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ストリートアートステージ作品展示
JR取手駅東口前の歩道沿いにあるストリートアートステージ(屋外作品展示台)に東京芸術大学の将来有望な学生が制作した作品を展示しています。近くにお越しの際は、ぜひご覧ください。
ストリートアートステージ作品一覧
stage1

- 作品名 躑躅(つつじ・てきちょく)に憶う(おもう)
- 作家名 柴田 まお(しばた まお)
- 材質 ステンレス鋼
- コンセプト(作者原文のまま)
取手市の制定された植物の一つである「躑躅(つつじ)」の花をモチーフに作品を製作。中央に設置されたツツジの花びら一弁に対し、鏡を向い合わせることで、連続された写像の花びらが映り、一輪の花となる。「躑躅(てきちょく)」とも読むことができるこの言葉には「ためらい、足踏みする」ことを意味し、変化し続けるいま私たちの環境について考え直すことを説いている。視覚的違和感を感じながらも、そんな現代だからこそ生まれるつながりやその距離感について考える作品を設置する。
- 設置年度 令和5年度
stage2

- 作品名 平和な今の為のうそ
- 作家名 高橋 瑠璃(たかはし るり)
- 材質 石
- コンセプト(作者原文のまま)
色々なことの辻褄を合わせる為のたくさんの小さい嘘があたたかい人間味を感じる部分だと思いました。
- 設置年度 令和4年度
stage3

- 作品名 ventifact
- 作家名 小島 樹(こじま いつき)
- 材質 鉄
- コンセプト(作者原文のまま)
ventifact(風稜石)とは砂漠などの乾燥した砂地において、風により運ばれた砂などの粒子によって長い年月を経て削られ、磨かれた石や岩のことである。私が用いる技法において熱しながら酸素を局所的に噴射し、溶融させた鉄の表面にはその風圧によって抉られたような痕跡が残る。その痕跡に私は手の中で自然が加速、圧縮されているような感覚があり、目を奪われた。
- 設置年度 令和4年度
stage4

- 作品名 共鳴プルメリアフリーダム
- 作家名 野口 真美子(のぐち まみこ)
- 材質 ブロンズ
- 寸法 幅24 高さ57 奥行20(センチメートル)
- コンセプト(作者原文のまま)
例えば谷中の霊園で、小学校へ向かう通学路で、タイの寺院で。そびえ立つ樹木に私の心は震える。ロダンの彫像、特に大きな立像の特徴のひとつとして、人体として見ればかなり激しい重心の傾きが見受けられる。モノ化され再構成された人体のイメージ。これはもう樹木であるし、暴力であるし、愛である。物体である私達は体からどこへも行けないし、視点を持っている。光を集める物体としての、樹木と私達の共鳴。
- 設置年度 令和4年度
stage5

- 作品名 鉢の花4-1-2(ブロンズ)
- 作家名 本岡 景太(もとおか けいた)
- 材質 ブロンズ
- 寸法 幅18 高さ35 奥行16(センチメートル)
- コンセプト(作者原文のまま)
紙と酢酸ビニル系樹脂による独自の技法「歪曲張り子」による彫刻を、さらに型取り、鋳造し、ブロンズ彫刻とした作品である。内側の型から剥がされ、再構築されることで自立する「歪曲張り子」による作品は、薄い紙の厚みに作品の身体の量が定められており、これが中空状の作品の形態に大きく影響を及ぼしている。本来主に紙との対話によって現れていた表現は、ブロンズの肉体に置き換えられ、野外に設置されることで、どのような発展を遂げ、時間と空間に対してどのような角度から存在するのか関心がある。
- 設置年度 令和4年度
stage6

- 作品名 assemble wing
- 作家名 関野 正祥(せきの まさよし)
- 材質 鉄
- 寸法 幅274 高さ65 奥行36(センチメートル)
- コンセプト(作者原文のまま)
伝統文化と技術革新がいり乱れる現代に生きる私たちは、インターネット上で形成される疑似的なコミュニケーションによって人本来のつながりが薄まりつつあると感じこの作品を制作した。モチーフである斗組(マスグミ)は社寺建築などの構造を支える部材であり様々な形の材料を組み合わせ成り立っている。本来の上方向に延びていく構造を横に展開し形作ることで、様々な人と人が直接触れ合いひとつのものを作り出す人間の本来の在り方を表現した。
- 設置年度 令和4年度
stage7

- 作品名 ここにある生活
- 作家名 相原 彩七(あいはら さな)
- 素材 ステンレス鋼
- コンセプト(作者原文のまま)
家を出てこの道を歩いて電車に乗って生活を全うする。
そしてまたこの道を通って家に帰る。生活を守り、守られるために。
山を通る風の様に循環した生活がこの土地にあるのだろう。
- 設置年度 令和5年度
設置場所
JR取手駅東口前歩道沿ストリートアートステージ
位置図
