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更新日:2023年10月31日

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議案と討論(ひびき244号)

第3回定例会と第3回臨時会で審議され、討論が行われた議案の結果、討論の概要をお伝えします。
討論は、表決の前に賛成・反対の意見を表明し、自らの考えに賛同する者を得ようとするものです。
議案には、市長が提出する予算案・条例改正案・人事案件の他、議員または委員会として提出するもの(意見書案・決議案等)があります。

令和4年第3回取手市議会定例会(9月1日から9月16日まで)

市長提出議案の内容と議決結果は、次のとおりです。

令和4年第3回取手市議会臨時会(10月11日)

市長提出議案の内容と議決結果は、次のとおりです。

第3回定例会

市長提出議案

議案第46号 取手市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例…可決

〔内容〕育児休業取得回数制限緩和等、会計年度任用職員の子の出生後8週間以内の育児休業取得要件緩和・1歳以降の育児休業取得柔軟化

  • 久保田議員【賛成討論】
    男女共同参画、女性の活躍推進にもつながる。少子化が急速に進んでいる昨今に、次世代を担う子どもたちを、安心して産み育てることができる環境を整えることは急務。賛成。

議案第55号 令和4年度国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)…可決

  • 加増議員【反対討論】
    平成20年度からの国保税の引上げがさらなる基金積立てにつながった。引下げを求める市民要求に応えようとせず、見直しも行わなかったことが浮き彫りになった。基金取崩しで、まずは18歳以下全ての均等割をなくし、国保税の引下げを真剣に考えるべき。反対。

認定第1号 令和3年度一般会計決算の認定…認定

  • 関戸議員【反対討論】
    藤代小の大規模改造工事が行われたが、請願で採択された放課後子どもクラブのトイレ設置が行われていない。UR賃貸住宅等を利用した低所得の若者世帯などへの家賃補助制度が実施されていない。また、5メートルも浸水すると想定される桑原地区での新市街地建設は見直すべき。反対。
  • 海東議員【賛成討論】
    利用児童の多い放課後子どもクラブの民間委託・土曜日開所・開所時間延長は保護者の就労支援や子どもたちの健全な居場所確保に寄与するなど子育て環境が充実する。コロナ禍でも限られた財源を効率的に配分し、多くの事業が効果的に展開されたことを高く評価。賛成。
  • 石井議員【賛成討論】
    とりで未来創造プラン2020の基本構想に掲げた市の将来像実現に向け、特に桑原地区整備事業の着実な進行・日本人移動者が4年連続で転入超過になった定住化促進・地球温暖化対策事業を評価。感染症の影響で様々なイベント等が中止となったが、市民の皆様や事業者への生活・経済支援など社会状況に応じた事業実施を高く評価。賛成。
  • 佐藤議員【賛成討論】
    少子高齢化、人口減少、インフラの老朽化が、将来に備えて今から対応を考えるべき課題。財政的なバランスを考慮しつつ、都市基盤の整備や定住化促進策など、市の未来を見据えた上で、今どのような施策が必要かという視点からまちづくりが進められており、日本人の社会動態がプラス91人で4年連続転入超過になるなどの成果も得られている。賛成。
  • 落合議員【賛成討論】
    長期化する感染症の影響で生活に困窮された方々に寄り添った支援、地域要望に沿い移動販売車両を増やし販売箇所を増やした買物弱者支援事業、チャレンジいばらきまちづくり表彰で優秀賞を受賞したアートのあるまちづくり推進事業。また、様々な取り組みが評価され議会改革度ランキング2年連続1位となった議会費を評価。新型コロナウイルス感染症に応戦しつつ、市の魅力と価値を高めたと評価。賛成。
  • 結城議員【賛成討論】
    市制施行50周年記念事業は感染症の影響で1年延期となったが、半世紀の区切りとして開催したことは英断。またホタル放流事業では、公園にホタルの自生が見られ、環境や地域コミュニティーに良い影響がある。その他消防団施設等の設備、白山小学校及び体育館の長寿命化改良工事を評価。ただし財政力指数は13年連続で減少している。持続可能な行政として自主財源の確保は必須。賛成。

軽トラックの荷台に棚が設置され、所狭しに商品が詰まっている。その周りで6人が商品を見る等している写真

認定第2号 令和3年度取手駅西口都市整備事業特別会計決算の認定…認定

  • 小池議員【反対討論】
    地下構造物撤去や駅前交通広場整備工事も着手が遅れ、事業計画は第7回目へ延伸する事態で、計画見通しの甘さは明白。課題を含んだ事業の進め方によって地権者の同意を遅らせてしまったこと、区画整理事業と再開発事業をセットで進めたことを反省すべき。反対。

認定第3号 令和3年度国民健康保険事業特別会計決算の認定…認定

  • 遠山議員【反対討論】
    課税世帯の53.5%が法定軽減の状況で、かつ2,625件が滞納されている。短期保険証が592件、資格証明書の発行が233件あったことは、市民の命に関わる事業であり問題。もっと早い時期に保険税額の引下げを行うべきだった。さらなる引下げが求めらている。反対。

認定第4号 令和3年度後期高齢者医療特別会計決算の認定…認定

  • 遠山議員【反対討論】
    医療費窓口負担が2倍化され、ますます負担が増える。後期高齢者のほとんどが毎年、年金額が減額されている年金受給者。保険料が高くて大変との声が多く寄せられている。反対。

