現在位置 ホーム > 防災・安全 > 防災・災害 > 「防災・災害」のお知らせ > 令和5年梅雨前線による大雨及び台風2号による災害の検証結果

印刷する

更新日:2024年11月28日

ここから本文です。

令和5年梅雨前線による大雨及び台風2号による災害の検証結果

令和5年6月2日から3日にかけての大雨により、双葉地区を中心に560件以上の床上・床下浸水が発生するなど甚大な被害がもたらされました。

この経験と教訓を今後の防災や減災につなげられるよう、以下のとおり検証結果をとりまとめ、有識者等のご意見を伺ったうえで地域防災計画の改正などの対策を行いました。

令和5年梅雨前線による大雨および台風2号による災害の検証結果

検証結果概要

浸水被害の原因

排水能力を超える大量の降雨により、双葉地区では排水路や周囲の水田から地区内へ雨水が流れ込んだもの。

被害の概要

現地被害認定調査により、双葉地区では床上判定324件、床下判定240件。その他の地区でも床上判定2件、床下判定10件。

検証のためご意見をいただいた有識者等およびその主な意見

東京大学生産技術研究所 芳村圭教授
  • 消防署と災害対策本部との連絡体制の強化、情報共有が必要である。
  • 水の侵入を防ぐため排水路の嵩上げは重要である。
  • 水位観測センサーの設置は効果的である。
国土技術政策総合研究所 河川研究部河川研究室
  • 住宅地の地盤沈下も原因として考えられる。
  • 排水路の嵩上げが現実的な対策である。

今後の対策、取組

  • 適切なタイミングでの避難情報の発令
  • 防災無線の活用による情報発信
  • 消防や気象台との連絡体制強化
  • 土嚢や水嚢の設置
  • 浸水検知センサー、水位センサーの設置
  • 災害時において国土交通省に対し排水ポンプ車配置要請
  • 可搬式ポンプの追加購入
  • 排水路嵩上げ工事の実施
  • 新川第一・第二排水機場の施設改修に向けた県との協議、検討

双葉地区の復旧・復興状況

  • 住宅の応急修理状況
  • 災害見舞金、被災者生活再建支援補助金等の支給状況
  • 被災者への義援金の配分
  • つつみ幼稚園の復旧状況・通園状況

検証結果詳細

検証結果詳細は以下のPDFファイルをご覧下さい。

令和5年梅雨前線による大雨および台風2号による災害の検証結果報告(PDF:163KB)

今後の対策、取り組みについて

地域防災計画の改正

内水氾濫によるあらたな避難判断基準

  • 双葉地区については大雨警報(土砂災害・浸水害)が発表され、引き続き長時間(概ね6時間)にわたり降雨が予想される場合には、「高齢者等避難」を発令します。
  • 双葉地区については、土砂災害警戒情報が発表された場合「避難指示」を発令します。

防災無線の活用による情報発信

夜間やすでに床下浸水が発生している場合など水平避難が危険な場合には、垂直避難を呼びかけるなど適切な避難方法の周知を行います。

浸水被害減災に向けての取り組み

土嚢、水嚢の設置

田からの水の浸入を防ぐ土嚢や水嚢の設置など防水対策を実施します。

浸水検知センサーの設置

双葉地内の道路冠水発生実績を基に計5箇所に浸水検知センサーを設置し、道路浸水状況を把握し迅速な交通規制などの安全対策を行います。

勘兵衛堀排水路、大夫落排水路の堤防かさ上げ

排水路管理者である福岡堰土地改良区、県南農林事務所と協議し、両農業用排水路の堤防かさ上げを実施します。

PDFファイルなどは音声読み上げソフト等で正しく読み上げられない場合があります。必要に応じてお電話等で個別に対応させていただきますのでご連絡ください。

Adobe Acrobat Readerのダウンロードページへ

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要です。Adobe Acrobat Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。

お問い合わせ

安全安心対策課 

茨城県取手市寺田5139

電話番号:0297-74-2141(代表)

ファクス:0297-73-3450

広告エリア

広告募集要綱