を感じます。
東京藝大オープンアーカイブは作品を年に1回入れ替えているそうです!作品が入れ替わる前にぜひご覧ください。また、隣に「クローズアーカイブ」という作品収蔵庫があります。中には入れませんが、小窓から様子を見ることができますのでのぞいてみてください♪
写真クレジット:Fumihito Nagai