現在位置 ホーム > 文化活動・観光 > 文化芸術 > 「文化芸術」のお知らせ > 令和7年度第34回取手市長賞作品(美術分野)が決定しました!
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令和7年度の第34回取手市長賞(美術分野)作品を、第74回東京芸術大学卒業・修了作品展に出展された作品の中から東京芸術大学の推薦をもとに2点決定しました。取手市長賞(美術分野)についての詳細や過去の受賞作品については、「取手市長賞(美術分野)」をご覧ください。

川村 照乃(かわむら てるの)
大学院美術研究科絵画専攻油画技法材料研究分野
パネルにテンペラ、油彩
縦162×横130.3センチメートル
本作品群は夜景をテーマとする絵画で、テンペラと油彩の混合技法で描かれている。川村さんは一貫して見慣れた風景を切り取ってきた。「昼の光は普遍性を持つのだが、夜の光は時代・文化的背景を色濃く反映する」という主題を掲げる。単なる概念上の主題を凌駕し、はりつめた夜気や無人空間に立ち上がる物の気配を、絶妙に絵画に定着している。画布に定着されている緊迫感のある時間は「いつかの過去」「いつもの状態」でもなく「まさに今」だ。スタイルを基に作る絵ではなく、一枚一枚を真摯に描き上げる絵であり、その邪念のないまっすぐな姿勢も含め、高く評価された。
屋外を歩いていると、綺麗なものがたくさんある。特別に構成せずとも身近な景色が十分なモチーフになると感じるようになった。日頃から意識して景色を眺めると季節は想像以上の速さで移ろい、草木や空の表情はわずかな時間でも変化する。とりわけ私の心を奪ったのが、夜の景色に漂う湿度や人工光が空間に滲む感覚である。光の種類は時代とともに変わり、現代の夜はまるで昼の延長のように明るい。やがて夜が夜ではなくなっていくかもしれない、、、そんな予感を抱きながら近所を歩く時間が、私にとって制作と思考の重要な起点となっている。

高原 彩夏(たかはら あやか)
美術学部工芸科彫金専攻
銅、真鍮、銀
高さ78×幅34×奥行23センチメートル
本作品は希少な生物が生息する自然環境への思い、またそれに対し目を向けてけて欲しい願いを込めた作品であります。日本の固有種である「ヤマドリ」をモチーフに様々な植物の集合体になっております。その植物には様々な思いを込めた4種の植物から構成されています。食物を取り成長を意味する「野苺」、生命力を表す多年草の「菊」、太陽に向かって成長し、発展を象徴的に表した「金蘭」、不透明な昨今の社会情勢を憂い、少しでも希望をもたらす思いが感じられる優秀な作品であります。
この作品は、日本の固有種であるヤマドリをモチーフに制作しています。体はヤマドリが生息する野山の植物で作られています。希少な生物を思い、彼らが生息する自然環境にも目を向けてほしいと願いを込めて制作しました。
体を構成する植物は、頭部から順に野苺、菊、金蘭です。野苺は果実がヤマドリの餌となる植物です。食物として体に取り入れられ、成長していくことを表現しています。菊は、一年中葉をつける多年草であることから、生命力を象徴しています。金蘭は、太陽に向かっていくつもの鮮やかな花を咲かせ未来へと発展していくことを象徴しています。
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