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更新日:2023年6月9日

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介護予防活動団体「おしゃべり処ほほえみ」の活動に参加してきました(みるく)

令和5年6月7日、介護予防活動団体「おしゃべり処ほほえみ」の活動に参加してきました。今回は、「おしゃべり処ほほえみ」の活動内容についてご紹介したいと思います。

おしゃべり処ほほえみとは

令和2年1月15日に、地域で自主的に介護予防事業を行う団体として設立され、桜が丘自治会館を活動拠点として活動をしている団体です。主として桜が丘居住者を対象に、認知症予防を中心とした諸活動を実施し、地域住民の健康の維持・増進を目指しています。

活動内容

  • 月1回、回想法おしゃべり会を実施しています。
    グループで楽しくおしゃべりをしている写真です
  • 月1回、ほほえみセミナーを実施しています。専門家を講師に招いた口腔ケア講座や栄養講座、デュアルタスク体操などを実施しています。
    体操をしている画像です

本日の活動内容

本日は「回想法おしゃべり会」の活動内容でした。

6月7日の活動内容です

認知症予防の講話

日本回想療法学会の小林先生の講話(令和5年4月実施)の振り返りを行いました。小林先生によると、アルツハイマー型認知症とは、加齢によって不要なタンパク質が蓄積し、脳内神経細胞が死滅することで、「記憶」が消失し、食事や排泄等の日常生活行動(ADL)に支障を来すこととしています。

認知症の女性の画像です

現段階では根本的な治療薬は完成しておらず、予防が大切です。加齢により10歳から15歳の思い出や記憶を忘れることで、同時期に身に付けたADL記憶も消失してしまう恐れがあるので、10歳から15歳の記憶を維持することが大切だと、小林先生は話しています。記憶を維持するために、回想法おしゃべり療法が有効的です。

回想法スクール事業を紹介します

認知症予防に関する講話を行っている場面です

歌と手指体操

歌を歌うことと手指を動かすことで、大脳を活性化させ、大脳細胞の死滅を防ぐ効果があります。

右手は「グー、パー」、左手は「グー、チョキ、パー」で手指を左右で別に動かす体操を実施しました。その他にも、「肩たたき」の歌を歌いながら手指を動かす体操なども行い、脳が活性化されました。

指運動をしている画像です

回想法おしゃべり療法

今回は、「昭和のお母さんのお仕事」がテーマでした。昭和20年から40年代前後の映像や当時の家電がスクリーンに映し出され、参加者の皆さんから「懐かしい」という声が多く聴かれました。

見た映像をもとに、4人程度1組で回想法おしゃべり療法を実施しました。幼少期の洗濯や掃除の方法などの家事について、当時の記憶を思い起こしながら話をしていきます。「昔は洗剤が大きくて買うのが大変だったよね」など共通の記憶で盛り上がったり、地方と都心部、年代によって「私のときは違ったわ。(あなたは)そのような幼少期を過ごしてきたのね、もう少し詳しく話を聴かせて」など1人1人の意見に耳を傾けて、興味を持ちながら楽しくお話をされていました。
回想療法を行っている写真です
日本回想療法学会の小林先生のもとで研修を修了したレミニシャンが各グループに1名から2名入り、会話が弾むようにアシストしていきます。
「話し手」は当時の記憶を思い出して伝える、「聞き手」は話し手と同じ映像をイメージして会話を楽しむ。不鮮明な部分は話し手に聴いて、グループの皆さんが共通の映像をイメージする。
そのイメージをもとに、別のかたが当時の記憶を思い起こして伝える。
という流れでどんどん会話が弾んでいきます。

活動に参加してみて

指体操をしたり、回想法のおしゃべりを楽しんだり、本日の活動で脳が活性化された感覚になりました。
当時の生活を知らない私にとっては、どれも興味的な内容で、私も一緒におしゃべりを楽しんでいました。

「おしゃべり処ほほえみ」の皆さんは、地域のかたの健康増進や認知症予防のお手伝いをするために日本回想療法学会の小林先生の「回想法スクール」を受講し、今回も8人の修了者がおしゃべりのアシストをされていました。桜が丘地区は、市内の中では現時点で高齢化率が低く抑えられていますが、今後の超高齢社会への対応に向けて皆さんが熱心に活動をされている様子を伺えて貴重な体験になりました。

「おしゃべり処ほほえみ」の皆様、ありがとうございました。

市では、自主的に介護予防事業を取り組む団体に補助金を交付しています。皆さんも団体を立ち上げて、自主的な介護予防に取り組みませんか?
(注意)補助金申請の受付期間は、毎年4月1日から7月末までとなります。
自主的に介護予防事業に取り組む団体に補助金を交付します

 

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