現在位置 ホーム > くらしの情報 > 環境・衛生 > 環境にやさしい生活 > 環境講座・講習 > 取手市サステナブル学習プロジェクト > 取手市サステナブル学習プロジェクト2022 > 【戸頭小学校】児童がステップ4「活動する」に取り組みました
ここから本文です。
市は令和2年8月3日、茨城県で初となる「気候非常事態宣言」を表明し、地球温暖化の緩和策や気候変動への適応策の取組を推進しています。
その取組の一環として、未来を担う子どもたちが持続可能(サステナブル)な未来をつくるための知恵や価値観を育む、取手市「サステナブル学習プロジェクト」を実施しています。
サステナブル学習プロジェクトの初年度となる令和4年度は「とりでおんだんかマスタートライアル2022」と題し、戸頭小学校と戸頭中学校の2校をモデル校に指定し同プロジェクトを実施しています。
また、「とりでおんだんかマスタートライアル2022」は年間で5つのステップを踏んで学んでいきます。
同プロジェクトの詳細は、次のリンクをご覧ください。
取手市「サステナブル学習プロジェクト」がスタートしました
第1回の授業の詳細は、次のリンクをご覧ください。
【とりでおんだんかマスタートライアル2022】戸頭小学校でステップ1「知る」を実施
第2回の授業の詳細は、次のリンクをご覧ください。
【とりでおんだんかマスタートライアル2022】戸頭小学校でステップ3「活動をつくる」を実施
今回の授業では、児童がステップ4「活動する」に取り組みました。
同プログラムでは児童のアドバイザーとして筑波大学と茨城大学の大学生が参加しています。児童は活動によって得られる成果や課題などをICT(情報通信技術)を活用して大学生に報告。大学生は報告内容について児童へ適宜アドバイスし、二酸化炭素削減量などの具体的な数字を用いて成果が見える活動が実施できるように導いていきます。
戸頭小学校で「とりでおんだんかマスタートライアル2022」ステップ4「活動する」を実施しました。
令和4年10月20日
市立戸頭小学校4年生児童(67名)
ステップ4「活動する」では、児童が宮ノ前ふれあい公園で拾ったごみを小学校に持ち帰り、「リサイクルできるもの(ペットボトル・アルミ缶・スチール缶などの資源物)」と「リサイクルできないもの」に分別します。「リサイクルできるもの」については水でよく洗い、汚れを落としてから種類別に重さを計量しデータを記録。その結果を大学生に報告し、大学生から行動に対しての改善点などのアドバイスをもらいました。
はじめに、株式会社プラチナマイスターの常野先生が児童にこれから行う活動の手順等について説明。「清掃活動を通じて気づいたことや感じたことを記録し、その結果を大学生に報告しましょう」と常野先生の呼びかけで活動がスタートしました。
整備されている歩道にはほとんどごみは落ちていませんでしたが、雑木林の周辺に隠れるようにごみが落ちているのを児童が発見。児童は公園の隅々まで熱心に清掃を行い、約20分間という短い活動時間にもかかわらず、ごみ袋の中身はごみでいっぱいになっていました。
また、小学校と宮ノ前ふれあい公園の往復路にも多くのごみが落ちていることに気がついた児童は、道端のごみを拾いながら小学校に戻り、その後、拾ったごみを分別。資源物としてリサイクルするために水でよく洗い汚れを落としました。
拾ったごみの種類や量を改めて確認したことで多くの発見があったようで、児童同士で積極的に意見を交換していました。その後、各教室に戻り、資源物の計量とパソコンへのデータ入力を行いました。入力したデータから、資源物を適切にリサイクルすることでどれだけの二酸化炭素の排出量が削減できるのかを計算し、グラフ化することで、視覚的にもわかりやすくまとめていました。
今回の活動の成果や疑問点をチャットツールを活用して大学生に報告し、大学生から児童へ適宜アドバイス等を行いながら活動を進めていきます。
児童は今後、ステップ5「発表する」としてプレゼンテーションを実施し、具体的な数字に基づいた成果発表や発信等を行います。
関連リンク