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更新日:2023年12月21日

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自主防災組織未結成地区を対象とした講演会を実施しました(どうもちゃん)

12月17日日曜日、自主防災組織未結成地区を対象とした講演会を開催しました。

自主防災会未結成地区の市政協力員さんや自治会町内会の役員さん等、36人のかたに参加いただきました。
須賀さん講座5

「地域コミュニティが命を救うから共助・自主防災活動で激甚化する災害に備えるから」をテーマに、2015年9月の「関東東北豪雨災害」で大きな被害を受けた常総市根新田町内会事務局長の須賀英雄さんを講師に迎えての講義でした。

須賀さんは、ご自身の被災経験から、日頃からの備え、マイタイムラインの作成の重要性、地域コミュニティ(向こう三軒両隣の近助・共助)の大切さについてお話しいただきました。

皆さん、熱心にメモをとりながら耳を傾けていました。
須賀さん講座3

緊急時の情報共有の取組として、根新田地区では、ショートメール一斉送信システムを構築し運用しています。根新田地区の世帯数は約100世帯です。全員のかたが加入し、普段にも災害発生時にも、このショートメール一斉送信により、正確・迅速に同じ情報が一斉に送信されます。また、世帯全員が、家族の避難行動計画マイタイムラインを作成し、台風接近3日前からの行動がしっかり計画され運用されています。

須賀さんは、災害を自らの事として考えるという個人の意識(自助)が欠落すると、防災・減災は成り立たないと強く訴えられました。
須賀さん講座4

ハザードマップが配布されたのに見ようともしない!

行政が避難指示を出してくれるのでそれまでは安心だ!

避難所に行けば何でもあるので避難用品は用意しない!

避難指示が空振りしたら、行政に苦情を言う!

どうですか、皆さん?

備蓄品・防災用品の点検は日頃からしていますか?

どこにどのように避難しますか?

家の周りの危険箇所の点検はしていますか?

自然災害はがいつ、どこで起きてもおかしくありません。どんな災害がいつ起きても対応できるように日頃からの備えや、自分の身は自分で守るという一人ひとりの意識がとても重要になります。

「いつ、どこへ、どのようにして避難するか」を決めておくという意識を地域の皆さんに常日頃から声掛けしていただき、繋がり合うことの大切さを伝えていただくことから始めてみましょう!

自助・共助の大切さを認識し、日頃から、お互いに助け合い支え合うような関係を作っておくと、地域全体での防災力も高まり、地域の絆も深まります。今回実施された講演会を機に「みんなの地域はみんなで守る」という意識を一人一人が持ち、共助の要である自主防災組織の結成へと繋がっていくように、地域を挙げて、防災を通じた地域づくりを、地域の皆さんと一緒に進めていきたいと思います。

 

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