現在位置 ホーム > 文化活動・観光 > 歴史・文化財 > 取手市の指定文化財等一覧 > (県指定文化財)東漸寺観音堂・山門・宮殿・棟札
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東漸寺は興隆山寿量院東漸寺と号し、天台宗に属しています。天正2年(1574年)の創建と伝えられていますが、詳しいことは不明です。
境内に建つ観音堂と山門は、平成27年(2015年)1月22日に県の文化財に指定されています。観音堂の建立は寛文7年(1667年)、山門の建立は元禄3年(1690年)で、ともに17世紀後半の建造物です。市内で文化財に指定されている建造物では、県指定文化財の旧取手宿本陣染野(そめの)家住宅の寛政7年(1795年)、長禅寺三世堂(ちょうぜんじさんせどう)の享和(きょうわ)元年(1801年)より古く、国指定重要文化財の龍禅寺三仏堂(りゅうぜんじさんぶつどう)の16世紀前半に次いで、観音堂は2番目、山門は3番目に古いものです。
下の画像が観音堂です。
下の画像が山門です。
観音堂の本尊馬頭(ほんぞんばとう)観音を安置する宮殿(くうでん)と、文化7年(1810年)に観音堂が修理された時の棟札が、附(つけたり)指定されています。
宮殿(くうでん)とは、仏像を収める厨子(ずし)の立派なもので、建物と同じようにつくられているものを言います。
文化7年の観音堂の修理の際に制作された棟札です。右が表面、左が裏面です。