ここから本文です。
取手駅北土地区画整理事業の施行面積は約6.5ヘクタール、総事業費が約219億円(見込み)、進捗率は令和6年度末の事業費ベースで約99パーセントとなっています。事業期間につきましては、平成5年から令和8年3月までとして進めております。
取手駅北区画整理事業の概要については「取手駅北区画整理事業の概要」をご覧ください。
全ての道路整備が完了し、進捗率は100パーセントとなっています。
道路の整備効果を写真で紹介します。
幅員6メートル程度の一方通行だった道路が、幅員18メートルから20メートルの相互通行可能な道路となりました。また歩道が整備され、朝の通勤通学時においても歩行者が安心して歩ける道路となりました。
景観性に優れた透水性平板ブロック舗装の整備と白山前交差点周辺に休憩施設と案内、誘導機能を備えたポケットパークを整備しました。
芸術作品展示スペース
事業開始前の治助坂は自動車の相互通行も難しい坂道でした。また、歩道がなく歩行者にとっても危険なカーブのある坂道でした。現在、治助坂の一部が整備され、歩車道分離されました。今後は駅前広場まで整備される計画です。また、沿道では新たな土地利用が進められています。
当事業により新設された全幅12メートルの道路です。駅前交通広場に隣接し高度土地利用が期待されるA街区と取手ウェルネスプラザの間を通り、国道6号と都市計画道路3・4・37号(治助坂)を東西に結ぶ道路となりました。
当事業により新設された全幅12メートルの道路です。都市計画道路3・3・1号(はなのき通り)と都市計画道路3・4・8号を南北に結ぶ道路となりました。なお、はなのき通りとの交差点については流入流出ともに左折のみとなりますのでご注意ください。
宅地の整備状況は、北部地区、C街区、B街区、西部地区、A街区と全ての整備を終えております。
宅地造成後の主な土地活用を紹介します。
B街区には、「市民の健康づくりの推進」と「中心市街地の持続可能な活性化」を進めるための中核的な施設として、取手ウェルネスプラザを平成27年10月1日に整備しました。
年間20万人以上に利用され、市内外のみなさんの健康づくりの場・交流の場として中心市街地の賑わいを生み出しています。また、その実績が評価されて「まちづくりグリーンリボン賞」などを受賞しています。
ウェルネスプラザには、「市民交流支援機能」「健康づくり支援機能」「子育て支援機能」を合わせ持つ複合施設として、保健センターや多目的ホール(400席)、キッズプレイルームなどを配置されています。また、敷地内には四季を感じる樹木を植栽し、屋外ステージを合わせ持つ多目的広場公園を一体的に整備しました。
鉄道と都市計画道路3・4・8号片町・白山前線、3・4・37号取手西口・白山線との間にあるC街区では、平成26年に自転車駐車場「サイクルステーションとりで(CST)」と「歩行者デッキ」の整備を行いました。また、民間医療モールが建設され、駅前にふさわしい街並み景観が形成されました。
平成26年、治助坂から撮影
歩行者デッキによって取手駅と直結したCSTは、通勤・通学における末端交通としての自転車の利便性を向上させること等を目的に整備を行いました。
機械式と自走式を組み合わせたハイブリッド駐輪場で、原動機付自転車を含め合計873台の駐輪が可能です。
オープン以来、大変多くの皆様にご利用いただいており、まちのシンボルとしての外観や優れた機能性などを評価され、2014年度グッドデザイン賞などを受賞しています。
CSTの施設概要や受賞経歴等の詳細については自転車駐輪場「サイクルステーションとりで(CST)」をご覧ください。
取手駅西口ペデストリアンデッキと都市計画道路3・4・8号片町・白山前線とを結ぶ、歩行者デッキの整備を行いました。
歩行者デッキの整備後に交通量調査を実施した結果、都市計画道路3・4・37号(治助坂)で歩行者の断面交通量が整備される前より約54パーセント増加したことがわかりました。これは、歩行者デッキが整備されたことにより、歩行環境のバリアフリー化や歩行者と自転車の経路の分離などが図られたことにより、歩行者の安全と安心、快適性が確保されたことが大きく寄与したものと考えられます。
今後につきましては、周辺道路の改修工事と、ペデストリアンデッキ床版改修工事を行います。最大限の安全性を考慮し工事を進めてまいりますので、何卒ご理解ご協力の程よろしくお願いいたします。