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更新日:2024年1月11日

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取手の火の見やぐら(その16)、埋蔵文化財センター第51回企画展が開催中です(その6)(飯島章)

ご無沙汰してしまいました。
今回も「取手の火の見やぐら」と「埋蔵文化財センター第51回企画展が開催です」を一緒に紹介します。

(取手名所)絵はがき其七の取手町本通リ

埋蔵文化財センター第51回企画展「絵はがきでよみがえる昔の取手」では、(取手名所)絵はがきを展示しています。
この絵はがきは取手町小室金宝堂の発行で、8枚組になります。
使われている写真の撮影年代と、発行年代は大正時代の初め頃と考えられます。
この(取手名所)絵はがきの其七は、取手町本通リになります。
下の写真です。
(取手名所)絵はがき其七
(個人蔵)
旧水戸街道(現在の県道取手東線)の通りを西側から東側を望んで撮影したものです。

(取手名所)絵はがき其七に写る火の見やぐら

この絵はがきに火の見やぐらが写っています。
左側(北側)の家並みのやや奥手、ハエたたき電信柱の立つあたりを拡大した写真が下になります。
(取手名所)絵はがき其七の火の見やぐらを拡大
ハエたたき電信柱の右側に立つ木柱の真ん中あたり、よく見ると小さな屋根状のものが取り付けられ、その下に半鐘がつるしてあるのがわかります。
おそらくははしご状の火の見やぐらと考えられます。
この場所は、現在は市商工会のビルが建っているところになります。
商工会の前は、昭和45年の市制施行まで取手町役場がありました。
取手町役場の建物は、元は取手警察署でした。
下は、取手警察署の竣工直後の写真を使用した絵はがきです。
取手警察署絵はがき
(竹内孝明家所蔵)
この絵はがきも、第51回企画展「絵はがきでよみがえる昔の取手」で展示しています。
(取手名所)絵はがきの火の見やぐらとハエたたき電信柱の左側に、上の写真に見る取手警察署玄関上の屋根の三角破風が写っているのが見て取れます。

(取手名勝)絵はがきに写る火の見やぐら

この木製の火の見やぐらは、昭和時代の初め頃までには鉄製の火の見やぐらとなったことが(取手名勝)絵はがきの茨城県取手町本通リからわかります。
この絵はがきは、以前にも紹介しています。また第51回企画展「絵はがきでよみがえる昔の取手」で展示しています。
写真は下になります。
(取手名勝)絵はがきの茨城県取手町本通リ
(個人蔵)
右側の通り、鉄製の火の見やぐらが建っているところが当時の取手警察署です。
やはり玄関上の屋根の三角破風が見えます。
(取手名勝)絵はがきは、取手町金宝堂の発行になります。小室金宝堂が金宝堂と改称したのでしょうか。
この絵はがきに使われた写真の撮影年代と、絵はがきの発行年代は昭和の初め頃で、昭和3年頃にまで絞り込めると考えられます。

企画展「絵はがきでよみがえる昔の取手」の会期も残りわずか

8月15日(火曜日)から開催の企画展「絵はがきでよみがえる昔の取手」の会期も、10月22日(日曜日)までとなりました。あと1週間です。
お見逃しのないよう、皆様のご来館をお待ちしています。

今回も手前味噌なささやきで失礼しました。

 

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