現在位置 ホーム > 市政情報 > 市長・議会・各種委員会 > 市議会 > 市議会の取り組み・活動 > 中学生との協働 > (令和4年度 第2弾)藤代南中&市議会協働事業第2弾 議会を知り・未来を語るを開催しました
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12月20日(火曜日)午後1時40分頃から、藤代南中3年生代表20人の生徒が、取手市議会議場にて「模擬議会」を開催し、未来への提言を行いました。
第1弾は12月16日(金曜日)に、議員11人と議会事務局職員4人が藤代南中生徒と対話しながら、出前授業を行いました。次のリンクからその様子をご覧ください。
藤代南中&市議会協働事業第1弾議員が出前授業(令和4年度)
そして、第2弾となる事業は、中学校では総合的な学習や社会科公民の一環として、また、議会では、学生時代から議会を知り自らが生活している市や議会に関心を持っていただくために実施しました。事業名は「議会を知り・未来を語る」です。
この日は、藤代南中の生徒が中学生議会の議員として議長選挙や自分たちが考えた議案の採決までを行いました。当日の「模擬議会」の日程は次のとおりです。
議場内で議員がスタンバイする中、藤代南中3年生代表の中学生議員の皆さんが到着すると、市議会議員、議会事務局職員が一斉に拍手でお迎えしました。
入場の際は、藤代南中の校歌をBGMとして流しました。
初めて入る議場に緊張しながら入場する生徒の姿に参加議員一同初々しさを感じつつ、よい緊張感のある空気から始まりました。
議会では、議長が決まっていないときの議事進行は「出席議員中の年長議員」が「臨時議長」の職務を務めます。このルールにしたがい、出席生徒議員の中で一番誕生日の早い塚本翔樹(とき)議員が臨時議長を務めました。緊張した面持ちで議長席に着きましたが、議長が決まるまでの進行をしっかりと、丁寧に務めあげました。
議長選挙には、大澤宇宙(そら)君、菅野(かんの)悠太君、前佛(ぜんぶつ)由衣さんが議長職への名乗りをあげ、投票の前にそれぞれ所信表明演説を行いました。
最初に、議席番号の若い大澤宇宙(そら)君の所信表明。「取手市の未来をつくっていくのは私たち。住みやすい取手市をつくるための議会を、議長として聞き、よりよりものにまとめていきたい。」と表明しました。
次に、菅野(かんの)悠太君の所信表明。「市議会議員の方々と関わることができる機会は、僕たち中学生の意見を、取手市に反映させることができるチャンス。この経験を忘れず、将来に活かせるような議会にしていきたい。」と表明しました。
最後に、前佛(ぜんぶつ)由衣さんの所信表明。「私は、取手市を、若者から高齢者まで幅広い世代にとって住みやすく、人々が温かいつながりを持ったまちにしたい。私たちの声で、取手市を変えていくことができると感じられる経験は貴重。取手市の未来をより明るくしていく有意義な議論にできるよう全力を尽くしたい。」と表明しました。
出席生徒議員20人による投票を開始。取手市議会で使用する投票用紙のコピーを使用しての投票です。
各会派の代表生徒議員立ち会いのもと議会事務局職員による開票作業です。疑問票に対する考え方をしっかり述べられていました。
議場内は、選挙結果がどうなるか緊張感に包まれています。
以上の結果から、前佛(ぜんぶつ)由衣さんが議長に当選、就任しました。
投票用紙に自らが議長にしたい生徒議員名を書く場面では、皆、悩みながら記載している様子がうかがえました。残念ながら落選してしまった生徒も、恥ずかしがらず、自ら名乗りをあげ、素晴らしい所信表明でした。
議長席で議事を進行する前佛(ぜんぶつ)生徒議長。緊張しながらも、臨機応変に議長役を務めました。
今回の議場提案は、12月16日(金曜日)に、3年生全員が各クラスを7から8グループ程度に分かれて予選を行った中で、代表の5つのグループの各4名が学年代表として行いました。
取手市議会には、理念や政策を同じくする「会派」が結成されています。これと同様に考え、各グループに会派名と会派代表者をあらかじめ決めていただきました。
生徒は、あらかじめ作成したプレゼン資料を議場内スクリーンに投影して、説明を行いました。
議員提出議案第1号として、「藤代駅の駐輪場の改善」を提案。採決の結果、賛成多数で可決されました。
議員提出議案第1号 Viole党提出議案(PDF:59KB)(別ウィンドウで開きます)
議員提出議案第2号として「住みやすい環境づくり、取手市の魅力を増やす」を提案。採決の結果、全員賛成で可決されました。
議員提出議案第2号 きょうりょく党提出議案(PDF:59KB)(別ウィンドウで開きます)
議員提出議案第3号として「ゴミ箱の設置、ゴミ拾い週間を設ける」を提案。採決の結果、賛成多数で可決されました。
議員提出議案第3号 勝党提出議案(PDF:58KB)(別ウィンドウで開きます)
議員提出議案第4号として「リブどらいカーブミラーに替える、運転者がカーブミラーを見る意識を高める」を提案。採決の結果、賛成多数で可決されました。
議員提出議案第4号 二党提出議案(PDF:57KB)(別ウィンドウで開きます)
議員提出議案第5号として「ゴミ箱を設置する」を提案。採決の結果、賛成多数で可決されました。
議員提出議案第5号 エレガン党提出議案(PDF:53KB)(別ウィンドウで開きます)
各グループの議案の説明を聞き、質疑と討議が行われました。中学生議員や市議会議員から各議案に対する質疑などが活発に繰り広げられました。質疑に対し、一生懸命自らの提案に対する思いを込めて答える姿は印象的でした。市議会議員はさまざまな質疑や討議を真剣な表情で聞き、ときには笑顔が見られました。
採決の前に会議を一度休憩し、生徒議員と各会派の担当の市議会議員や議会事務局職員と対話しました。各グループ大変盛り上がり、再開時間ぎりぎりまで話を深めているグループもありました。議会が1つになっていると感じさせられる瞬間でした。
配信映像には、現在どのような議事が行われているかが分かるような説明などのテロップを流しました。
対話後、前佛(ぜんぶつ)生徒議長のもと採決を実施。1つ1つの議案に生徒議員が真剣に賛否を表していました。配信を視聴してる藤代南中各クラスもそれぞれ1票として表決を行いました。
「これぞ議会」を感じさせられる瞬間でした。
可決した5件の提案は、前佛(ぜんぶつ)生徒議長から金澤克仁取手市議会議長に手渡されました。
金澤克仁議長が生徒議員に対し、講評を行いました。金澤克仁議長は「5つの議案全てが可決されたのは、初めてのこと。これは皆さんがしっかりとした議案を、今まで調査研究を重ねてつくってきた賜物。この可決議案を取手市議会として受け止め、執行部と話をしていきます。本日の中学生議会が、主権者教育の観点から、今後の皆さんの人生の中で大きな出来事となり、皆さんにとってよい経験になることを祈念します。」と述べました。
前佛(ぜんぶつ)生徒議長の閉会宣告後、「生徒議員一同起立」の号令のもと、前佛生徒議長は議長席を降り生徒議員の中心へ。生徒議員と市議会議員、議場内の全員が起立し「ありがとうございました」の前佛生徒議長のあいさつに、皆が「ありがとうございました」の声と拍手が響き渡り、議場内が満面の笑みと温かい空気に包まれました。最後に、全員での記念撮影です。
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