認定第5号 令和3年度介護保険特別会計決算の認定…認定

  • 遠山議員【反対討論】
    高齢化が進む中で、介護保険事業が国によって4年ごとに計画策定が行われ、そのたびに職員をはじめ現場は混乱を来し、利用者は負担が増えるばかり。介護保険料が高くて大変という声も多く寄せられる。反対。

認定第6号 令和3年度競輪事業特別会計決算の認定…認定

  • 染谷議員【賛成討論】
    収益は、競技を開催する地方自治体の財政健全化だけでなく、自転車・小型自動車・その他の機械の改良及び輸出の振興、機械工業の合理化並びに体育事業、その他の公益の増進を目的とする事業の振興に寄与する形で社会に還元されている。自転車分野、スポーツの発展、社会の意義、そして税収の面からも市に必要な施設。賛成。
  • 小池議員【反対討論】
    黒字運営は実態として受け止めているが、精神や生活まで苦しめるギャンブルに変わりない。市内にある数少ない県施設を文化・スポーツなど幅広い市民の憩いの施設への転用を求める。公営ギャンブルの競輪事業から撤退すべき。反対。

取手競輪場をドローンで撮影した写真
ネーミングライツ・パートナーの決定によって、令和4年4月28日から「楽天Kドリームスバンク取手」に名称変更された

議員提出議案

意見書案第3号 消費税インボイス制度の実施中止を求める意見書…可決

〔提出議員〕須田光雄・根岸裕美子・関戸勇・結城繁議員

  • 鈴木議員【反対討論】
    消費税は売上げ先から預かった税金。納税義務を果たせず、事業の運転資金として流用される事例も多々報告されるなど、消費税の滞納率が非常に高い実態がある。インボイス制度の導入によって取引の正確な消費税額と消費税率を把握し、課税の公平を図る観点から、反対。

意見書案第4号 300万円以下の副業を雑所得とする所得税基本通達改正案の撤回を求める意見書…可決

〔提出議員〕山野井隆・細谷典男・関戸勇議員

  • 染谷議員【反対討論】
    副業収入が300万円以下の場合でも、反復継続などの事業活動と認められる場合は事業所得に区分される。通達改正は、納税者が所得区分を判定しやすく、申告しやすい環境を整備するため行ったが、収入300万円以下の副業を全て雑所得として扱うとの誤解を招いてしまったと政府は認識している。今回は、通達の内容を修正し改正の意図を説明する解説も公表予定。反対。
  • 須田議員【賛成討論】
    300万円以下というハードルはあまりにも高く、今までよりも副業に注力する必要性が出てく。本業に差し支える可能性があれば、企業はますます副業開放に慎重になることを考えると、働き方改革に逆行する制度。物価高騰に苦しむ副業サラリーマンに大きな増税となる。賛成。
  • 細谷議員【賛成討論】
    これからダブルワーク、トリプルワークまでしなければならない現状を考えれば、改正は大変苛酷なものと判断。地方議会で、この問題を取り上げ、課題を指摘していくことは有意義。賛成。
  • 遠山議員【賛成討論】
    今回の通達変更による納税者のメリットは皆無。また、行政側の一方的な解釈で事業所得を雑所得とすることは、国民主権に反している。しかも、一片の通達で税制の扱いを変更することは、租税法律主義を定めた憲法にも違反する行為。賛成。

意見書案第5号 「国葬」の中止を求める意見書…否決

〔提出議員〕根岸裕美子・遠山智恵子議員

  • 関戸議員【賛成討論】
    国葬は、現憲法制定を機に失効。失効したものをやることが問題、また国葬の実施は国民の権利に抵触する、弔意を個々の国民に対して事実上押し付けていくことになると強く懸念される。また、支出が16億円よりもさらに大きくなる。やめるべき。賛成。

一般会計決算・予算審査特別委員会設置

第3回定例会中に、令和6年2月14日(議員任期満了)までを設置期間とする10人の委員による一般会計決算・予算審査特別委員会を設置しました。昨年・一昨年とは異なり、委員会は予算審査終了後(3月)に解散しません。また、一般会計補正予算に関しては各常任委員会へ分割付託して審査を行います。

  • 委員長 齋藤久代
  • 副委員長 根岸裕美子
  • 委員 須田光雄・海東一弘・落合信太郎・関戸勇・佐藤隆治・結城繁・赤羽直一・加増充子議員

大会議室に奥3列・手前3列で机が向かい合って並んでいる。手前から2から3列目に委員8人が、奥側1列目に正副委員長が座る。
令和4年9月12日から14日まで行われた決算審査

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第3回臨時会

市長提出議案

議案第59号 令和4年度一般会計補正予算(第10号)…可決

〔内容〕生活応援商品券事業、民間保育園・福祉事業所等物価高騰対策支援金など

  • 久保田議員【賛成討論】
    生活支援商品券事業、給食費の負担軽減、民間保育園や訪問型福祉事業所等に対する支援金の交付は、市民の暮らしを守るため、地域経済の活性化のために必要な事業。きめ細やかな事業を実施を願う。賛成。
  • 関戸議員【賛成討論】
    プレミアム付商品券は、1万円で買うことが困難という声や小規模商店は換金の方法を含め登録を見送るなどの声が寄せられたが、今回は商品券が直接全世帯に配布される方式。取扱店や換金方法などの工夫により、より地域経済の活性化を。賛成。

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